撮像素子16:9のカメラで撮る写真は映画のワンシーンだった
高画素化・小型化競争が激化した2000年代初頭から2010年代初頭はコンパクトデジタルカメラの全盛期と言われ、各社が多種多様なバリエーションのコンデジを製造していました。
この時代は本当に面白いカメラが沢山あるのですが、中でもPanasonicのLUMIX DMC-LX1という高級コンデジが気になりました。

DMC-LX1は2005年発売でこの年代のデジカメとしてはそこそこ高い値段がついていたようです。
今でも人気な機種のようで、中古市場でもジャンクでおよそ6,000円、美品だと1万前後という相場になっています。
この機種が気になった理由はひとつ。
世界で初めて16:9のアスペクト比の撮像素子を搭載したカメラだからです。
一般的なカメラのアスペクト比は3:2や4:3なので、物珍しさに購入しようとしました…が、LX1は背面液晶が4:3のアスペクト比なことに興醒めしてしまい、一旦見送りました。

ヤフオクにて7,000円で購入
撮影機材:Dazzカメラ
調べてみると、LX1の後継機であるLX2も同様の撮影素子なのと、背面液晶も16:9のアスペクト比に改善されていたので、ヤフオクで安くて程度の良い機種を狙って落札しました。
ここからはLX2で撮影した写真たちを載せていきます。




撮影機材: LUMIX DMC-LX2



16:9は、横16、縦9の比率を持つワイド画面のアスペクト比でテレビ、YouTube、映画、ゲーム、プロジェクター、Webコンテンツなど映像系に適しているようです。
その効果なのか、まるで映画のワンシーンのような写真が沢山撮れました。






このアスペクト比は、垂直方向よりも水平方向を広く捉える人間が見やすいように設計されているため、現在の映像コンテンツの標準となっているようです。
なので、このカメラではなるべく水平を意識して撮ってみました。
いつもとは違った撮り方も中々面白かったです。







いつも撮っている3:2や4:3の写真より面積が小さいので、1枚の写真で何を伝えたいかが、より明確になり、被写体の取捨選択が難しかったです。
面積が小さい分、あれもこれも…と被写体を沢山入れると、却って写真が見づらくなってしまうのです。


撮影機材: LUMIX DMC-LX2


撮影機材: LUMIX DMC-LX2
ちなみに、このカメラには画素数1020万画素のCCDが搭載されています。
加えて、レンズは光学式手ブレ補正機構を内蔵する、35mm判換算28~112mm、F2.8~4.9のLEICA DC VARIO-ELMARIT。
なんと天下のLeica様のレンズなのです。
古いカメラではありますが、あくまでも遊び用なので、申し分ないスペックだと思います。




せっかくなので、廃墟や廃工場をモノクロで撮影してみました。
被写体も相まって白黒テレビが出たばかりの頃の映像を切り取ったような写真が撮れました。

私がカメラを100台以上も集めているのは、そもそも写真が好きだからです。
カメラによって撮り方も写り方も全く違うのが面白いと思い、多種多様な写真表現を思案していくうちに手元にカメラが増えていきました。
今回取り上げたLX2も、16:9のアスペクト比の写真に興味があるため購入した次第です。

気づけば35台以上の愛機たちを紹介していました。
このnoteがきっかけで、欲しいカメラができたなら、この上ないくらい嬉しいです。
