活字が怖かった私を変えた、ホコリまみれの宝の山。【第7話】
先週の日曜日。
ひさしぶりに家族で、
近くの大きな『古本屋さん』に寄ってみました。
見渡す限り、本…本…そしてまた本!
そりゃそうですよね(笑)だって本屋さんなんですから。
おはようございます。松田です。
REBORN編。
読んでいただき、ありがとうございます。
前回は、本の「選び方」を変えたら人生が動き出した、
という話でした。
▼前回の話はこちらです。
今回は、字だらけの本を開くだけで、
胸が締め付けられていた私が、
どうやって楽しく読めるようになったか。
そしてようやく、『普通』の考え方ができるようになれた時の話です。
活字が、怖かった。
第6話で出てきた、
あの本。1000ページの、あの本です。
レジのお姉さんに「フフン」と思ってそっとお渡しした時のことは、
今でも覚えています。
ずしっと重かった。
その重さが、なんだか偉くなった気分を味わえた。
「この分厚い本を買う自分」に、正直酔いしれてました。
早速、お気に入りのCDをかけて、
タバコをぷかぷか。
表紙を開く。
1ページ目。
フムフム…。
なんとかついてきている。
30ページ目。
知らない言葉がどんどん出てくる。
「これは100年以上前の日本語か?」
知らない言葉が出てくるたびに、
止まる。
今みたいに「スマホで検索〜!」なんてできない時代。
分からないまま、次の行に進む。
でも次の行も分からない。
ページをめくるたびに、
自分がどれだけ何も知らないかを突きつけられる。
読むたびに、
頭が「ズキン」。
さらに頑張って読み続けていると、
ザワザワしだし、全く文章が入ってこなくなる。
こみ上げるものが止まらず、
無意識に本をバンッと閉じていました。
そしてその本は、
教授クラスのインタビューで背後に映っている
小難しい本のように、「展示品」と、なる。
ホコリをかぶった宝の山
『おかざり』になったあの本から、
しばらく経ったころ。
たまたま立ち寄った古本屋で、
あの『おかざり』があったんです。
ボロっボロ。
のりがきいていなくて、
丁寧にめくらないとページが離れてしまいそうでした。
ページをめくると、ちょっとびっくり。
薄い緑色のマーカーが引いてある。
赤いアンダーラインが引いてある。
そして、メモが書き込まれている。
誰かが、この本と『ファイト』した跡が残っている。
私はその赤い線やメモを頼りに読み込みました。
すると、ところどころ、
身体が反応したんです。
『サムイボ?』それともこれが『武者震い』
ってやつか?
……分かる。そう、分かる。分かるんですよ。
あの1000ページの本では1行も理解できなかった私が、
「ここはこういう意味」
「この単語は、つまりこういうこと」と、
この本の以前のオーナーさんが教えてくれている。
それから私は、
『古本探検』の旅に出ました(笑)。
まるで恋人を探すように。
ボロボロであればあるほどいい。
書き込みが多ければ多いほど、
小躍り(もちろん心の中ですよ!)していました。
ホコリまみれの棚に並ぶ、
誰かが読み込んだ一冊。
それが私にとってかけがえのない「宝」でした。
ようやく、普通の人になれた
それからの私は、少しずつ変わっていきました。
自分のことしか見えていなかった視野が、
本を通じて少しずつ広がっていった。
古本の書き込みを頼りに、
1冊。
また1冊。
気づけば、年間20冊程度、知らないうちに買っていました。
あれだけ拷問だった読書が……楽しい。
本から学んだ(成功事例)ことを、
翌日の仕事で試してみる。
すると、不思議と手応えがある。
毎日、
14時間かけて「中の下」だった成績が、
8時間で「中の上」に変わっていった。
たまにトップ20に顔を出すこともありました。
ようやく、『普通の人』になれた気がした。
いや、正確に言えば「普通の人たちと同じ景色」が、
やっと見えるようになったんだと思います。
そして、知らない街へ。
実は、本を読んでいるうちに、
逆に私の人生を考えさせる「壁」が生まれたんです。
「今の自分の仕事は、社会に貢献できているのだろうか。」
肯定することも否定することも、
正直できなかった。
そして私は、退職を決断。
知らない街で、
知らない仕事に飛び込むことにしました。
普通なら怖い。
でも、あの1000ページすら読めなかった私が、
ここまで来れた。
「違う畑で、自分の可能性を見出したい。」
……この続きは、また次の話で。
▼自己紹介
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ応援お願いします!
いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます! 