船乗りになるための資格、全部教える
「船乗りになりたいけど何から始めればいいかわからん」
そういう人のために、現役船乗り10年の俺が全部話す。資格のこと、学校のこと、誰も教えてくれんかったことまで全部ぶっちゃける。
まず必要な資格はこれ
船乗りになるために最低限必要な資格は4級海技士(航海)か4級機関士(機関)のどちらかたいね。
一般的に499Tサイズの船の航海士として船を操る側なら4級海技士、エンジンや機械を担当する側なら4級機関士。自分がどっちをやりたいかで選ぶとよ。
内航船(日本国内を走る船)はこの4級があれば基本的に乗れる。でもフェリーや客船でバリバリ航海士として働きたいなら、2級海技士くらいまで取っとくと断然強い。
資格は上を目指せば目指すほど、乗れる船の種類と担当できる仕事が広がっていく。最初から上を狙っとくのが、長い目で見たら絶対得やね。
資格はどうやって取るのか
勉強得意なら独学でも大丈夫!!でも独学で海技士資格取れる頭あるなら船乗りはあまりおすすめしないかな。笑
一番スムーズなのは学校に行くこと
船の学校もたくさんあり大きく分けると外航航海士か内航航海士になりたいで行く学校が違ってくる卒業時に3級や4級の海技士資格をもらえる。僕のルートは、水産高校に行って、短期大学校に行って船の世界に入った。
高校の授業で航海の基礎、机の上だけじゃなくて実習もある。実際に船に乗って操舵を体験したりするけん、座学だけより全然実感が湧く。
ただ、「とりあえず資格だけ取れればいい」って気持ちで行くと後でしんどくなる。学校で学んだことが現場で全部繋がってくるけん、ちゃんと吸収しとくといい。
航海士へのルート
内航航海士の資格を取った後、さらに上を目指したいなら海技大学校という選択肢がある。
専門高校から海技大に進むのが航海士への一つのルートたい。航海訓練所ってのがあって船乗りは大体そこで航海実習に行く、現場で即戦力になるための訓練がみっちりある。
もうひとつの選択肢が商船高専。高校と大学をまとめて5年間で学ぶ一貫教育で、卒業時には上位の資格も狙える。時間を効率よく使いたいならこっちがおすすめたい。
最短ルートをまとめると
航海士になる最短ルートはこの2つ。
ルート①内航
海上技術学校(3年)→ 内航航海士
ルート②
海上技術学校(3年)→海技大(2年)→外航航海士
商船高専(5年)→ 外航航海士
どちらも合計5年やけど、どっちも対して変わらんけど、基本海の学校なので田舎に学校がある事が多いが海技大と清水海上技術短期大学校は他の学校と比べると都会にあるからおすすめ。笑
どっちが正解ってわけじゃない。自分の性格と環境に合った方を選ぶといいよ。俺みたいに水産高校から入るルートもあるけんね。
資格を取ってわかったこと
俺が資格を取る時に「これ先に知りたかった」ってことをひとつ言う。
資格を取ることがゴールじゃない。
4級海技士を取って初めて船に乗った時、資格があっても現場では全然通用せんかった。先輩の動きについていけん、判断が遅い、体が動かん。
資格は「この船に乗っていいよ」という許可証に過ぎんとよ。仕事ができる証明じゃない。
現場で揉まれて、失敗して、怒られて、先輩から学んで、ようやく一人前になっていく。資格取得はスタートラインに立っただけたい。
だけん資格を取った後も、満足せずに学び続けてほしい。現場で学べることが一番多いけんね。
船乗りを目指してる人へ
資格の勉強はきつい。学校生活もきつい。
実習で体はしんどいし、試験勉強もある。「なんでこんなことしよんやろ」って思う夜もあると思う。
でも船に乗り始めた瞬間、周りが海だけになった瞬間、満点の星空を初めて見た瞬間。
「来てよかった」って思える日が必ず来るよ。
10年やってきた俺が言うけん、たぶん間違いないよ。笑笑笑
