【船乗りの1日】フェリーで働く俺のリアルな日常、教えます
「船乗りって毎日何してるの?」
聞かれるたびに困る。「基本何の魚取ってるの?」って聞かれる。
だからここに全部書く。
朝:海の上で目覚めるってどういうこと?
まず前提として、俺の「家」は動いてる。
港を出たら次の港まで海の上。当たり前だけど、コンビニもない、信号もない、というか陸がない。
朝起きて窓の外を見ると、ただただ海。晴れてたら最高に気持ちいいけど、荒れてる日は船がぐわんぐわん揺れながら目が覚める。
ちなみにフェリーにはフィンっていう羽みたいなやつが船体についてて、揺れを自動で軽減してくれる。これがないと荒天の日はマジでえげつない揺れになる。乗客がぐったりする前に、縁の下でこいつが頑張ってる。
仕事:プロペラで「速さ」を操る
「フェリーってアクセルとブレーキどうやってるの?」
実はプロペラの角度を変えることでスピードを調整してる。前に進む、止まる、後ろに下がる、全部プロペラの羽の向きで制御。車みたいにガソリンを踏み込むんじゃなくて、羽の角度をじわっと変えていくイメージ。
初めて聞いた人、「へえ〜」ってなったやろ。俺も最初はそうだった。
船乗り用語、陸では通じない問題
ひとつ告白がある。
俺たち船乗りは「甲板」を「こうはん」と呼ぶ。
「かんぱん」じゃない。「こうはん」。
でもスマホで打つと「こうはん」って変換されない。「かんぱん」なら一発で出る。
これが地味にストレスで、陸の人と話すたびに「え、かんぱん?こうはん?」ってなる。船の世界では常識なのに、外では完全に通じない。
船乗り10年以上やってると、こういう「船の中では当たり前、外では謎」なことがいっぱい出てくる。
夜:港に着いたら束の間の陸地
フェリーは夜中に港に着くことも多い。
乗客を降ろして、新しい乗客を乗せて、また出港。その間、俺たちはせっせと働いてる。
華やかな「船旅」のイメージとは全然違う、地味で体力勝負の仕事。でもなぜか嫌いになれない。
貨物船、客船、そしてフェリー。3種類の船に乗ってきたけど、結局ずっと海の上にいる。
それが答えなのかもしれない。
次回は貨物船・客船・フェリーの「全然違う世界」を比べてみる。お楽しみに。
