年の初めに、日光山輪王寺へ
日光は、私にとってのパワースポットです。
初めて訪ねたのは、令和元年のことでした。
直線美を湛える石垣、黒と金のコントラストが織りなす社殿、名だたる武将たちが寄進した銅灯籠、荘厳で鮮やかな陽明門。
どれもが強い存在感を放ちながらも、不思議なほどに調和した美の空間に飲み込まれました。
それからというもの、足しげく日光へ。
東照宮だけではなく、瀧尾神社、二荒山神社、中禅寺、華厳の滝、竜頭の滝、戦場ヶ原、湯滝、湯元温泉などを巡る度に新しい魅力を発見するという繰り返しで、すっかり日光の虜になりました(笑)。
東照宮へお参りした後は、石屋町、御幸町、鉢石町を通る日光街道を歩き、カフェでまったりするのも楽しみの一つです。
ちょっと離れていますが、杉並木の日光街道も江戸時代にタイムスリップしたみたいな感覚になり、鳥肌が立ちます。
さて、日光好きだという前置きはこれぐらいにして…
今年の年初めも日光山輪王寺へ。
昨年に引き続き、大護摩堂で護摩祈祷を受けるためです。

導師の畠山慈朋執行による厳かなご祈祷の中、護摩壇の先に鎮まる五大明王を拝し、今年も健やかに、穏やかに過ごせるよう願いを込めてお祈りしました。

大護摩堂を出ると、雪がちらつき底冷えが一層厳しくなっていたので、五重塔前で甘酒をいただき体を温め、オマケに招福餅を頬張りました。

そんな事が、幸せだな〜としみじみ感じるのですから、早速のご利益かもしれませんね(笑)。


細雪がやみそうにないので、早めに駅へ向かわねばと参道を降り始めたものの、ついつい寄り道を。


✳︎本宮神社一帯は、勝道上人による日光開山の地と伝わる場所です。
雪化粧した参道に佇む、本宮カフェです。
ストーブであったまった店内で、サンドイッチと珈琲をいただき、もう外に出たくない〜と思いながら、しばらくぼんやりと過ごしました。
ー日光の社の中で、珈琲をいただくー
そんな贅沢な時間に感謝しながら、雪が気になりカフェをあとに。

途中、雪化粧している神橋を見ると、新版画の巨匠 川瀬巴水の「日光神橋の雪(1930年作)」が彷彿とされました。
ちなみに川瀬 巴水と言えば、スティーブ・ジョブズが熱烈なコレクターとして知られており、海外でも人気の新版画作家です。
寒い中でも、そんな景色を味わえたので、ちょっと得した気分になりました。


そんな調子で寄り道しながら、JR日光駅に着いた頃にはすっかりと日も暮れていました。
大正元年に建てられた駅舎の灯りが、冷えた身体を優しく出迎えてくれました。


そんなこんなで、年の初めに、日光山輪王寺で活力をいただくことができました。
