一昨日の #11月12日 は、 #日本 では何の日かをまとめてみました。

心平忌

11月12日は、大正から昭和時代にかけて活躍した詩人・草野心平の忌日です。草野心平は1903年に福島県いわき市で生まれ、1988年にこの世を去りました。彼は「蛙の詩人」として知られ、生涯にわたって蛙をテーマとした詩を書き続けました。代表作には詩集『第百階級』や『定本 蛙』があり、後者では第1回読売文学賞を受賞しています。また、宮沢賢治や八木重吉などの詩才を発掘・紹介し、詩壇の発展に大きく貢献しました。文化功労者や文化勲章受章など、その功績は高く評価されています。この日を中心に、福島県いわき市の心平生家では「心平忌」や「心平を語る会」が開催され、彼の遺徳が偲ばれています。

島尾忌

島尾敏雄は昭和時代を代表する小説家で、1917年に神奈川県横浜市で生まれ、1986年11月12日に出血性脳梗塞のため69歳で亡くなりました。九州帝国大学で東洋史を専攻した後、海軍予備学生として第十八震洋特攻隊指揮官となり、奄美群島加計呂麻島に赴任しました。この地で後に妻となる島尾ミホと出会い、その体験が彼の文学活動の原点となりました。戦後、「出孤島記」で第1回戦後文学賞を受賞し、『死の棘』では芸術選奨、読売文学賞、日本文学大賞を受賞するなど、数々の文学賞に輝きました。毎年11月12日には、奄美大島の鹿児島県奄美市名瀬において「島尾忌」が行われ、親族や関係者が参列して彼の遺徳を偲んでいます。

洋服記念日

洋服記念日は、全日本洋服協同組合連合会が1972年に制定した記念日です。1872年(明治5年)のこの日、「礼服ニハ洋服ヲ採用ス」という太政官布告が出され、それまでの公家風・武家風の和服礼装が廃止されました。これにより役人は大礼服・通常礼服を着用することとなり、日本における洋服文化の始まりを象徴する出来事となりました。東京都洋服商工協同組合では、明治天皇の御遺徳を崇敬し、毎年この日に明治神宮へ参拝し、記念式典を挙行しています。洋服は西洋風の衣服を指し、19世紀末以降の近代化とともに日本でも広く使用されるようになりました。現在では背広やドレス、Tシャツやジーンズなど、多様な洋服が世界中で着用されています。

皮膚の日

皮膚の日は、日本臨床皮膚科医会が1989年に制定した記念日です。「いい(11)ひ(1)ふ(2)」という語呂合わせから11月12日が選ばれました。この記念日は、皮膚の健康と皮膚疾患についての正しい知識の普及、そして皮膚科の専門医療に対する理解を深めることを目的としています。2017年には一般社団法人・日本記念日協会により正式に認定・登録されました。日本臨床皮膚科医会は全国に約4600人の会員を擁する組織で、毎年「皮膚の日」の前後には全国各都道府県において、一般の人々を対象とした講演会や皮膚検診、相談会を多数開催しています。

「四季」の日

「四季」の日は、名古屋市の宗次ホール代表である宗次徳二氏が2010年に制定した記念日です。宗次氏は「カレーハウスCoCo壱番屋」の創業者として知られています。1970年4月18日、結婚前の宗次氏が妻の直美さんに、自身がクラシック好きになるきっかけとなったヴィヴァルディの「四季」をプレゼントしました。その思い出を大切にし、二人にとって40回目の結婚記念日である2010年11月12日にこの記念日を制定しました。宗次ホールでは毎年この日にコンサートを開催し、カップルや夫婦で「四季」を聴き、四季の移ろいを二人で力を合わせて歩んでもらおうと呼びかけています。

コラーゲンペプチドの日

日本ゼラチン・コラーゲンペプチド工業組合が制定したこの記念日は、2009年11月12日に「第1回コラーゲンペプチドシンポジウム」が開催されたことに由来します。また、「いい(11)ひ(1)ふ(2)」という語呂合わせも採用されています。コラーゲンペプチドは、ゼラチンを分解し低分子化した高純度のタンパク質で、体内に吸収されやすいため効率よくコラーゲンを摂取できます。肌の潤いを保ち、新陳代謝を盛んにして脂肪の蓄積を抑えるなどの効果が期待されており、美容や健康のための素材として近年注目を集めています。食品・飲料や化粧品、医薬品など多彩な分野で活用されています。

ベビーカーにやさしいまちづくりの日

一般社団法人「ベビーカーの利用環境づくり推進協議会」が制定したこの記念日は、「ベビーカーにやさしいいい(11)まちで育児(12)しやすい環境づくり」という語呂合わせから11月12日が選ばれました。2016年に日本記念日協会により認定・登録されています。ベビーカーを利用しやすい環境づくりに取り組み、社会全体で子どもをやさしく見守り子育てを行っていく「子育てしやすいまち・環境づくり」を目指しています。同協議会では、幼稚園・保育園および公共の場への「ベビーカー置き場」の設置促進、「オリジナルベビーマーク」の浸透、記念日の啓発を3つの目標として掲げています。

いいにらの日

高知県農業協同組合(JA高知県)が制定したこの記念日は、高知県で「にら」の出荷量が増える11月と、12日を「いい(1)に(2)ら」と読む語呂合わせから選ばれました。2020年に日本記念日協会により認定・登録されています。高知県は「にら」の生産量・出荷量ともに日本1位を誇り、その割合は全国のおよそ4分の1を占めています。温暖な気候と長年の研究により、ハウスと露地栽培で周年栽培・出荷を実現しています。高知県産の「にら」は肉厚でやわらかく、香りが強いことが特長です。また、エコシステム栽培により環境に優しい栽培を行っています。

パレットの日

日本パレット協会が制定したこの記念日は、物流用パレットのJIS規格における主要なサイズ、11型(1100×1100mm)と12型(1200×1000mm)にちなんで11月12日が選ばれました。2020年に日本記念日協会により認定・登録されています。パレットは物流に用いる荷役台で、工場やトラック、倉庫などでの荷役作業の効率化や生産性の向上を目的として使用されます。平パレット、ボックスパレット、ロールボックスパレット、ポストパレットなど多くの種類が存在し、素材も木材、金属、プラスチック、紙など多様です。日本の物流において、パレットは荷役作業の効率化に欠かせない存在となっています。

留学の日

一般社団法人・海外留学協議会が制定したこの記念日は、1871年(明治4年)11月12日(旧暦)に山川捨松や津田梅子など日本初の女性国費留学生5人が、岩倉使節団とともに留学先のアメリカへ出発したことに由来します。2022年に日本記念日協会により認定・登録されました。男性だけでなく女性にも留学の機会が与えられたことから、留学が本格的に日本人に開放された象徴的な日とされています。留学経験を通じてグローバルに活躍し、日本に貢献する人材を多く輩出するため、記念日をきっかけに留学の啓蒙を行っています。同協議会は「JAOS留学アワード」というイベントも企画・運営しています。

マイクロニードル化粧品の日

コスメディ製薬株式会社が制定したこの記念日は、同社が世界で初めてマイクロニードル化粧品を発売した2008年11月12日に由来します。また、「いい(11)皮膚(12)」という語呂合わせも採用されています。2023年に日本記念日協会により認定・登録されました。同社が開発した「溶解型マイクロニードル」は、注射針のような金属ではなく、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの美容成分でできた微細なニードルが肌で溶ける革新的な技術です。「美容注射に代わる、溶ける針コスメ」として多くの人々のスキンケアを劇的に変え、医療領域における活用範囲の拡大も期待されています。

AI音声活用の日

株式会社CoeFontが制定したこの記念日は、同社の設立日である2020年11月12日に由来します。2023年に日本記念日協会により認定・登録されました。人工知能(AI)による音声技術の進歩と普及を祝い、AI音声技術の重要性を理解し、その新たな活用の可能性を探求することを目的としています。同社はAI音声プラットフォーム「CoeFont」を提供しており、誰もが安価で利用可能なAI音声サービスを展開しています。2023年は多彩な生成AIソリューションが市場に登場し、「生成AI元年」と呼ばれる年となりました。AI音声技術の発展に貢献する人々に感謝し、未来に向けた共有のビジョンを築く場としています。

酉の市(11月 年中行事)

酉の市は毎年11月の酉の日に行われる祭礼で、鷲神社や酉の寺、大鳥神社など鷲や鳥にちなむ寺社の年中行事として知られています。関東地方を中心とする祭りで、開運招福・商売繁盛を願います。多くの露店で威勢よく手締めをして「縁起熊手」を売る祭りの賑わいは、年末の風物詩となっています。熊手は幸運や富をかき集める商売繁盛の縁起物です。2025年は一の酉が11月12日、二の酉が11月24日となります。江戸時代から続く年中行事で、俳人・松尾芭蕉の弟子・宝井其角が「春を待つ 事のはじめや 酉の市」と詠んだように、正月を迎える最初の祭りとされてきました。


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