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【雑談】学生時代を思い出す本

クローゼットの中を整理していたら
なくなったと思った本が出てきました。

「連戦連敗」 安藤忠雄 著

大学生の時に読んだ本です。
表紙を見ると学生時代のことを思い出します。

この本は東京大学大学院での講義内容をまとめたもので、
学生当時「建築を語る」という本とともに、
人気があった本でした。
今見たら出版が2001年。
Amazonでもまだ売っているみたいなので
今の学生さんたちにも読まれている本かもしれません。

自分は大学で建築を勉強していたわけですが、
学生の時の設計の授業がとにかく苦痛だった
ことを思い出しました。

設計課題で2,3日徹夜して、よーやく完成した物を
「何これ、わけがわからない」という一言で評価終了したり、
せっかく作った模型をここはダメといいながら、
どんどん破壊されたりされてたんです。

講師の連中を片っ端から鉄パイプで殴ってやろうと何度思ったことか。
そんなときにこの本を読みながら、
「我慢、我慢」って言い聞かせた記憶があります。

今思えば、作ったものが相当ひどかったんだろうから
仕方がないなと思えるんですけどね(笑)

個人的にこの本で勉強になったと思うこと。

  • その作品ができあがるまでの思考のプロセス

  • 手を動かすことが大切

どんな建物にもそのプランが完成するまでに、
いくつもの思考のプロセスがあります。
どんな問題点があって、
その問題に対してどんな解決を図ったかとか。

この思考のプロセスは
自分で設計をするときにとても参考になると思います。
言葉は悪いですが、いろいろな建物のそれを盗むべきです。

アイデアというか思考のストックがたまってこないと
いざ自分で建物を計画するときにアイデアが出ないんですよね。
盗んだ物をそのまま使ったら、それは盗作になるのでダメだけど、
アイデアを自分なりに再解釈して、
その結果出たアイデアは自分のオリジナルになるのです。

「オリジナルなアイデアは、先人たちの数多くのアイデアから生まれる」

と、強く思っています。
だから、理系にもかかわらず歴史の勉強をするんだろうし。
(ちなみに、僕は西洋建築史を専攻してました)

それに、過去のたくさんのアイデアを知らなきゃ、
自分が考えたアイデアがホントに新しい物なのかもわからない。
以前に誰かが同じようなことを考えて、
すでに発表されているかもしれない。
常に「アイデア泥棒」でなければならないと思います。
念を押しますが、盗んだ物はそのまま使ったんじゃ意味がありません。

この本には写真とか図面とか資料がたくさん載っています。
中でもスケッチがたくさん載っているのが印象的でした。
ちなみに、僕が買ったのはサイン本なので、
表紙の裏の部分にもサインと絵が描いてあります。

本にも書いてありましたが、
このアイデアスケッチが
建物を考える最初の一歩になるそうです。

どこかの雑誌にも安藤さんは
旅をするといろんなスケッチがたまるらしく
そのスケッチした物がたくさん載っていました。

デジタル化した世の中ですが、
模型を作ったりスケッチしたり、
アナログ的なことも建築の世界では
まだまだ大事なのかもしれません。

絵が下手なのでスケッチすることは避けていたし、
模型を作るのもプランがほとんど完成してから作るだけでした。
(模型を作る材料代をケチったという理由も少しある)

あと、この本は建築科が書いた本にしては
とても読みやすい本だと思います。
建築に関わっていない人でも読み物として
十分読むことができる。

建築家の書く本は、かっこつけてるのかしらないけど、
文章が難しくて訳がわからないのです。
(自分の国語力がないだけなのかもしれないが…)

大学を卒業後の自分は
設計ではなく、現場管理の道に進みました。
設計の仕事してないのであまり説得力がないかも
しれませんが、何をやるにしても、
最初の一歩は真似ぶ(学ぶ)ことなんじゃないかと思います。

そうだ、よく考えたら
今放送大学の学生やってるんだった。

おわり。

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