見出し画像

常春の管理人:ATC-001 ミハル・スワロウテイルのできるまで

#アトリエくろにか は架空のVtuber事務所です。
所属タレントは全員象徴する年代設定を持つ
「ヒストリカルVtuber」です。

年代設定:巨大な袖と細身のスカート

年代:1890年代

1890年代の特徴として挙げられるのは巨大な袖(gigot:レッグ・オブ・マトンスリーブ)です。

それに対してスカート部分は、1880年代までのバッスル・スタイルに比べてスマートで自然になっています。
つまり、腰の後ろの張り出しやスカート全体のボリュームが抑えられ、より細身のシルエットになっているのです。

ミハルも肩幅を大きく超える袖のシルエットを活かしたデザインですが、「温室の管理人」という職業設定から、腕全体を覆う袖ではなく、肘までの手袋をはめたやや軽やかで温暖なイメージのデザインにしています。

また、スカートは細身のシルエットですが、1880年代以前の特徴――スカートそのものが布を重ね、装飾を凝らして作られている――を色濃く残したデザインにしています。
年代が下がるとスカートはよりシンプルで裾広がりのシルエットになっていくのですが、ミハルのスカートは「シルエットは1890年代」「装飾デザインはやや時代錯誤」というバランスです。

モチーフ:花に三春の約あり

モチーフ:燕
職業:温室の管理人

ミハルのモチーフの要は「燕」です。

燕は春に日本に渡ってきて営巣し、子育てをする渡り鳥ですが、その「春のイメージ」「温室の管理人という設定」がミハルのデザインの核心となっています。

燕尾をイメージした帽子のシルエット。
ドレスの全身に散らした花のモチーフは、1890年代ごろの流行りでもありますが、温室と春のイメージでもあります。

「花に三春の約あり」という言葉から、ミハルの名前もつけられました。

花は早春、仲春、晩春のうちに約束を果たすかのように咲く、という言葉です。

そのころ燕も子育てをし、人間は田植えをする。

春という季節を温室に閉じ込め、そこで作業配信をしているのがミハルというVtuberなのです。


【参考資料】

1890年代当時のファッションプレートをPinterestで収集しています。


ヒストリカル・ファンタジーに強い衣装デザインのご依頼はこちら👇


いいなと思ったら応援しよう!

鳩居ぼたん チップをいただけるとシンプルに食費が増えます。