物価高を笑い飛ばせ!50代おじさんの聖域、ブックオフ「CD掘り」のススメ
いやね、先週コンビニでおにぎりを2個買ったら480円でしたよ。
思わずセルフレジの前で固まって、後ろに並んでた若いお兄ちゃんに迷惑をかけてしまいました。申し訳なかった。でも正直、「これって笑うところ?泣くところ?」と一瞬だけ本気で悩みましたよ。
ガソリンは上がる、定食は千円超え、缶ビールすら値上がりして……我々50代のお小遣い事情は、90年代の就職氷河期をリアルタイムで経験した身には、どこかデジャヴ感すら漂っています。
そんな中。
私には週末の「密かな楽しみ」があります。
ブックオフのCDコーナーという名の、異次元空間
ブックオフのCDコーナーに足を踏み入れた瞬間、何かが変わります。
物価高? 関係ない。 老眼? ちょっと関係ある(老眼鏡は必携です)。
200円、280円、500円。
棚に並んだプラケースを指でパラパラと送るあの感触、わかりますか? あの「シャッシャッシャッ」っていう音。スマホのスワイプとは違う、確かな「質量のある行為」です。なんなら、これだけで軽く5分は幸せになれる。
そして不意打ちのように現れる、あの一枚。
「……え、これ、あのアルバムじゃないか」
280円で買えるタイムマシン
正直に白状すると、20代の頃に買えなかったCDが山ほどあります。
当時はお金がなかった。バイト代で生活費を払ったら、新品のCDを月に1、2枚買うのが精一杯。「輸入盤なら安い」と意気込んで渋谷のレコード屋まで行ったくせに、値段を見て諦めて帰ったことも一度や二度じゃない。
それが今、280円で手に入る。
これは「安い」のではなく「リベンジ」です。
缶コーヒー2本分で、あの頃の宿題を片付けられる。買って帰って古いCDプレーヤーにセットして、ソファに深く沈みながら聴く。歌詞カードを老眼鏡越しにじっくり読む。――これは、若い頃にはできなかった贅沢な時間の使い方です。
「知らない」という最高のギャンブル
もうひとつの楽しみが、「ジャケ買い」。
知らないアーティストの、知らないアルバム。でも何か引っかかるジャケット。「この髭面、絶対いい音出してそうだな」「このタイトル文字のフォント、ただもんじゃない」――そういう根拠のない直感で500円を賭ける。
これが当たったときの快感は、宝くじの比じゃないですよ。
だって宝くじは夢を買うだけだけど、こっちは本当に「未知の音楽」と出会えるんだから。50代になって、まだこんなワクワクが味わえるとは思わなかった。
外れても500円。それはそれで「まあそういう日もあるよな」で済む金額です。このリスクの低さもまた、おじさん向けギャンブルとして完成されています。
結論:感性だけは値上げさせるな
物価高に負けるのは仕方ない部分もある。でも、感性まで値上げに負かされてはいけないと思っています。
数百円で「音楽少年だった自分」に戻れる趣味を、我々はたまたま持っている。これは、けっこう幸運なことじゃないかと。
今週末、ちょっとそこまで「CD掘り」に出かけませんか。
最高の掘り出し物が、あなたの指先を待っていますよ。
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