炊飯器レシピ25選|ごはん以外も作れる簡単おかず・スイーツ

炊飯器を、ごはんを炊く道具のまま眠らせておくのはもったいない家電です。スイッチを押して待つだけで、主菜も蒸し野菜もスイーツも作れます。
この記事では炊飯器で作れる料理を25品、ごはんもの7品・メインおかず8品・蒸し野菜5品・スイーツ5品に分けて、材料と手順の目安つきでまとめました。
あわせて、吹きこぼれ・加熱不足・保温放置といった失敗しやすいところも、公的機関の資料とメーカー公式仕様を確認しながら整理しています。
まず一台、間違いのない炊飯器と道具
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炊飯器、ごはんを炊くだけで眠っていませんか


朝は時間がなくて弁当のおかずを一品増やせない。平日の夜は仕事から帰ってコンロの前に立つ気力が残っていない。
そんな日々を過ごしていると、キッチンの片隅にある炊飯器はただ白いごはんを炊く道具のまま止まってしまいがちです。
実は炊飯器は「スイッチを押して待つだけ」で主菜からおかず、蒸し野菜、スイーツまで作れる万能調理家電です。鍋の前に張り付く必要も、火加減を気にする必要もありません。
材料を入れてボタンを押せば、あとは炊飯器が仕事をしてくれます。
この記事では炊飯器レシピの定番ジャンルを一気に見渡せるようにまとめました。気になるジャンルが見つかったら、そこから自分の炊飯器の取扱説明書と照らし合わせて試してみてください。
調べ・試した編集部が、失敗しにくいポイントも合わせて紹介します。
炊飯器調理の基本と注意点

炊飯モードと早炊きモードの使い分け
白ごはんを炊く通常モードは、吸水・加熱・蒸らしの工程がバランスよく設定されているため、炊き込みごはんや具入りごはんとの相性が良いとされています。
早炊きモードは吸水時間を短縮する分、芯が残りやすい傾向があるため、具材を多く入れるレシピにはあまり向かないといわれます。時間に余裕があるときは通常モードを選ぶのが目安です。
保温モードとおかゆモードの役割
保温モードは炊き上がったごはんの温度を保つための機能で、基本的には長時間の加熱調理を想定したものではありません。ただしローストビーフのように、保温を低温調理として活用する方法もあります。
その場合は中心温度と保持時間の管理が安全のカギになります。本記事の「安全に作るための温度と時間の目安」で厚生労働省の基準を整理しているので、そちらを確認しながら進めてください。
一方でおかゆモードは水分量が多い状態でもじっくり加熱できるよう設計されているため、スープ状の煮込み料理に応用されることもあります。
それぞれの機種で対応状況が異なるため、取扱説明書の記載を目安に確認してから使うと安心です。
吹きこぼれと具材量の上限に注意
炊飯器の内釜には炊飯時の水量目盛りが記されていますが、具材やソースを加えるレシピではその目盛りを超えやすくなります。
目盛りを超えると加熱中に吹きこぼれ、内釜の外側やヒーター部分に汁が漏れて故障の原因になることがあります。具材を入れる前に総量が目盛りの範囲内に収まっているか、必ず確認する習慣をつけましょう。
加熱不足による食中毒に気をつける
炊飯器は密閉性が高く均一に加熱されやすい調理家電ですが、肉料理や卵料理では中心部までしっかり火が通っているかを必ず確認してください。
特に鶏肉や豚肉のかたまり肉は中心が生焼けのまま仕上がることがあります。炊き上がり後に竹串を刺して透明な肉汁が出るか、切って中心の色を確認するなど、加熱不足を防ぐひと手間を省かないようにしましょう。
炊飯器調理の向き不向き|鍋・フライパンとの比較
炊飯器はほったらかし調理の代表格ですが、どんな料理にも万能というわけではありません。鍋やフライパン、電子レンジと比べて何が得意で何が苦手なのかを整理しておくと、レシピ選びで失敗しにくくなります。
得意な料理:炊き込みごはん・角煮・煮込み・蒸し料理・スイーツの土台作りなど、じっくり加熱する料理は炊飯器が得意です。
つきっきりの必要:鍋やフライパンは火加減を見張る必要がありますが、炊飯器はスイッチを押したあとほぼ手を離せます。
仕上がりの見た目:焼き色や照り、パリッとした食感は炊飯器では出しにくく、フライパンのほうが得意です。
後片付け:炊飯器は内釜1つで完結しやすい一方、フライパンは油はねや焦げつきの掃除が発生しやすくなります。

実際に照り焼きやグラタンの焦げ目づくりを炊飯器で試すと、色づきが弱く想定外の仕上がりになりやすいというのが編集部の実感です。見た目にこだわりたい料理、写真映えを狙いたい料理は、無理に炊飯器へ寄せず鍋やフライパン、オーブントースターを使うほうが後悔しにくいでしょう。
逆に、多少見た目が地味でも味が決まればいい煮込み料理や、蒸し器を出すのが面倒な蒸し野菜は、炊飯器に任せたほうが他の家事と並行しやすく、失敗も少ない調理法です。
容量の比較と使い分け|3合・5.5合・1升
炊飯器でおかずまで作るなら、炊飯容量の選び方も重要です。世帯人数や置き場所の条件によって、3合・5.5合・1升のどれが向くかが変わります。パナソニック公式サイトの選び方ガイドと、タイガー魔法瓶公式サイトの仕様をもとに、容量ごとの目安を整理しました。
3合前後の小容量:パナソニック公式サイトでは「ひとり暮らしの方には3合炊きサイズがおすすめ」とされています。タイガー魔法瓶公式サイトの小容量モデルJPD-G060は、白米の炊飯及び保温米飯容量が0.09〜0.63L(0.5〜3.5合)。3合ちょうどではなく0.5合から3.5合までを炊ける機種です。幅22.7cm×奥行30.5cm×高さ19.4cm、質量約5kg、消費電力705Wです。
5.5合:パナソニック公式サイトでは「3〜4人家族ならまずはこのサイズを中心に選ぶ」とされています。タイガー魔法瓶公式サイトの現行モデルJPV-L100は幅25.7cm×奥行38cm×高さ21.4cm、質量約5.4kg、定格消費電力1,100Wです。
1升:パナソニック公式サイトでは「5人以上の家族、複数世帯の方は1升炊ける炊飯器があると安心」とされています。タイガー魔法瓶公式サイトの現行モデルJPV-L180は幅28.6cm×奥行40.6cm×高さ25.3cm、質量約6.6kg、定格消費電力1,210Wです。

炊飯容量は「炊ける量」であると同時に「一度に作れるおかずの量」の上限でもあります。なお公式仕様に載っている0.09〜0.63Lなどの数値は内釜そのものの容積ではなく、「白米の炊飯及び保温米飯容量」です。小容量クラス(JPD-G060=0.5〜3.5合)は目安200〜300g程度、5.5合クラス(JPV-L100)は目安500g前後、1升クラス(JPV-L180)は目安800g〜1kg前後までを編集部の目安として想定すると、目盛りを超えて吹きこぼれる失敗を防ぎやすくなります。
「うちは何合がちょうどいいんだろう」と迷ったら、まずは家族の人数に合わせて選ぶのが失敗しないコツです。公式仕様を確認したうえで容量を決めたら、圧力IHの実力を確かめられる上位モデルを次で紹介するので参考にしてください。
確かな炊き上がりで選ぶなら
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ごはんものアレンジレシピ(7品)


定番の炊き込みごはん
米と具材、調味料を内釜に入れて通常モードで炊くだけの炊き込みごはんは、炊飯器レシピの入り口として人気の高いジャンルです。きのこ、鶏肉、根菜など季節の具材を組み合わせるだけで献立の主役になります。
調味料を入れたあとに水を目盛りまで足すのが基本の目安です。
米2合
鶏もも肉100g前後
しめじやまいたけ100g前後
にんじん1/3本
しょうゆ大さじ2・みりん大さじ1・酒大さじ1
研いだ米を内釜に入れ、先に調味料を加えてから水を2合の目盛りまで注ぎます。
具材は混ぜ込まず上に平らに広げ、通常モードで炊きます。
炊き上がったら底からさっくり返し、5分ほど蒸らしてから盛り付けます。
洋風に仕上げるピラフ
バターで軽く炒めた米と玉ねぎ、ベーコンなどを炊飯器に入れてコンソメで炊き上げると、洋風の香りが立つピラフになります。
炒める工程を挟むひと手間で本格的な風味に近づきますが、炒めずに材料を入れるだけの簡易版でも十分に楽しめます。
米2合
玉ねぎ1/2個(みじん切り)
ベーコン50g前後
マッシュルームやコーン適量
バター10g・コンソメ顆粒小さじ2・塩こしょう少々
米は洗ってざるにあげ、内釜に入れてコンソメを加え、水を2合の目盛りまで注ぎます。
玉ねぎ・ベーコン・具材を上にのせ、バターを中央に置いて通常モードで炊きます。
炊き上がったら全体を混ぜ、塩こしょうで味をととのえます。
本格派に挑戦するパエリア
魚介やパプリカ、サフランなどを使ったパエリアも炊飯器で作れるレシピとして知られています。
まずは具材を絞ったシンプルな配合から試すと、水加減が読みやすくなります。
米2合
えび・あさり・いかなどの魚介合わせて200g前後
パプリカ1/2個
玉ねぎ1/4個(みじん切り)
サフラン少々(またはターメリック小さじ1/2)
オリーブオイル大さじ1・コンソメ顆粒小さじ2・塩少々
サフランは大さじ2ほどの湯に浸して色を出しておきます。
洗った米を内釜に入れ、サフラン液と調味料を加えてから水を2合の目盛りまで注ぎます。
魚介と野菜を上に並べ、通常モードで炊きます。
殻付きの魚介は塩気が出るので、塩は炊き上がりに味を見てから足すと失敗しません。
もちもち食感の中華おこわ
もち米と干し椎茸、豚肉などを合わせて炊く中華おこわは、もちもちとした食感が魅力です。
もち米は白米と吸水率が異なるため、パッケージに記載された水加減の目安を確認してから炊くと失敗しにくくなります。
もち米2合
豚バラ薄切り肉100g前後
干し椎茸2枚(戻して薄切り)
たけのこ水煮50g前後
にんじん1/3本
しょうゆ大さじ2・オイスターソース大さじ1・ごま油小さじ1・酒大さじ1
干し椎茸の戻し汁は捨てずに取っておき、水と合わせて使います。
洗ったもち米を内釜に入れ、調味料と戻し汁を加えてから水を2合の目盛りまで注ぎます。
具材を上に広げ、おこわモードがあればおこわモード、無ければ通常モードで炊きます。
鶏の旨みで炊くカオマンガイ
鶏もも肉をごはんの上にのせて炊くだけで、鶏の旨みが米に移ったタイ風のチキンライスになります。
米2合
鶏もも肉250〜300g
しょうが1片(薄切り)
長ねぎの青い部分1本分
鶏がらスープの素小さじ2・酒大さじ1・塩少々
洗った米を内釜に入れ、鶏がらスープの素と酒を加えてから水を2合の目盛りまで注ぎます。
米の上に鶏もも肉を皮目を上にして置き、しょうがとねぎをのせて通常モードで炊きます。
炊き上がったら鶏肉を取り出して食べやすく切り、ごはんを混ぜてから盛り付けます。
鶏肉は厚みがあるので、竹串を刺して透明な肉汁が出るかを必ず確認してください。
とうもろこしごはん
芯ごと一緒に炊くと甘い香りが米全体に回り、砂糖を足さなくても甘みを感じるごはんになります。
米2合
とうもろこし1本
塩小さじ1・酒大さじ1
とうもろこしは実を包丁でそぎ落とし、芯は捨てずに取っておきます。
洗った米に塩と酒を加えて水を2合の目盛りまで注ぎ、実と芯をのせて通常モードで炊きます。
炊き上がったら芯を取り除き、実をつぶさないようにさっくり混ぜます。
丸ごとトマトごはん
トマトを丸ごと1個のせて炊き、最後に崩して混ぜるだけで洋風の混ぜごはんになります。
米2合
トマト中1個(200g前後)
ツナ缶1缶(70g前後)
オリーブオイル大さじ1・コンソメ顆粒小さじ2・黒こしょう少々
洗った米にコンソメを加え、水を2合の目盛りまで注ぎます。
ヘタをくり抜いたトマトを中央に置き、汁ごとのツナとオリーブオイルを加えます。
通常モードで炊き、炊き上がったらトマトを崩して全体を混ぜ、黒こしょうをふります。
ボリューム満点のメインおかず(8品)

とろとろに仕上がる豚の角煮
豚バラ肉の塊としょうゆ、みりんなどの調味料を炊飯器に入れて炊くだけで、コトコト煮込んだようなとろとろの角煮が完成するといわれています。
長時間煮込む手間を省ける人気のレシピです。部位は脂と赤身が層になった豚バラのブロックを選ぶと、加熱後にほろりとほぐれる食感になります。
豚バラブロック肉400〜500g
長ねぎの青い部分1本分
しょうが1片
しょうゆ大さじ4・みりん大さじ3・酒大さじ3・砂糖大さじ2
水200ml
豚バラは4cm角に切り、フライパンで表面に焼き色をつけると余分な脂が落ちます。
内釜に肉・調味料・水・ねぎ・しょうがを入れ、総量が水量目盛り以内かを確認します。
通常モードで炊き、炊き上がったら保温のまま20〜30分置くと味がしみ込みます。
中心まで火が通っているか、竹串を刺して確かめてから取り出してください。
しっとり仕上がる鶏チャーシュー
鶏むね肉やもも肉を調味液と一緒に炊飯器で加熱すると、しっとりとした鶏チャーシューに仕上がるとされています。パサつきやすい部位でもしっとり仕上がりやすいのが炊飯器調理のメリットのひとつです。
加熱後は必ず中心まで火が通っているかを確認してください。
鶏むね肉またはもも肉2枚(500〜600g)
しょうゆ大さじ3・みりん大さじ2・酒大さじ2・砂糖大さじ1
しょうが1片・にんにく1片
肉は厚い部分に切り込みを入れて厚みをそろえ、たこ糸で軽く巻くと形が整います。
内釜に肉と調味料を入れ、肉が半分ほど浸る量に調整して通常モードで炊きます。
炊き上がったらそのまま10分ほど置き、粗熱が取れてから薄く切り分けます。
煮込み不要のカレー
カレールウと具材を内釜に入れて炊くだけで、コトコト煮込んだようなカレーが作れます。焦げつきを気にせず放置できるのが魅力ですが、水分量が多くなりがちなので目盛りの範囲を守ることが大切です。
豚こま切れ肉または鶏もも肉200〜300g
玉ねぎ中1個・にんじん中1本・じゃがいも中2個
カレールウ1/2箱(4〜5皿分)
水300〜400ml
野菜は大きめに切り、玉ねぎを一番下、その上に肉と根菜を重ねます。
ルウは最後に一番上へのせます。鍋底に直接触れると焦げつきの原因になります。
水を加えたあと総量が水量目盛り以内かを確認し、通常モードで炊きます。
とろみが足りなければ、ふたを開けたまま保温で10分ほど置いて水分を飛ばします。
お店の味に近づくローストビーフ
牛肉の塊を保温機能などを活用してじっくり加熱するローストビーフも、炊飯器レシピの定番として紹介されることが多いメニューです。
ただし加熱時間や温度管理を誤ると中心部の加熱が不十分になりやすい料理です。本記事の「安全に作るための温度と時間の目安」で示した厚生労働省の基準を確認しながら、慎重に作ってください。
牛もも肉ブロック400〜500g
塩小さじ1・黒こしょう少々
にんにく1片
耐熱の保存袋1枚
沸かした湯(内釜の目盛り以内)
肉は調理の30分ほど前に冷蔵庫から出し、塩こしょうをすり込みます。
フライパンで全面に焼き色をつけてから、粗熱を取って保存袋の空気を抜いて閉じます。
内釜に沸かした湯を注ぎ、袋ごと沈めて保温モードにし、ふたを閉めて置きます。
保温の温度は機種で異なるため、時間で決めずに仕上がりで判断してください。
取り出したら中心を切って色を確かめ、赤みが強く冷たい場合は追加で加熱してください。
生焼けが不安なときは、無理に低温で仕上げず通常モードで火を通すほうが安全です。
手羽元と大根のほろほろ煮
骨つき肉と大根を一緒に炊くと、コンロで煮込んだような味のしみた一皿になります。
鶏手羽元6〜8本
大根1/3本(300g前後)
しょうが1片
しょうゆ大さじ3・みりん大さじ3・酒大さじ2・砂糖大さじ1
水100ml
大根は2cm厚の半月切りにし、手羽元は骨に沿って浅く切り込みを入れます。
内釜に大根・手羽元・調味料・水・しょうがを入れ、総量が目盛り以内かを確認します。
通常モードで炊き、炊き上がったら保温で10〜15分置くと味がなじみます。
味がしみる肉じゃが
味付けの決め手は水を足しすぎないこと。野菜から出る水分を計算に入れて仕込みます。
豚こま切れ肉200g
じゃがいも中3個・にんじん中1本・玉ねぎ中1個
しょうゆ大さじ3・みりん大さじ3・酒大さじ2・砂糖大さじ1
だし汁150ml
じゃがいもは煮崩れしにくいよう大きめに切り、玉ねぎはくし形にします。
内釜に玉ねぎ・豚肉・にんじん・じゃがいもの順に重ね、調味料とだし汁を注ぎます。
通常モードで炊き、炊き上がったら全体をやさしく返して味を行き渡らせます。
野菜の甘みが出るポトフ
大きく切った野菜をそのまま炊くだけで、澄んだスープに甘みが溶け出します。
ウインナー6本
じゃがいも中2個・にんじん中1本・玉ねぎ中1個・キャベツ1/4個
コンソメ顆粒小さじ2・塩こしょう少々
水400ml
野菜はごろっと大きめに切り、キャベツはくし形に切って形を残します。
内釜に野菜とウインナー、コンソメと水を入れ、総量が目盛り以内かを確認します。
おかゆモードがある機種はおかゆモード、無ければ通常モードで炊きます。
仕上げに塩こしょうで味をととのえ、粒マスタードを添えると味が締まります。
ほろほろのビーフシチュー
すじの多い部位ほど炊飯器向きで、長時間かき混ぜなくてもやわらかく仕上がります。
牛肩ロースまたはすね肉300g
玉ねぎ中1個・にんじん中1本・じゃがいも中2個
市販のシチュールウ1/2箱
赤ワイン50ml・水200ml
牛肉は大きめに切り、フライパンで表面を焼いてから内釜に入れます。
野菜を重ね、赤ワインと水を注いだあと、ルウを一番上にのせます。
通常モードで炊き、とろみが足りなければ保温で追加加熱して調整します。
乳製品を加える場合は焦げつきやすいので、炊き上がってから混ぜ込みます。
蒸し野菜・さつまいも系レシピ(5品)

ほくほくのさつまいも
さつまいもと少量の水を内釜に入れて炊くと、ほくほく、あるいはねっとりとした食感の蒸しさつまいもが作れます。
甘みを引き出すコツは、加熱をゆっくり進めることです。早炊きではなく通常モードを選ぶと、でんぷんが糖に変わる時間を長く取れます。
食感は品種で分かれます。ほくほく系を選べば粉質の仕上がりに、ねっとり系を選べばしっとりした仕上がりになります。
さつまいも中2本(400〜500g)
水100ml
塩ひとつまみ(好みで)
皮つきのままよく洗い、内釜に入る長さに切ります。丸ごとでも構いません。
水100mlを注ぎ、通常モードで炊きます。太い場合は炊き上がり後にもう一度炊きます。
竹串がすっと通れば完成です。ふたを開けたまま数分置くと余分な水気が飛びます。
甘みが引き立つかぼちゃ
一口大に切ったかぼちゃを蒸すだけで、煮崩れしにくくほくほくとした一品になります。皮を下にして並べると型崩れしにくく、そのまま食べても、サラダやスープの具材にしても活躍します。
かぼちゃ1/4個(300g前後)
水100ml
塩少々
種とわたを取り、皮つきのまま3〜4cm角に切ります。
内釜に水を入れ、皮を下にして重ならないように並べます。
通常モードで炊き、竹串が通ったら取り出します。
手軽に作れる温野菜盛り合わせ
にんじん、ブロッコリー、じゃがいもなど数種類の野菜を一度に蒸せるのも炊飯器調理の利点です。
火の通りにくい根菜は小さめに切る、葉物は仕上げ近くに加えるなど、切り方や入れる順番を工夫すると均一に仕上がりやすくなります。
にんじん1/2本・じゃがいも中1個・ブロッコリー1/3株
アスパラガスやいんげんなど好みの野菜適量
水100ml
塩少々
根菜は1.5cm角ほどに小さく切り、ブロッコリーは小房に分けます。
内釜に水と根菜を入れて通常モードで炊きます。
残り時間が5分ほどになったらブロッコリーや葉物を加えると色よく仕上がります。
ほくほくの蒸しじゃがいも
皮つきのまま丸ごと蒸すと、水っぽくならずにほくほくとした食感が残ります。
じゃがいも中3〜4個
水100ml
塩少々・バター適量(好みで)
皮つきのままよく洗い、芽があれば取り除きます。
内釜に水を入れ、じゃがいもを重ならないように並べて通常モードで炊きます。
竹串がすっと通れば完成です。熱いうちに割ってバターをのせると香りが立ちます。
塩蒸しキャベツ
キャベツは水分が多いので、ごく少量の水で蒸すと甘みが濃く残ります。
キャベツ1/4個(300g前後)
水50ml
塩小さじ1/2・オリーブオイル大さじ1
キャベツはざく切りにし、芯は薄めにそぎ切りにします。
内釜に水と塩を入れ、キャベツを詰めすぎない量に調整して通常モードで炊きます。
炊き上がったらオリーブオイルをからめ、粗びき黒こしょうをふって仕上げます。
蒸し野菜を作るときの水加減の目安
野菜を蒸す場合は内釜の底が浸る程度の少量の水で十分とされています。水を入れすぎると野菜がゆで野菜のような仕上がりになり、風味が水に流れ出てしまうことがあるため、目安の水量を守ることがポイントです。
炊飯器で作るスイーツレシピ(5品)
ホットケーキミックスで作るケーキ
ホットケーキミックスと卵、牛乳などを混ぜて炊飯器で炊くと、オーブンがなくてもふんわりとしたケーキが作れます。
基本の配合を覚えておけば、ココアやバナナ、りんごなどを加えて自由に展開できます。
ホットケーキミックス200g
卵2個
牛乳150ml
サラダ油またはとかしバター大さじ2
砂糖大さじ2(好みで)
卵と牛乳、油をよく混ぜてから、ホットケーキミックスを加えてさっくり混ぜます。
内釜に薄く油を塗って生地を流し入れ、数回落として空気を抜きます。
通常モードで炊き、竹串に生地がついてこなければ完成です。
まだ生っぽければ、もう一度通常モードで炊いて中心まで火を通します。
濃厚なチーズケーキ
クリームチーズと卵、砂糖を混ぜて炊飯器で加熱すると、しっとりと濃厚なチーズケーキに近い仕上がりになります。オーブンを使わずに作れる点が支持されているレシピのひとつです。
クリームチーズ200g(室温にもどす)
卵2個
砂糖60g
生クリーム100ml
薄力粉大さじ3
レモン汁大さじ1
クリームチーズをなめらかになるまで混ぜ、砂糖・卵・生クリームの順に加えます。
ふるった薄力粉とレモン汁を加え、粉気がなくなるまで混ぜます。
内釜に流し入れて通常モードで炊き、竹串に生地がつかなければ完成です。
粗熱を取ってから冷蔵庫で数時間冷やすと、目が詰まって濃厚な食感になります。
ふんわり蒸しパン
ホットケーキミックスと牛乳、卵を混ぜて炊くだけの蒸しパンは、材料も工程もシンプルで子どもと一緒に作りやすいレシピです。ココアや野菜のすりおろしを加えてアレンジする楽しみ方もあります。
ホットケーキミックス150g
卵1個
牛乳100ml
砂糖大さじ1
卵と牛乳、砂糖を混ぜ、ホットケーキミックスを加えて粉気がなくなるまで混ぜます。
内釜に薄く油を塗って生地を流し入れ、通常モードで炊きます。
ふくらんで表面が乾いていれば完成です。竹串で中心を確かめてから取り出します。
炊飯器ガトーショコラ
オーブンが無くても、板チョコとバターがあれば濃厚なガトーショコラが作れます。
板チョコレート2枚(100g前後)
バター50g
卵2個
砂糖40g
薄力粉大さじ3
刻んだチョコとバターを湯せんで溶かし、なめらかになるまで混ぜます。
溶き卵と砂糖を加え、最後にふるった薄力粉をさっくり混ぜ込みます。
内釜にバター(分量外)を薄く塗って流し入れ、通常モードで炊きます。
竹串に生地がついてくるようなら、もう一度炊いて中心まで火を通します。
りんごのコンポート
火加減を見張らずに作れるので、りんごが安く手に入った日の作り置きに向きます。
りんご2個
砂糖大さじ3
レモン汁大さじ1
水50ml
シナモン少々(好みで)
りんごは皮つきのままくし形に切り、芯を取り除きます。
内釜にりんごと砂糖、レモン汁、水を入れて通常モードで炊きます。
粗熱を取ったら清潔な保存容器に移し、冷蔵庫で冷やしてから食べます。
常温で置きっぱなしにせず、早めに冷蔵へ移すのが安全側の扱いです。
スイーツ作りで気をつけたいポイント
甘い生地は焦げつきやすいため、炊飯後に内釜にこびりつきが残りやすい点に注意が必要です。加熱後はすぐに内釜を洗う、あるいは水を張っておくと汚れが落としやすくなります。
また中心部が生焼けのまま取り出さないよう、竹串を刺して生地がついてこないか確認してから仕上げましょう。
時短・ほったらかしのコツ

温度管理がブレない炊飯器を選ぶ理由
ほったらかし調理を安心して任せられるかどうかは、炊飯器本体の温度管理の精度で大きく変わります。安価なモデルほど温度センサーの精度にばらつきがあり、同じレシピでも仕上がりが揺れることがあります。
圧力IHのように加熱と圧力を細かく制御できる上位モデルほど、内釜全体を均一に加熱しやすく、放置している間の仕上がりのブレが少なくなる傾向があります。長時間のほったらかし調理をするなら、まず温度管理が安定した機種を選ぶことが失敗を防ぐ近道です。

圧力IHモデルが煮込み・保温に強い理由
圧力IH方式は、圧力をかけながら加熱することで沸点を上げ、通常よりも短時間で芯まで火を通せるのが特徴です。角煮やローストビーフのように長時間の加熱が必要な料理でも、庫内の温度が安定しているため生焼けや加熱ムラが起きにくくなります。
保温機能も同様で、温度センサーの精度が高いモデルほど保温中の温度変化が少なく、味の劣化やにおい移りを抑えやすいといわれています。煮込み料理や保温を多用する人ほど、圧力IHモデルの恩恵を感じやすいでしょう。

材料を入れるだけの手順にそろえる
炊飯器レシピの一番の魅力は、下ごしらえした材料を内釜に入れてスイッチを押すだけで完成に近づくことです。
切る、混ぜるといった下ごしらえを朝のうちに済ませておけば、あとは炊飯器にまかせて他の家事や作業に時間を使えます。
予約タイマーを活用する
多くの炊飯器には炊き上がり時刻を指定できる予約タイマー機能が搭載されています。出かける前に材料をセットしておけば、帰宅した時間に合わせて温かい料理が仕上がるように調整できます。
ただし生ものを長時間常温で置くことになるレシピには向かないため、具材の種類に応じて使い分けることが大切です。
保温機能で味をなじませる
炊き上がった後に保温モードのまましばらく置くと、煮込み料理では味がなじみやすくなるといわれています。
ただし保温時間が長くなりすぎると乾燥やにおい移りの原因になることもあるため、様子を見ながら適度な時間で切り上げるのが目安です。
失敗しにくい具材を入れる順番
調味料を先に入れてから水を目盛りまで足し、最後に具材を並べると水加減が把握しやすくなります。
特に水分量が多い野菜や果物は後から追加すると全体のバランスを調整しやすいため、順番を意識するだけで仕上がりが安定しやすくなります。
安全に作るための温度と時間の目安
炊飯器の保温機能は便利ですが、保温放置がいちばん事故になりやすいポイントです。厚生労働省の資料をもとに、温度と時間の目安を整理しました。不安をあおる意図はなく、事実と目安を淡々と紹介します。
加熱と保温の目安
厚生労働省の食中毒予防リーフレットでは、加熱の目安を「中心部の温度が75℃で1分間以上」、温め直しの目安を「75℃以上」としています。あわせて、温かい料理は65℃以上、冷やして食べる料理は10℃以下を保つことが望ましいとされています。
保存については、冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に維持することが目安とされ、冷蔵庫に食品を詰め込みすぎず「入れるのは7割程度に」しておくと庫内の温度が安定しやすくなります。
作り置きと室温放置の注意
厚生労働省は「O157は室温でも15〜20分で2倍に増えます」としており、長時間室温に放置しないことを呼びかけています。炊飯器で作ったおかずも、粗熱を取ったら早めに保存容器へ移し、冷蔵・冷凍することが安全側の判断になります。
保温モードはもともと白ごはんの保温を想定した機能で、長時間の保温をそのまま安全な保存方法として使うことは推奨されていません。食べきれない分は当日〜翌日を目安に食べきるか、小分けにして冷凍しておくと管理しやすくなります。
乳幼児のいる家庭での注意
国民生活センターは2021年9月2日発表の資料で、2016年4月から2021年6月までに家電から出る蒸気による乳幼児のやけど事故が56件報告されたとしています。同じ資料のテストでは、高温蒸気への対策機能を表示していた電気炊飯器と、表示していないものとでは、蒸気口付近の温度に60℃以上の差がありました。つまり蒸気口まわりの熱さは、対策機能の有無で大きく変わります。小さな子どもがいる家庭では、高温蒸気への対策機能を表示している機種を選び、そのうえで蒸気の出口に子どもの手が届かない場所へ設置することが呼びかけられています。
読者の声
知恵袋やSNSでは、炊飯器調理についてこんな声が見られます。実際に投稿されている傾向を、断定を避けてまとめました。
「平日は炊飯器に具材を入れてスイッチを押すだけの日を作ると、夕方の負担がかなり減った」という投稿が目立ちます。
「1人分だと鍋を出すのが面倒で、炊飯器に材料を入れて放置する調理に切り替えた」という声が見られます。
「小容量の炊飯器でも角煮や蒸し野菜は問題なく作れた」という投稿が目立ちます。
「保温のまま長時間置いていたら、においが気になって処分したことがある」という失敗談も見られます。
「1升炊きは大きすぎたので、5.5合に買い替えて置き場所の悩みが減った」という投稿が目立ちます。
炊飯器レシピが合う人・合わない人
合う人
平日の調理に手をかける時間がなく、ほったらかしで完成させたい人
火加減の判断に自信がなく、温度管理を家電に任せたい人
作り置きや時短をまとめて進めたい共働き・子育て世帯
向かない人
一方で、次のような人にはあまり向きません。おすすめしない使い方も正直に書いておきます。
焼き色や照り、パリッとした食感など見た目重視の料理をしたい人
1〜2人分の少量だけを手早く作りたい人(内釜の目盛り以下に調整する手間がかかります)
炊飯と同時進行でおかずも仕上げたい人(1台しかない場合はごはんと調理を同時に進められません)
よくある質問
Q1. 炊飯器で料理をすると本体が壊れませんか?
A1. 具材やソースの総量が内釜の水量目盛りを超えると、加熱中に吹きこぼれて内釜の外側やヒーター部分に汁が漏れ、故障の原因になることがあります。具材を入れる前に総量が目盛りの範囲内に収まっているか確認する習慣をつければ、通常の白ごはん炊飯と同じように使い続けられます。
Q2. 「調理モード」が無い機種でも作れますか?
A2. 通常の炊飯モードだけでも、炊き込みごはんや煮込み料理の多くは作れます。ただし早炊きモードは吸水時間が短い分、具材の芯が残りやすい傾向があるといわれるため、具材を多く入れるレシピには通常モードを選ぶのが目安です。対応状況は機種ごとに異なるため、取扱説明書で確認してから試してください。
Q3. 吹きこぼれを防ぐにはどうすればいいですか?
A3. 内釜の水量目盛りを基準に、具材とソースを合わせた総量が目盛りを超えないよう計量することが基本です。汁気の多いレシピほど目盛りぎりぎりまで入れず、余裕を持たせて仕込むと吹きこぼれを防ぎやすくなります。
Q4. カレーなどのにおいは内釜に残りませんか?
A4. カレーやにんにくを使ったレシピはにおいが内釜やパッキンに残りやすいといわれています。調理後はできるだけ早く洗浄し、しっかり乾燥させることでにおい残りを軽減しやすくなります。においが気になる場合は、ごはん専用と料理用で内釜を使い分ける方法もあります。
Q5. 作った料理はそのまま保温しておいていいですか?
A5. 短時間であれば保温モードのまま置いておけますが、長時間の保温は乾燥やにおい移り、雑菌の繁殖につながることがあります。厚生労働省の目安では冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下での保存が基本とされているため、食べきれない分は早めに別の容器へ移し、冷蔵または冷凍しておくことをおすすめします。
Q6. 何合炊きなら何人分のおかずが作れますか?
A6. パナソニック公式サイトの目安では、3合はひとり暮らし向け、5.5合は3〜4人家族向け、1升は5人以上・複数世帯向けとされています。メーカー公式の「白米の炊飯及び保温米飯容量」でいうと、タイガー魔法瓶のJPD-G060は0.5〜3.5合、JPV-L100は5.5合、JPV-L180は1升です。おかずの量に置き換えると、小容量クラスは目安200〜300g、5.5合クラスは目安500g前後、1升クラスは目安800g〜1kgまでが編集部の目安です。
Q7. 内釜を傷つけないための注意点はありますか?
A7. 多くの内釜はフッ素樹脂などのコーティングが施されており、金属製のへらや泡立て器を使うと傷がつきやすくなります。混ぜる際は木べらやシリコン製の調理器具を使うと、コーティングを長持ちさせやすくなります。
Q8. 加熱が足りないと感じたときはどうすればいいですか?
A8. 厚生労働省の目安では、加熱は中心部の温度が75℃で1分間以上が基準とされています。炊き上がり後に中心部が生っぽい、肉に赤みが残っているといった場合は、そのまま食べずに通常モードでもう一度加熱するか、電子レンジで追加加熱してこの基準を満たすようにしてください。
まとめ|炊飯器レシピ25選|ごはん以外も作れる簡単おかず・スイーツ

炊飯器はごはんを炊くだけの家電ではなく、ごはんもの、メインおかず、蒸し野菜、スイーツまで幅広くこなせる調理家電です。
材料を入れてスイッチを押すだけというシンプルな工程だからこそ、忙しい日々の食卓を支えてくれる存在になります。
今回紹介したジャンルの中から気になるレシピが見つかったら、まずは基本の水加減や具材量の目安を守りながら試してみてください。
角煮やローストビーフ、さつまいも、ホットケーキミックスのスイーツも、この記事で示した材料と手順の目安、そして水量目盛りの範囲を守れば自分の炊飯器に合った使い方が見つかります。
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参考・出典
国民生活センター「家電から出る蒸気による乳幼児のやけどにご注意!」
タイガー魔法瓶公式サイト「圧力IHジャー炊飯器 JPV-L100/L180」製品仕様
タイガー魔法瓶公式サイト「圧力IHジャー炊飯器<炊きたて>ご泡火炊き JPD-G060」製品仕様
象印マホービン公式サイト「NW-YB10AM/NW-YB18AM(圧力IH炊飯ジャー)取扱説明書」
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