1980年①

「曲から一句」の企画に参加するために夏らしい曲をYouTubeで漁り、「A面で恋をして(ナイアガラトライアングル)」に行き着いた。

「おっ」と思ったのが、江口寿史イラストのアニメーションがSony musicの公式動画になっていたこと。「ストップ!!ひばりくん!」も登場している。その際、「うる星やつら」が今秋リバイバルされることも知った。両方とも、1980年代前半、私が中高生の多感な時期に体験したコンテンツだ。

これまでにも旧作のリバイバルはあったが、おそ松くん、怪物くん、ど根性ガエル、キャシャーン等、70年代以前の作品であったように思う。


江口寿史「ストップ!!ひばりくん!」は1981年、高橋留美子「うる星やつら」は80年に週刊連載をスタートした。ちなみに、あだち充「みゆき」が80年、「タッチ」が81年、鳥山明「Dr.スランプ」が80年である。今振り返ると、そうそうたるメンツのデビューが集中している。

この頃はバブル前夜で、その後の時代の空気が一気に出来あがった頃。少年誌では、それ以前の「ドカベン」「あしたのジョー」の熱血・根性から、恋愛やファンタジーにテーマが変わった。少年誌の女の子が圧倒的に可愛くなったのも特筆。「みゆき」を読んで、これは少女漫画じゃないのか?と思ったのを覚えている。

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変わったのは少年誌界隈だけではない。松田聖子がデビューし、山口百恵から時代のアイコンのバトンを受け取ったのも1980年。以降、中森明菜、小泉今日子らが続いていく。明らかに百恵-聖子間に断然があり、その後は連続している。

学生運動後の沈滞ムードにいよいよ終止符を打ち、バブルの新しい時代に向かおうとする流れであったのかもしれない。そうだとすると、昨今の80年代コンテンツリバイバルの動きは、なんらかの時代の意思を反映しているのかもしれないな、と思った次第。


次の同窓会で、聖子ちゃんカットの元クラスメートに「んちゃ!」「ばいちゃ!」と挨拶するのが楽しみである。





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