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第372回 3387クリレスHD

3073DDGTOBを発表したのと同じ14日(月)、3387クリレスHDが株式分割と、それに伴う株主優待の拡充を発表しました。
その詳細は、下記になります。
株式分割及び定款の一部変更並びに配当予想の修正に関するお知らせ
株主優待制度の拡充に関するお知らせ

その具体的な内容としては、1株が2株に分割されます。
また、この分割に伴い、株主優待も下記の通りに拡充されます。
ただ、配当金予想については、変更がありませんでした。

【現行】
   100株以上   2,000円相当
   200株以上   4,000円相当
   400株以上   6,000円相当
   600株以上   8,000円相当
1,000株以上 10,000円相当
3,000株以上 16,000円相当
6,000株以上 24,000円相当
9,000株以上 30,000円相当

【変更後】
  100株以上   1,500円相当
  200株以上   3,000円相当
  300株以上   4,000円相当
  400株以上   5,000円相当
  500株以上   6,000円相当
  800株以上   8,000円相当
  1,200株以上 10,000円相当
  2,000株以上 14,000円相当
  6,000株以上 20,000円相当
12,000株以上 24,000円相当
18,000株以上 30,000円相当

拡充と言っても、株数だけでみると減額となっています。
分割前の保有株数のままであれば、若干の増額という感じです。

ここの株主優待には、この4月に「第304回 3387クリレスHD」で触れていました。
そこでは、1,000株を過ぎると、極端に利回りが悪くなると書きました。
変更後の株数で確認すると、1,200株、または2,000株以降が極端に悪くなります。
つまり、今の分割前の株数だと600株か1,000株と言うことになります。

また、分割に伴い年間の配当予想は9円から4円50銭へと変更になっています。
2分割しているので、実質的な増減は無しということです。
分割後の株価は750円程度が予想されるので、予想配当利回りは0.6%です。
3%を超える配当利回りの企業がゴロゴロある中で、0.6%は低すぎます。
つまり、少なくとも2,000株以上の株数を持ち続けることは、インカムゲイン狙いでは意味が無いと思います。

そこで、キャピタルゲイン狙いも考えてみました。
先ずは四季報です。

      売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益(円) 1株配(円)
◇21.2     74,425 -14,181   -15,021  -13,874  -74.3   0
◇22.2     78,324  7,633    7,134  5,919    30.6   4.5
◇23.2   118,240  5,083    4,565  3,385    16.1   6
◇24.2   145,759  7,075    6,632  5,041    24      7
◇25.2   156,354  8,504    7,659  5,590    26.6   8
◇26.2予  165,000  9,600    8,800  5,800    27.6   9
◇27.2予  171,000   11,000    10,000   6,100    29   9〜10

コロナ以後、順調に成長していますが、成長性を意識できるほどのものではありません。
また、配当金も増配続きですが、今の時代、1円ずつでは増配とは呼べないレベルだと思います。
ですから、株価の方もなかなか期待できないと考えていました。

そして続いて、同時に発表された第1四半期の決算です。
2026年2月期第1四半期決算短信
2026年2月期第1四半期決算(補足説明資料)

四季報の予想通り、問題無く進捗していることがうかがえます。
ただ、それ以上の成長性を感じることはありません。
やはり、株価的には割高だと思っていました。
だから、1,400円台で逼塞感が出ていたのだと思います。

そんな状況でしたから、株式分割と株主優待の拡充を発表して、15日(火)は、大きく買われて、上場来高値を更新しました。


14日(月)終値の1,387円から上放れ、1,547円で寄り付きました。
そこから更に買われて、10時25分には上場来高値の1,666円を記録しましたが、そこからは利益確定の売りにジリジリと押されて、前引けは1,640円でした。
後場は同値の1,640円で始まったものの、やはり売られて、13時45分には1,538円まで突っ込む局面がありました。
そこからは一進一退が続いて、大引けは1,576円まで戻しています。

やはり利回り的にも、成長期待としても、割高水準にあると意識されているのではないかと思います。
だから、1,600円を超えるような株価では、売りに押されたのだと思います。

ただ、分割後200株保有で、半期に3,000円分の優待券、通期では6,000円分の優待券になります。
今の株価を参考にすると、150,000円の投資で、6,000円分の優待券と、900円の配当金がもらえるわけです。
これを計算すると、4.6%の利回りになりますから、株主優待の使い勝手の良さを考慮すれば、ギリ買える値段になるのだろうと思います。


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