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【決算分析】株式会社クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387)2027年2月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)


(1)経営成績

・売上収益: 432億7,700万円(前年比: +3.5%)
・営業利益: 33億7,800万円(前年比: +10.8%)
・税引前利益: 32億2,100万円(前年比: +7.7%)
・純利益: 22億1,700万円(前年比: +6.2%)
・売上営業損益率: 7.8%[1Q単体](前年比: +0.5Pt)

(2)通期計画達成率

・売上収益: 25.3%
・営業利益: 37.5%
・税引前利益: 40.3%
・純利益: 38.9%

【解説】
売上収益は前年同期比+3.5%、営業利益は+10.8%、純利益は+6.2%と増収増益。既存店売上高が前年比102.8%と堅調だったほか、ベーカリーやヌードル業態が好調を維持し、都心の商業施設店舗でもハレの日需要を獲得したことが売上増につながっている。

利益面では、居酒屋カテゴリーで「磯丸水産」を中心に既存店の前年割れが響いた一方、CRカテゴリーの大幅増益、専門ブランドカテゴリー及び海外カテゴリーの堅調な推移がカバーした。営業利益の伸び率が売上収益を上回っており、利益成長が目立つ決算となっている。

第1四半期時点で営業利益の通期計画達成率は37.5%、税引前利益は40.3%、純利益は38.9%と高い進捗。会社は国際情勢や物価高、消費行動への影響を慎重に見て通期予想を据え置いているが、現時点の利益進捗は順調であり、今後の業績推移次第では計画上振れ余地が意識される状況となっている。

(3)BS(貸借対照表)

【財務安全性】
・現金及び現金同等物: 190億100万円
・現金比率: 50.9%
・流動比率: 80.5%
・自己資本比率: 31.4%
・のれん比率: 57.7%

【負債・資本構成】
・有利子負債: 664億3,700万円
・ネットD/Eレシオ: 1.0倍
・利益剰余金: 183億9,800万円

【収益・バリュエーション】
・株価: 780円(2026年7月14日終値時点)
・時価総額(自己株式除く): 3,284.3億円
・発行済株式数(自己株式除く): 4億2,105万9,168株
・売上総利益(粗利): 305億6,200万円
・粗利率: 70.6%
・販売費及び一般管理費: 273億1,900万円
・販管費率: 63.1%
・BPS(1株純資産): 107.9円
・PBR(株価純資産倍率): 7.2倍

【補足事項】
・現金及び現金同等物: (+15億400万円 / +8.6%)
・のれん: (+4億5,600万円 / +1.8%)

【解説】
総資産は前期末の1,396億6,900万円から1,446億2,900万円へ増加し、自己資本比率は31.4%。現金及び現金同等物は前期末比15億400万円、8.6%増の190億100万円となっており、手元資金は増加している。一方、流動比率は80.5%で100%を下回り、有利子負債は664億3,700万円と大きいため、財務安全性は負債構成も含めて継続的な確認が必要となっている。

サービス業として特に注目するのは現金とのれん。のれんは前期末比4億5,600万円、1.8%増の262億1,100万円で、のれん比率は57.7%と高い。株式会社ロンのグループ化などM&Aを成長戦略として進めているため、買収による成長余地がある一方、買収先の収益力や将来的な減損リスクは重要な確認ポイントとなっている。

資金繰り面では現金残高が増加しており、直ちに手元資金が急減している状態ではない。利益剰余金も183億9,800万円まで積み上がっているため、成長投資や株主還元を支える資本蓄積は進んでいるが、リース負債を含む有利子負債の大きさとのバランスが重要となっている。

(4)個人的に気になるところ

・利益進捗率の高さ
【解説】
第1四半期時点で営業利益の通期計画達成率は37.5%、税引前利益は40.3%、純利益は38.9%。単純な25%ペースを大きく上回っており、利益面の進捗は強い。会社は通期予想を据え置いているため、第2四半期以降も現在の収益力を維持できるかが注目点となる。

・M&Aによる成長加速
【解説】
前期にグループ入りした「Tecona bagel」に加え、株式会社ロンを新たにグループ化。さらに米国の「Hazelwood Food + Drink」ブランドを中心とするレストラン事業6店舗の譲受や、株式会社イノセンスの全株式取得も決定しており、「シナジーのあるM&A」と「海外事業の拡大」を積極的に進めている。

・のれん比率57.7%
【解説】
のれんは262億1,100万円で、親会社所有者帰属持分に対する比率は57.7%。M&Aを成長戦略の柱としているため、のれんの増加自体は事業拡大と連動しているが、買収先の業績が想定を下回った場合の減損リスクには注意が必要となっている。

(5)初心者向け解説

【点数基準】
9~10点:非常に優秀
7~8点:良好
5~6点:標準的
3~4点:課題あり
1~2点:大きな課題あり

①成長力:8/10
・売上は前年より3.5%増加
・パンや麺のお店が好調
・アメリカでも事業を拡大

②収益性:8/10
・本業の利益は前年より10.8%増加
・売上以上に利益が伸びている
・1年間の利益目標の37.5%まで進んでいる

③財務安全性:5/10
・現金は190億100万円
・借金の負担は664億3,700万円と大きい
・買収で生まれた資産が多い

④資金効率:8/10
・本業で69億8,100万円のお金を生み出した
・事業にお金を使っても52億6,000万円が残った
・実際のお金もしっかり増やせている

⑤将来性:8/10
・パンや麺のお店を強化
・アメリカで事業を拡大
・利益目標に対する進み方が速い

⑥総合評価:7.4/10

【注目ポイント】
・利益目標に対する進み方が速い
・日本とアメリカで事業を拡大
・買収した会社がしっかり稼げるかが重要

【まとめ】
売上と利益は前年を上回り、特に利益は1年間の目標に対して速いペースで進んでいる。日本やアメリカで事業を広げる一方、借金の負担や買収した会社の今後には注意が必要。今回の決算を簡単に表すと「利益が順調に伸び、買収でさらに成長を目指す決算」

出典情報

・出典資料: 2027年2月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
・発行元: 株式会社クリエイト・レストランツ・ホールディングス
・発行日: 2026年7月14日
・URL: https://www.createrestaurants.com

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