ふるさと納税の枠が余っている人への処方箋※上限額算定シート付(給料所得以外にも対応)
お疲れ様です。税理士FPサラリーマンのかびです。
みなさま、ふるさと納税してますか?
今年の9月にポイント付与が終了になったとはいえ、「まだ枠が余っている…」なんて人も多いのではないでしょうか?
でも安心してください。
実は、枠が余っていること自体はまったく悪いことではありません。
ふるさと納税は「やればやるほど得!」という制度ではなく、
正しく枠内で使うことで得をする制度です。
だから、枠が余っているというのは、
「まだ使える得が残っている状態」 なんです。
とはいえ、年末に近づくほど…
何から手を付けていいかわからない
上限額の正しい見積もり方法がよくわからない
とりあえずランキング上位を買って失敗した
ワンストップの期限を忘れて焦る
……という人が続出します。
本記事では、こうした「ふるさと納税毎年ギリギリ問題」を抱える人に向けて、ムダなく・ミスなく枠を使い切るための処方箋をお届けします。
この記事を読めば、
ふるさと納税とは何なのか?
どんな返礼品を選べばいいのか?
時間がない場合はどうすればいいのか?
限度額(給料以外の収入がある場合も含む)はいくらなのか?
といったポイントが整理できます。
今年こそは、「気づいたら年が明けていた…」
ということにならないように、今からスマートに動いていきましょう。
処方箋1:なぜ「枠が余る人」が続出するのか(無料)
私は別の記事でもお話しした通り、投資よりも先にふるさと納税をすべきだと思っています。
実際に、ふるさと納税は多くの人が利用する定番の節税制度になっています。
それでも毎年のように、
気づいたら12月になっていた
枠を使い切れずに年を越した
上限額の見積もりが適当すぎた
とりあえず買った返礼品が冷凍庫で眠っている
…という「あるあるトラブル」が起こります。
では、なぜこれほど「枠が余る人」が出てしまうのでしょうか?
実は、理由は大きく3つしかありません。
理由1 なんとなく後回しにしてしまう
ふるさと納税って、
「やらなきゃ損!」ではなく、「やらなくても困らない」
という制度です。
だからこそ、
「まあ…後でやればいいか」
と、後回しにされがち。
しかも、必要な作業は住所入力・支払い・申請書提出など細かいタスクの連続です。
忙しい社会人ほど、手間を無意識に避けるため、後回しにしてしまいます。
理由2 上限額の計算がややこしい
ふるさと納税の最大の落とし穴はここです。
「年収◯◯万円なら控除上限はコレ!」
…みたいな簡易表がネット等でたくさん出ていますが、実際は、
生命保険料控除
iDeCo
住宅ローン控除
配偶者や子どもの収入
副業収入
医療費控除
など、個別事情で控除上限額がガラッと変わってきます。
実際に私のお客様でも、年収・家族構成・控除が毎年少しずつ変わり、毎年上限額の見直しが必要になるケースはたくさんあります。
その結果、
「自分の上限額、結局いくらなん…?」
となり、手が止まる。そして気づけば12月。
あるあるですね。
理由3 選択肢が多すぎる問題に心が折れる
ふるさと納税には、全国の自治体×無数の返礼品という無限の選択肢があります。
お肉、海鮮、家電、米、水、野菜、ホテル宿泊券…
さらに、ふるさと納税サイトもたくさんある…
そりゃ迷いますよねー。
人生で最も選択肢の多いショッピングといっても過言ではありません。
「え、みんなどうやって選んでるの?」
という戸惑いがそのまま放置につながります。
■枠が余るのは怠慢だからではない
ふるさと納税で枠が余るのは、
意外とタスクが多い
限度額計算の難しさ
選択肢が多すぎる
ここが重なっているからで、
決して「やる気がないから」ではありません。
むしろ、制度の構造上、後回しにしたくなるポイントが3つもあります。
だからこそ、「仕組みを理解して、正しく・ラクに・効率的に」枠を使うことが大事になります。
次の章では、ふるさと納税の本質と、枠を取りこぼさないための基本的な考え方を、専門家兼ふるさと納税愛好家の目線でやさしく解説します。
処方箋2:ふるさと納税の本質と「枠を余らせない」ための基本戦略(無料)
ふるさと納税を完全に使いこなすためには、まず 「この制度は何をやっている仕組みなのか?」 を押さえておくことが大切です。
「節税っぽい何か」ではなく、仕組みを一度理解しておくと、
毎年の判断が迷わなくなる
上限額を外しにくくなる
返礼品選びに時間をかけずに済む
と、効果が一気に高まります。
■ふるさと納税の本質は「翌年の住民税の前払い」
よく「節税」と言われますが、平たく言えば、
「翌年の住民税を先払いして、その自治体から返礼品をもらう制度」
というのが本質です。
(ふるさと納税は税務上は寄付金扱いです。ふるさと納税をすることを「寄付」ともいいます。)
寄付した金額のうち2,000円を超えた部分 → 翌年の住民税から控除
いくら寄付しても実質負担は2,000円で固定
控除できる額には年収等に応じた上限がある
この3つを押さえておけば、制度の全体像はほぼ理解できます。
■控除上限を見誤る理由は「所得が毎年変わるから」
多くの人が上限額を外しやすいのは、
年収・控除・家族構成が毎年変わる
からです。
たとえば、
ボーナスが増えた/減った
保険料控除が増えた
iDeCoを始めた
住宅ローンの返済によりローン控除額が減った
配偶者の収入が増えた/減った
副業収入が増えた
税制改正で所得の計算方法が変わった
これらの変化はすべて控除額に影響します。
つまり、
「去年いくら寄付したか」ではなく「今年いくら寄付できるか」
を、その年ごとに考える必要があります。
■枠を余らせないための戦略
枠を使い切るためには、次の3つを押さえるだけで十分です。
ポイント1:年の前半〜秋までに「仮の上限額」を決めておく
完璧に計算する必要はありません。
必要なのは、
「大きく外さない仮の上限額」
を早めに持っておくことです。
なお、仮の上限額は前年の所得金額などを参考に余裕のある金額で設定してください。(ふるさと納税は上限額を超えたら損しますので、堅めに設定しておくことが重要です。)
この仮の目安さえ持っていれば、12月に焦って一気に寄付する必要がありません。
ふるさと納税は「ざっくりでいい」ところを丁寧にしすぎて挫折する人が多い制度です。
完璧を目指さず、まずは8割の精度を狙うのが正解です。
ポイント2:12月の上旬ごろに上限額を確定させる
12月上旬になると、年収・控除額・賞与など「その年のほぼ全ての数字」が確定するため、上限額を最も正確に出せるタイミングになります。
ここで計算した上限額をもとに年内にあといくらふるさと納税できるか確認します。
とはいえ、この上限額もあくまで目安です。
前述の通り、ふるさと納税は上限額を超えたら損をします。
目一杯やらずに余裕を持って寄付しましょう。
ポイント3:あらかじめ返礼品を絞っておく
迷う最大の原因は「選択肢が多い」ことです
そこで、まずは3カテゴリーぐらいを返礼品の候補として固定しておくとラクになります。
例えば、
米
水
日用品(トイレットペーパー・ティッシュ等)
といった感じです。
また、
必ず使う
日持ちする
失敗がない
といった返礼品の選択基準を決めておくことも効果的です。
あとは余った残りの予算でそのとき欲しいものを追加すればOKです。
■本質がわかれば、ふるさと納税はシンプルな作業
制度自体は複雑に見えますが、実は
住民税の前払いであること
控除上限額は毎年変わること
早めに動くだけで難易度が下がること
この3つを押さえるだけで、「枠が余る」問題をかなり軽減できます。
ただし、
「実際に何を買えば良いのか?」
「時間がないときはどうすればいいのか?」
ここは多くの人がつまずく関門です。
次の章では、
迷わない・失敗しない・時間がなくても大丈夫な返礼品の選び方を紹介します。
ここからが本番です。
処方箋3:時間がない!返礼品選びに困ったときのおすすめ返礼品リスト
ふるさと納税の相談を受けていてよく聞く悩みはこれです。
「返礼品が多すぎて決められない。もう12月だし、どうすれば…?」
わかります。
選ぶだけで疲れるんですよね。しかも年末は仕事もプライベートも忙しい。
かと言って、考えなしにどさっと食料品を貰うと食べきれないし冷凍庫もパンパンに…。
ですが、返礼品選びは 「迷うポイント」 を最初から潰しておけば驚くほどラクになります。
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