見出し画像

防水ドライバッグの選び方とおすすめ5選|SUP・カヤック・釣り・フェスで中身を濡らさない一つ

川辺でSUPに乗った帰り、リュックを開けたら着替えもタオルもぐっしょり…という経験、ありませんか。私は一度やりました。あれ、本当にきつい。乾いた服のはずが、ぜんぶ川の水を吸って重たくなっていて、家に着くまでずっと後悔していたんです。

夏のレジャーって、水と隣り合わせなんですよね。海、川、プール、雨のフェス。楽しい場所ほど、なぜか荷物が濡れるリスクとセットになっている。そこで頼りになるのが、防水ドライバッグです。

この記事では、SUPやカヤック、釣り、そして野外フェスまで、「中身を絶対に濡らしたくない」場面で活躍するドライバッグの選び方と、実際に使ってよかったおすすめを紹介します。買ってから「思ってたのと違う」とならないよう、選ぶ前に知っておきたいポイントもまとめました。

そもそもドライバッグって何?

ドライバッグは、その名の通り「中身をドライ(乾いた状態)に保つ」ための防水バッグです。多くはくるくると口を巻いて留める「ロールトップ」という構造で、この巻き込みが水の侵入を防いでくれます。

素材はターポリンやPVCコーティング生地が主流で、テントの生地を思い浮かべてもらうと近いかもしれません。ツルッとしていて、水を弾く。だから雨や水しぶきくらいなら、まったく動じないんです。

ただ、ここで一つ大事なことがあります。ドライバッグと一口に言っても、実は「簡易防水」と「本格防水」で性能がまるで違う。この違いを知らずに買うと、「防水って書いてあったのに水没させたら中まで濡れた」なんて事態になりかねません。次で詳しく説明しますね。

ドライバッグ選びで失敗しやすいポイント

簡易防水と本格防水を混同してしまう

これ、地味にいちばん大事なんですが、防水バッグには「雨やしぶきに耐えるレベル」と「水に沈めても中が濡れないレベル」の2種類があります。

ロールトップは最低3回、できれば4〜5回きっちり巻いて留めるのが基本です。ここが甘いと、いくら生地が防水でも口から水が入る。実際、私は巻きが2回で油断して、堤防で波をかぶったときに中のタオルがじんわり湿っていた…なんて失敗をやらかしました。雨や多少のしぶきなら巻きをしっかりすれば十分しのげます。でも、SUPから落ちてバッグごと水中に…みたいな水没シーンだと、縫い目から水がしみることも。完全な水没対策が欲しいなら、縫い目を高周波で溶着した「シームレス」構造のものを選ぶ必要があります。

片掛けだけのモデルを選んでしまう

容量20L、30Lと大きくなってくると、荷物もそれなりに重くなります。それをショルダー一本で担ぐと、正直、長距離はしんどい。肩が悲鳴を上げます。ある程度の容量を持ち運ぶなら、両肩で背負えるバックパック型が断然ラクです。

安すぎる透明PVCに飛びついてしまう

中身が見えるクリアタイプは便利なんですが、安価なPVCは低温で硬くなって、ある日ぱきっと割れることがあります。とくに冬場の車内保管などで劣化しやすい。透明タイプを選ぶなら、素材の質は妥協しないほうがいいです。

濡らしたくないシーンに最適なドライバッグの条件

用途に合った防水レベルを選ぶ

まずはここ。「何をするか」で必要な防水レベルが決まります。雨のフェスや堤防釣りなら簡易防水で十分。SUPやカヤックのように水没の可能性がある遊びなら、溶着シームの本格防水を。オーバースペックもアンダースペックも、どちらもお金がもったいないですからね。

容量を用途で決める

貴重品だけなら5〜10L、日帰りレジャーなら20〜30L、泊まりがけのアクティビティなら40L前後が目安です。財布とスマホと羽織りものが入ればいい、という人が40Lを買うと、スカスカで持て余します。

「浮く」設計かどうかも見ておく

意外と見落としがちなんですが、水遊びで使うなら「浮く」ことは大きな安心材料です。ロールトップを巻いて空気を含ませると水面に浮くタイプなら、万が一手を離しても、バッグが沈んでいかない。

これ、私がドライバッグ選びでいちばん声を大にして言いたいポイントなんです。防水って「中身を濡らさない性能」だと思われがちですが、水の上での本当の恐怖は「濡れること」より「沈んで二度と戻ってこないこと」。財布も鍵もスマホも入ったバッグが、深い川底や海の底に消えていく…想像すると、ぞっとしませんか。浮くバッグは、中身を守るだけじゃなく、バッグごとロストする最悪の事態を防いでくれる。カヤックやSUPでは、この一点が明暗を分けます。

ちなみに防水性能の目安として「IPX」という等級があります。IPX4は「あらゆる方向からの水しぶきに耐える」レベル、IPX8は「継続的に水没させても浸水しない」最上位レベル。数字が大きいほど強い、とざっくり覚えておけば選ぶときに迷いません。

おすすめ5選

1. モンベル ドライバッグ チューブ 15L(国産の安心感、まずはこれ)

最初に挙げたいのは、やっぱりモンベル。アウトドア好きなら誰もが知る国産ブランドの一本です。丸底のチューブ型で、両サイドのバックルで留めるとしっかり密閉されます。

何がいいって、素材と縫製の信頼感。ターポリン系の生地はしなやかで、それでいてタフ。重さも軽く、丸めればコンパクトにまとまります。クリアタイプなので中身が見えて、「あれ、タオルどこ入れたっけ」がなくなるのも地味に助かるポイント。

初めてのドライバッグで、変な失敗をしたくない。そんな人にまず手に取ってほしい定番です。

2. MARCHWAY ドライバッグ ロールトップ(容量が選べる万能選手)

「まずは気軽に試したい」という人に刺さるのが、このMARCHWAYです。5L・10L・20L・30L・40Lと容量展開が幅広く、自分の用途にぴったりのサイズを選べるのが強み。

500デニールのターポリン生地で、ロールトップをしっかり巻けば雨やしぶきはへっちゃら。取り外せる調整式のショルダーが付いていて、肩掛けにも斜めがけにもできます。水・雪・泥・砂から中身を守ってくれるので、レジャーはもちろん、防災用のストックとして家に一つ置いておくのもアリだと思うんです。

とにかく汎用性が高い。「どれか一つ選べ」と言われたら、多くの人にとって外れが少ないのがこれです。

3. Haimont フローティングドライサック 30L(水没上等の本格派)

もう少し本気で水遊びをする人には、このHaimontを。30Lの大容量で、両肩で背負えるバックパック式。そして名前の通り「フローティング」…つまり、巻いて留めれば水に浮きます。

さらに嬉しいのが、IPX8対応の防水スマホケースが付属していること。カヤックやSUPで写真を撮りたいけど水没が怖い、という悩みを、これ一つで解決してくれます。ラフティングやフィッシングみたいに、がっつり水しぶきを浴びる遊びで真価を発揮するタイプ。

「濡れるのが前提の遊び」をする人にとって、これはかなり心強い相棒になります。

4. OverBoard ドライフラットバッグ 15L(英国マリンブランドの実力者)

ここからは少し変わり種を。OverBoardは、イギリス発の防水ギア専門ブランドです。マリンレジャーだけでなく、救助の現場や建設現場でも使われているというから、その防水性はお墨付き。

このドライフラットバッグは、引き裂きに強いTPUコーティングを施した軽量ナイロン製。使わないときはぺたんと畳めて、水にはちゃんと浮く。独自の「フォールドシールシステム」で口をしっかり密閉します。名前どおりフラットな形なので、体に沿わせやすくて背負い心地もいい。

「みんなと同じ定番はちょっと」という人や、道具にこだわりたい人にすっと刺さる一本だと思います。

5. Breakwater Supply Meanhigh ドライバッグ 25L(濡れ物と乾き物を分けられる賢いやつ)

最後は、痒いところに手が届くBreakwater Supplyの25L。これ、何が面白いかというと、フロントに「ウェットポケット」というメッシュポケットが付いているんです。

濡れた水着やグローブ、靴下なんかを、乾いた着替えと分けて入れられる。しかも通気性があるから、その間に少し乾いてくれる。海やプールの帰りに「濡れたものをどこに入れよう」と困った経験がある人なら、この発想のありがたさが分かるはず。

さらに360度の反射プリントや、ホイッスル付きの反射チェストストラップまで備えていて、暗い時間の移動でも見つけてもらいやすい。溶着シームで防水性もしっかり。細部まで気が利いた、頼れる相棒です。

バッグ以外にやっておくと安心なこと

ドライバッグを手に入れても、使い方でちょっと差が出ます。まず、貴重品はジップ袋に入れてから中に放り込む。二重防御になって、これだけでかなり安心感が変わります。

スマホは、IPX8対応の防水ポーチを一つ持っておくと便利です。付属していないバッグを選んだ場合はとくに。カヤックの上でも気兼ねなく写真が撮れるようになります。

そして、濡れ物と乾き物は分ける習慣を。スタッフサックや小さなポーチをバッグの中で仕切り代わりに使うと、荷物がぐちゃぐちゃにならずに済みます。ウェットポケットがないモデルでも、これで代用できるんです。

まとめ

防水ドライバッグは、「濡らしたくない」という不安を丸ごと消してくれる道具です。夏のレジャーが、ぐっと身軽で気楽になる。

選ぶときは、まず用途に合った防水レベルを見極めること。雨やしぶきなら簡易防水、水没の可能性があるなら溶着シームの本格防水。そこさえ外さなければ、大きな失敗はありません。あとは容量と、背負えるかどうか。この3つを押さえれば十分です。

自分は、川遊びで一度荷物を水没させてから、ドライバッグを手放せなくなりました。あの「中身が濡れてない」という安心感を知ってしまうと、もう普通のバッグには戻れないんですよね。

毎年やってくる夏を、思いっきり楽しむために。あなたの遊び方に合う一つが、この中から見つかったら嬉しいです。焦らず、じっくり選んでみてください。

いいなと思ったら応援しよう!