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雨粒

何の夢を見ていたのだろう?

夢みたことのないひとに
ふり落ちる雨垂れのような
はっとする転寝の中で
耳奥で掠れる音を
ずっと眠っていたと告げる蓄音機の
天使がシステムとなるまで

「そう言った」と言ってくれる
一人を探す女の
ワンピースばかりのクローゼットの中で
汗をかいたことのない私にとって
昼夜勤勉を教える
コンピュータが処理にあきるまで

何の夢を見ていたのだろう

それを満たす重さの
水の粒たちが
雨を待っていた世界の
ほんの一部に誤解するまで

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