オタ的ヒコーキ模型①ジェットビートル
今回より新たに投稿開始するシリーズ。
アニメや漫画や特撮作品の劇中で活躍する飛行機(っぽいものも含む)のプラモを紹介してゆくものである。
例によって「制作記」ではないので制作過程はあまり紹介せず、主に劇中での活躍シーンや個人的に溢れ出る「愛」を語らせて頂く事とする。
尚、制作物のクオリティは相変わらずシロート級なので、もしも読者ご自身が同じプラモを作ろうとする際には、万が一にも参考にしないことをお勧めする。
★第1機★科学特捜隊 ジェットビートル/『ウルトラマン』

科学特捜隊 ジェットビートル
以前までの投稿で『超時空要塞マクロス』の主役メカ「VF-1バルキリー』のプラモ制作を繰り返してきた私であるが、それによりヒコーキ模型の楽しさに目覚めてしまった。

今度は「マクロス」以外のものを作りたいと、模型屋の棚で「おぉ、これカッコイイなー」と手に取る戦闘機などもあった。が、その機体への「愛」はなかった。
なぜならば、その機体の活躍シーンを知らないからである。
まぁ「零戦」くらいメジャーなら、いくつかの映画やアニメなどで活躍するシーンを知っているが、例えば「メッサーシュミット」や「F-16」あたりは、機体は知っているが活躍シーンが思い浮かばない。そして登場シーンは思い浮かんでも「B-29」は作りたくない。
なので恐らくそれらを作っていても、以前「VF-1」を作りながら脳内でミンメイのヒット曲がヘビーローテーションしていたように、BGMが脳内再生されないと思うのである。

まぁF-14をフォッカー少佐機にした時は「デンジャーゾーン」も流れていたが…。
そこで私は己に縛りを設けた。
「幼少の頃よりテレビや映画で観てきた、あのカッコイイ飛行機たちを作ろう!」と。

そして、店頭で入手(と経済的に)可能な範囲内で、活躍シーンが眼に浮かぶあの機体やその機体を作り始める事とした。
その第一弾がこの「ジェットビートル」である。
言わずと知れた『ウルトラマン』に登場する、科学特捜隊の対巨大生物汎用戦闘攻撃機だ。

主な火器は機首ビーム砲、主翼のロケットミサイルであるが、敵怪獣及び宇宙人や状況に応じてロケットランチャーや爆弾、急ごしらえの特殊火器など様々なオプション兵器を装備することが可能である。
そして特筆すべきは、サブロケットエンジンと核パルス推進ロケットを追加装着することで、大気圏外行動が可能という驚くべき性能を有している。

それはつまり、大気圏再突入が可能という事でもあるのだろうか。
だとすると、どことなくスペースシャトルにも似たフォルムだという事も頷ける。
ところで私は、50年以上誤解していたのだが、この「ビートル」というネーミング。
ず~っと「フォルクスワーゲン・ビートル」などと同じく、「カブトムシ(= beetle)」を意味するものだとばかり思っていた。

丸っこいから…
だが実は「垂直離着陸機( Vertical Take-Off and Landing aircraft)」を意味する「 VTOL(ヴィトール)」からの「ビートル」だったとは!

垂直離着陸する姿を見せてくれていた。
さて、バンダイメカコレクション「科学特捜隊 ジェットビートル」である。
明確に縮尺は記載されていないが、恐らく1/200ほどかと思われ、一般的な航空機模型の1/72よりもかなり小ぶりである。
だがさすがバンダイ。
成型色ごとに分割されたパーツや、HGガ●プラのようなシールではなく、しっかりと水転写式デカールが付いている。(ガン●ラもバンダイですが…)

パーツも少なく接着剤不要なので、組み立て自体はとても簡単だが、せっかくフォルムも美しいのでチタンシルバーとレッドで塗装し、スミ入れ後に半光沢でトップコートした。

ウェザリングをするべきか悩んだが作中の雰囲気を大切にしたので、敢えて「模型感」を残して汚さなないこととした。
改めてこの「ジェットビートル」の素晴らしいデザインに惚れ惚れしてしまう。
ウルトラシリーズのメカの中には『ウルトラセブン』の「ウルトラホーク」や「ポインター」、
『帰ってきたウルトラマン』の「マットアロー」など秀逸なものが多いが、この「ジェットビートル」は、なんと言うかゴテゴテしていなく機能美に優れている。

恐らくこの頃の『ウルトラマン』に登場するメカや怪獣は、まだ「玩具化」することを想定せずに、純粋に劇中での活躍に特化したデザインだからなのだろう。
玩具化やプラモ化を意識することが決して悪い事とは思わないし、私はそのプラモをこうして作る事を楽しんでいる。
だが、登場メカというものは得てして、玩具展開など営利目的にデザインされたものよりも、作品の中で説得力のあるデザイン設定されたものが、後々まで語り継がれるように思うのだ。

科学特捜隊「ジェットビートル」。
私はこの飛行機が、ずっとずっと前から大好きなのである。
