継続には勝てない
好きなことしか続けられない人間。
人に言われて最近気づいた、私のひとつの側面だ。
嫌いなことは続けられない。運動も、過度なSNS運用も。
じゃあ、今まで続いたものは好きなものだったかしら、と振り返る。
私は新卒から10年近くIT業界で働いていた。
最初は、好きになれそうかも!と思って就職を決めた(し、リーマンショックの影響で最終的に残った選択肢が2つだけだった)。
実際、ITに関わる新しい知識を得ることは楽しかったし、勉強はよくしたと思う。
それでも私は、仕事を投げ出すように辞めてしまった。だから、IT関連の仕事について、私は「続けられなかったこと」として認識している。
だが、角度を変えればまがいなりにも10年も続けられたともいえるわけで。
仕事だから、といえばそれまでだが、私の性格上、本当に無理な仕事は一瞬で辞めていると思う。
これ、「苦手なこと」と「嫌いなこと」の違いかもしれない。
私は、いつまでたってもプログラミングが上達しなかった。苦手だった。
苦手でも続けたのは、できるようになりたいと思っていたからかもしれない。
それでも辞めてしまったのは、いろんな事情が重なった結果ではあるが、続けるのが苦痛になってしまったからだ。つまり、嫌いになってしまったのです。
ところがどっこい、逆説的だが「嫌いなこと」を続けると、得意になり、好きになっていくことだってある。
例えば育児。親になった瞬間から育児大好き!なんて人、私は見たことない。嫌いまでいかないにしても、どちらかというと不安で怖くて、やりたくないと思ってしまうのではないだろうか。
しかし、長く続けるうちに育児が大好きになる人もいる。好き嫌いはおいといて、多くの人ができるようにはなるだろう。
好き嫌いや得手不得手に関係なく、「続けること」にそういった効果があるのではないか。
すなわち「嫌い」や「苦手」を「好き」や「得意」に変える力。
ブックデザイナーで"習慣家"の井上新八さんは自身の著書でこう書いている。
わたしには「やりたいこと」が特にない。
でもやってみたら「好きだった」ことはたくさんあった。
今やりたいことがなければ、別に無理に見つける必要はないと思う。
何かを試してみて、続けてみて「やりたいこと」にしてしまうほうが早い。
だからそういう人にオススメなのが、「なんでもいいからはじめる」という考え方だ。
好き嫌いも得手不得手も、結局「継続」の前では無力なのだろう。
辞めたら終わる。続けたら終わらない。
私の前にあるのは、ただ、それだけなのかもしれない。
うーん、運動、するかぁ……。
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