ハネフクベ|空を飛ぶふしぎなタネのお話
やれやれ、植物の世界も生き残るためにいろいろ考えてて大変だねぇ。今回は「ハネフクベ」っていう、ちょっと変わった名前の植物の特徴についてお話しするよ。ちなみに学名は「アルソミトラ・マクロカルパ」っていう、なんだか早口言葉みたいな名前なんだけどさ 。
このハネフクベはウリ科のつる植物で、実は直径20センチくらい、ちょうど人の頭くらいの大きさになるんだよ。実の中に数百枚もの種がギッシリ詰まってるんだって 。これだけでも結構びっくりなんだけど、本当にすごいのはその種の形なんだよねぇ 。
なんと、種の左右に薄くて半透明の大きな「羽」が広がっていて、全体の幅が10〜15センチくらいもあるのさ 。
でね、実が熟して底がパカッと抜けると、中の種が1枚ずつ滑り出すようにフワ〜ッと飛び立つんだよ 。それが本物のグライダーみたいに上手に向きを変えたり風を捉えたりして、ほとんど高度を落とさずに数百メートル先まで優雅に滑空できちゃうんだから、あたしゃもう感心しちゃうよ 。
しかもこの完璧な羽のデザイン、大昔の人が作った初期の飛行機のヒントにもなったらしいんだから大したもんだよねぇ 。植物のくせに人間のテクノロジーの先輩だなんて、なんだかちょっとカッコいいじゃないの 。
まったく、自然のアイデアにはおじいちゃんじゃなくても驚いちゃうね。それじゃ、今回はこのへんで。後半へ続く……なんてね!
