図解 CUBEシリーズ 〜星空書房 2〜
CUBEシリーズ第一弾でもある、星空書房さんを図解していく第二回。
第一回はこちら↓
今回は、主に構造について、解説していきたいと思います。
とはいえ、構造について説明しても、退屈だと思いますので、関係者のみなさんに集まっていただきました!
柊工務店 ヨダさん
AAG設計 瑞江
プレカット Fさん
それではまず、みなさん自己紹介と、どんなお仕事をしているか、教えてください。
瑞江(以下み):
じゃあ、ヨ-ダさんから
ヨダさん(以下ヨ):
なんで心持ち伸ばしたの!?
ヨ-ダさん、手短に
ヨ:
……ェ
ヨダです。
ァ、柊工務店のヨダです。
工務店というのはですね、
ざっくりいうと、家を建てるところです。
私の仕事は、構造設計です。
み:
ヨ-ダさん、それじゃ分かんないよ、
知らない人が聞いたら、
カタカナで聞こえてるよ?
コウゾウセッケイってナニ?
ヨ:
手短にいうたやん……
木組みのことです。
……
木造設計の、木組みのことです。
瑞江さんが❌出してます
ヨ:
……木組みがダメなの!?
……こう、木材をね、
どんな大きさの木材をね、
どんな金具でどんな風に組んだら、
家が壊れないかっていう、
そういう計算やら何やらをするのが、
構造設計です。
み:
絶対、伝わらん気がする……
まあ、いいか
ヨ:
…………まあ、
瑞江の仕事と比べると、
一般の方には馴染みがないかなと……
み:
次は、Fさん、
え?
何ちょっと自分は見てるだけ
みたいな雰囲気醸し出さないで!
F:
えー……某プレカット工場の、Fです。
み:
匿名なの
F:
匿名でお願いします笑
ヨ:
何、会社的にダメとか?
あ、そんなこと言わないか
F:
わたしがイヤです!
み:
待って!
なんかその言い方だと、
変なおっさんの一味にされたくない!
みたいなニュアンス感じるんだけど!
F:
気のせいでしょう
手短に!!!
F:
プレカット工場っていうのは、
木造の建物で使う木材を、
加工する工場です。
プレ、事前に、
カット、加工、です。
ざっくりいうと、
プラモデルの部品工場みたいなもんです。
み:
あれねぇ、すごいよねぇ、
現場でピッタリ組めるの!
だって、パソコンの中でやるんでしょ?
わけわかんないよねえ
F:
逆に現場で組めなかったら終わりです。
ヨ:
確かにね……怖いよね
F:
で、わたしはその加工データを
作ってます。
ヨ……ヨダさんのような、
構造設計の先生が入られるときは、
主にその指示に従って
作ります。
ヨ:
ーーちゃん、今伸ばそうとしたよね!?
F:
本名しゃべらんでもらえます!?
大丈夫です、
ピーっていれます
F:
それもイヤ!
み:
Fさん、この際だから、
苦情言ったほうがいいよ、
ヨ-ダさんの図面では組めませんって
ヨ:
それを言うなら、
瑞江さんの図面では、
構造が起こせません、やろ……
F:(にっこり)
み:
…………
えー、最後はワタクシ、瑞江です。
Archi Art Galleryで、意匠設計をしてます。
意匠、っていうのはデザインのことです。
デザインにも、いろいろあって……
うちの事務所だと、
建物全体のデザイン、
人の動きを含めた間取りのデザイン、
内装や外装、あとは外構のデザインで、
分かれてるんだけど、
僕は最初の二つを担当してます。
簡単にいうと、
僕が建物の間取りを考えて、
ヨ-ダさんが、どうやったら建てれるかな?
って考えて
それを建てれるように、細工してくれるのが、
Fさんです。
ヨ:
簡単に言うよ……
ホント大変なんだよ、
現実に建てれるようにするの、
ねぇ、……Fさん
F:
そうですね、でも、
それが楽しいところでもあります。
ぜったいに、瑞江さんに負けるか!
って思います笑
み:
えー、そんなこと思われてんの?
F:
それは、木造ではできない
って言いたくないんで!
わたしがなんとかするわ!
どんな変な建物でも、組んだるわ!
て笑
ヨ:
気持ちは分かるけど、
ーーちゃんて、ドMなの?
F:
名前!
み:
名前の方なの!?
えー、そろそろ本題に入りますね?
今回集まっていただいたのは、みなさんで駄弁ってもらうためではなく……星空書房さんの、構造について語ってほしいんです。
前回出した、これが図面なんですが

この図面から、内部の構造が検討されていくわけですよね。
ヨ:
そうですね。
実際には、寸法が入った
詳細な図面のこともありますが、
完全に計画段階で投げられることもあります。
今回は……まあ、そこそこマシだったかな
み:
マシて!
F:
マシですね……
とりあえず、四角である、ってとこが。
カーブしてたり斜めになったりしてないですもん
家なんか、全部四角にすりゃいいんですよ。
み:
もう笑うしかない!
そして、こちらに3Dの画像を用意してみました!
み:
ほう!

み:
……待って、これ、
普通の人分かるの?
これを見て何を語るの!?
土台に柱を立てたところ、って、
分かるのこれ!?
F:
組むのに大変だったところ、
とかじゃないでしょうか!
……でも、特に大変ではなかったんですよね。
一階は。
ヨ:
一階は笑
分かる、分かるよ、一階はどうでもいいよね!
基礎を作るのも難しくなかった。
基礎の設計もヨ-ダさんのお仕事なんですよね!

画面がややこしくなるので
土台は非表示にしてます
F:
ここからです、問題は……
ヨ:
大問題だよね……
F:
最初、図面見てぬか喜びしたんです。
四角いから。
二階の図面見て、破り捨てたくなりましたね。
み:
(苦笑)
え?
説明?
えーっと、二階はですね、
まずこの、いま組んである部分、
これが、テラスです。
星空書房さんは、建物の中心に
中庭があるんですが……
この中庭にね、どう、光と風を入れるか、
っていうのが懸案でして
ヨ:
なんでそんなデザインにしたわけ?
いや、CUBEはわかるよ?
このサイズで中庭って、苦しくない?
み:
いや!
そこは、施主の松井さんのご要望なんで!
ヨ:
本当は雨も入るようにしたかったって
小耳に挟んだけど……
み:
それはあきらめざるをえませんでした。
で、中庭に、光と風を入れるには、
中庭の上が、リビングになるんですけどね、
これ、分かるんかな?
F:
わたしにはよく分かります
ヨ:
普通の人にはわからんでしょう
み:
とにかくね、中庭の上に、
そのままリビング乗っけると、
外の光と風が入らない、ということで
中庭と、この周りのテラスが繋がる、
そんな設計になってます。
ヨ:
なんもわからん笑

リビングの床を組んだところ
もうなんのことかわかりませんね
F:
構造で大変だったポイントなんですけど、
レベル差、と言いたかったんですけど、
実は、このテラスの梁もなんですよね……
ヨ:
かなり大きい梁になったよね。
思った以上にスパンあって
F:
柱と柱の間が離れてると、
できるだけ強い木材にしないと
いけないんですが……
これは、みなさん、感覚で
なんとなーく分かってもらえるかなっと……
問題は、この梁の下なんですけど
テラスの天井が元々低いので……
あまり大きな梁にすると、
天井から出てくるんです。
その上、テラスの上にも、
本置くっていうから……
み:
そういえば、施主さんと、
Fさん知り合いなんだっけ
F:
……学校の先輩です……
本の重みで壊れんように、
しっかりやれよ!などと言われました
ヨ、み:(爆笑)

F:
この角度だと、全然分かりませんよね、
中にレベル差があるの
ヨ:
わかんないね……
あのレベル差が、構造泣かせなんだけどね……
み:
壁とかできたら分かるんじゃない?
木組みだけって、
無理があるよね、
一般の人には絶対伝わってない!
えー、もっと、土台とか、梁とかについて説明していただけるかな、と思ったのですが、完全に内輪の話しかしていただけませんでした。
放っておいたら、関係のない話を始めるか、専門的すぎて誰も分からない話になるかだったので、その辺はカットしてあります。
次回は、屋根と、窓について……と考えていたのですが、すでに企画が危ぶまれてきました……が、次回もお楽しみに!
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