ぱちこはイラストレーターではない、絵描く人です
今回は、少々、腹が立った話なので、少々、毒を吐くことをお許しいただきたい。
いや、お前、しょっちゅう辛辣に毒を吐きつつ突っ込んでるだろ、と言われるかもしれないが、まあ、お許しいただきたい。
毒にやられたくない人は、目を半開きにして、画面をできるだけ遠ざけ、スクロールだけして、すき、を押していただいても構わない。なんなら、何の関係もないコメントを、さも、内容を全て読んだかのように書いていただいても構わない。
どちらにしても、ぱちこはムカムカイライラしている。略すとムラムラである。
このままいくと、話が終わらないから、一言叫ばせてくれ。
ぱちこに
フリーのイラストレーターになる
営業かけてくるとか、
このふとどきものがぁぁぁ!
ふとどきもの
なのか
ふととどきもの
なのか
わかんなくなったじゃん、
ムラムラしすぎて!
ふと、届きものって、
とりちゃんとかが
窓辺に置いてくれるやつだよね。

ふと、とどきもの
何でイラストになってん?
とか突っ込むとめんどくさいから
今日も無視笑
何にそんなにムラムラしているのか、順を追って説明しよう。
誰も求めていないかもしれないし、今、もうときを経てしまい、全くムラムラしていない上に、この文章が「何をそんなにムラムラ」で止まっていて、非常に迷惑しているのだが、とりあえず先を続けよう。
いつもいつも、ぱちこという人物に言っておきたいのは、下書きを途中で放り出すのはいいが、せめて文章は終わらせておいてほしい、ということだ。こういう駄文の場合はさておき、創作文で、単語の途中で止まっているときもあって、それは本当に困る。
そして、いつもいつも思う。お前の書いた読みやすい記事の書き方を読み直せ。
ことの発端は、スレッズなるSNSを動かし始めたことによる。登録はXがXになるよりももっと前、Twitterの動きが今ひとつ怪しくなってきていた頃に、別のSNSを発掘しようと考えて手を出していたから、かなり放置していたことになる。
そもそも、インスタ自体を放っていたのを、お絵描きを再開したことから動かし始めた、そうして、自動的にスレッズに(スレッズ、が変換されない笑)投稿されていくにあたって、よくは分からないが、誰かがぱちこのスレっずを(せめてカタカナ変換してくれよ)見るようになったのだろう。
この記事が鼻息荒く描かれたのは十二月の半ばのことで、毎日、アドベントカレンダーを投稿していたから、それがきっかけで、ムラムラする羽目になった、とも言える。
なんにせよ、よくは分からないが、何人かフォローしてくださった方がいる。見ず知らずの相手で、よく分からないが、絵を描いている人なら悪い人はいないだろう、と思って、ぱちこもフォローした。
すると、そのうちの一人から、わざわざDMが届いた。
こういうの、実は結構ビビる。
嫌ではないから、いくらでもDMを送っていただいて構わないのだが、人見知りだからどうしても、「ヒィ!」と思う。しかも、こちらはなぜか自分が勝手に課したミッションに追われる日々で、知らない相手に返事をするエネルギーを有するまでに(忘れていたともいう)一日か二日を要した。
自分は、意外と関わりの浅い相手に突撃することが多いくせに、である。
彼女は、いや、実際に相手の性別は分からないわけだが、まあ、彼女は、イラストレーターで、人脈を増やしたいのだそうだ。この時点できな臭い、とぱちこは思った。
人脈を増やしたいから仲良くしたい、なんて、嫌なやつだ。学生時代、「友達になろうよ」というやつは、大抵悪いやつだった。
こちらを支配したいやつに限って、「友達になろうよ」と言ってくる。本当に仲良くなれる相手は、決してそんなことを言わない。友達だから一緒にいるのではなく、ただ仲が良くて一緒にいることになる。
とはいえ、ぱちこは興味本位で返事をした。それでムラムラしたんだから自己責任と言われればそれまでなのだが。
次に来たのは、自分の年齢と経歴(派遣社員だったがフリーのイラストレーターで人生薔薇色!)で、こちらが何の仕事をしているのか、と不躾にも聞いてきた。
この方、自分はHSPであると書いている。の割に、えらいぐいぐいくるやないか! とぱちこは目を剥いた。人の職業なんて出会って二言目に聞きますぅ? 繊細さのかけらもないやん! そんなん、繊細さのかけらもないぱちこでもやらんで!
なんて答えて欲しいんやろう?
惨めな会社員であるぱちこにどうしても被せたいんやろうな? そして、フリーのイラストレーターになるための営業をかけたいんやろうな?
この時点で、ぱちこはすでにイラッとした。イラッとしたから、普通にお世辞を言って、QAエンジニアです、と答えた。これは、完全に嫌がらせである。どう考えても相手はQAエンジニアなんて職業とは縁がなさそうだとわかって、こちらも被せにかかったのである。悪いやつだ。ぱちこの暗黒面である。
しかしというべきか、しかるに、というべきか、彼女は自分から職業を聞いてきておいて、それに一切触れなかった。もし、彼女が本気で営業のためのトークをしているのなら、大失敗である。
恐ろしいことに、ぱちこは人間としての雑談能力が皆無にも関わらず、お客さんを持ち上げて商品を買わせる営業トークだけはピカイチだ。いや、そうではない。営業トークには型がある。人間の心理を学べば、そして実地によって、それぞれの個々の人間の反応を蓄積すれば、相手をいい気分にさせて引き込むのは容易い。
この場合は、話が冗長にならない程度に、QAエンジニアを掘り下げなくてはいけない。だからここで、ぱちこはさらにイラッとした。ぱちこの職業を掘り下げてもらえなかったから、ではない。なんでこんな下手くそな営業に付き合わなあかんねん!? この程度で売り込んでくるとか、百年早いわ、顔洗って出直してこい!
イラっとすると同時に、ちょっとウズウズした。教えてあげたい、営業トークのイロハを。
だが、面倒くさいのでやめた。彼女は、勝手に話題を先に進めて、今後イラストで何かやってみたいことがあるか、と聞いている。
こいつ、何様やねん?
ここでさらにイラっとする。この人、まずもってぱちこよりも六つほど年下だと言っている。ぱちこが何歳かも分からず、なぜそんな偉そうな言い方ができるのか。なぜ、最近、イラストレーターになったという彼女に、目標を聞かれなければならないのか。
ぱちこはどんどん黒くなる。きっとこのとき、ぱちこの顔面はどす黒かったことだろう。ぱちこは真面目に答える。
目標なんてない、楽しければそれでよい。
事実である。
真面目に真実を答えることこそが、相手に被せることができるだろう。さすれば、諦めて帰ってくれるだろう。(返事をしなければいいだけです)
きっと彼女は、ぱちこがイラストレーターになりたいが、なれないで困っている人種だと勝手に思っているようだった。だから、限りなく腹が立ったのだ。
ぱちこは、今の彼女よりもずっと若い頃に、「絵描く人」として活動していた。これは、ひとえに、イラストレーターなる一括りのものになりたくなかったし、自分の絵は「イラスト」ではなかったからだ。ぱちこがやりたいのはお絵描きであって「イラスト」ではない。かといって「画家」というのもなんだか違う。だから、「絵描く人 ぱちこ☆」と名乗っていた。
かつても今も、イラストレーターにはなりたくない。絵描く人でいたい。自由に自分の心のおもむくままに、絵を描いていたい。他人が決めた枠組みの中に入っては、いけないと思う。とにかく、ぱちこが大事にしているのは「芸術性」であり芸術性とはパッションとインスピレーションだ。
などという、超面倒臭い思想を持ったぱちこにイラストでやりたいことがあるかだと? あるわけなかろう。
そんなぱちこのドロドロした渦巻く黒いものを知ってか知らずか、彼女は全くへこたれることなく、返事をしてきた。自由に創作できるのは何より楽しいですよね、などと言っているが、じゃあ、なぜイラストレーターになんてなったんだ?
次の彼女の質問は、(話は一切、膨らむことなく、適当に流されて次の質問が来る)これだった。
イラストを描いて発信しようと思ったきっかけとかって何かあったりするんですか?
辟易した。
こいつ、ぱちこをなんだと思っているのだ?
お絵描き始めたばかりだと思ってんのか?
ネット使ってんの初めてだと思ってんのか?
もう、無視しようかと思いながら、ぱちこの暗黒面が、返事を打っていた。
絵を描くのは、こどものころからなので……きっかけは特にないです!
発信は……ホームページを個人が持てるようになったから、ですね!
ぱちこが絵を描いているのは、インスタに載せてみんなに褒めてもらいたい! とか、自分も趣味が欲しいからお絵描きしてみよう! とかそういうんじゃない。
知らないよ、なんで絵を描いてるかなんて、ただずっと好きだから描いてるだけだよ。きっかけってなんだよ、そこに紙と鉛筆があったから、じゃないのか? 他に何があるんだ? 確かに、なぜかおとんは油絵をやっていたし、おねえも油絵をやっていたし、おかんもことあるごとに小さいイラストを描いてくれてたし、小学生の頃からは、おねえみたいにお絵描きしたいと思って、やってきたけど、きっかけってなんだ? こうなると、環境じゃないか? それに、しょっちゅう、美術館や美術展に連れて行かれて、有名な絵画を見せられて、自分もやってみたいって思うの、自然な流れじゃないか?
しかもそれって、ネットなんか存在する前の話だし。
しかもネットに参入したのはインスタとか関係ないし。ネットが繋がって、自分もホームページを作れるって知って、しかも無料でできるから開設させてくれ! っておとんに頼んだのが高校一年のとき。HTMLの本を買ってきて、せっせと打ち込んで暮らしていたのがぱちこの高校時代。
発信とか、そういうことやないねん。
歴をなめんなよ!
という、ドス黒い気持ちで送ったのに、彼女は何食わぬ顔で、自分も絵を描くのはこどものときから好きで、でも恥ずかしがり屋だから発信できなかった、と答えてくれた。
いや、話分かってないよね?
当時はまだ、検索エンジンに自分で登録してたのよ?
恥ずかしさなんてないよね?
だって、誰も見ないもの。ネット人口だって、めちゃんこ少なかったのよ?
なんやらかんやらオタクは工夫して、同じ趣味の人と繋がってたころよ?
しかも、その黎明期にあって、ぱちこはSOHOの掲示板に登録して(怖いもの知らず)うっかり、働いちゃったのよ?(まあ、恥ずかしがり屋ではないよね、人見知りだけど、恥ずかしがり屋ではないよねっていうか、自分で自分のこと恥ずかしがり屋って言うぅぅぅぅぅ?)
っていうか、恥ずかしがってんのに、なんでこんなにグイグイくんねん。
絶句していると、すぐに次のメッセージが届いた。
よかったら軽くお電話でご相談乗りましょうか?
ぱちこさんとは話も合いそうですし☺️
わたしでよければいろいろ経験とか相談とかもできますよ。わたし自身のアウトプットにもなるので!✨
うん。
誰かにこうやって言えって言われたのかな。でもさ、ぱちこ、一度も悩んでるなんて言ってないよね?
そんでもって、中学生のときから自分でキャラクターを作って絵本を作ってホームページ作ってせっせと売り込んで、お絵かきして、お絵かきが上手くなりたいと言って、絵が上手い友達に弟子入りして、毎日絵を描いて、もっと絵が上手になりたいと思って、フリーペーパーを毎週発行して、絵を描くことを自分に課して、色鉛筆で緻密に世界を再現するために色を識別する目を養う訓練に勝手に勤しんできた、ぱちこが?
この、ぱちこが!?
経験とか相談を!?
なぜこの、最近、イラストレーターとか流行ってるから自分もやってみたら簡単にできたよ系のやつから、経験とか相談を!?
ガチでイラストレーターを目指してて、デザインフェスタとか行ってぱちこがファンになった方々とか、どうやってその道を掴んだのか、知ってますけど、それでなんの経験とか相談を!?
っていうか、芸術に経験も相談もなくね!? パッションとインスピレーションだって言ってんじゃん。ビジネスっていう意味なら、経験も相談もなくね!? 営業トークがダメだって、序盤に言ったじゃん!(心の中でな)
どうやって売り込むかなんて、分かってんだよ! ぱちこの好きに描いてるだけじゃ、売れないのも分かってんだよ! 売りたいんじゃないんだよ! 描きたいんだよ! なんで、絵を描いてると、どいつもこいつも、売りたい売れたい、有名になりたいかと思ってるんだよ! お金は好きだよ! 濡れ手で粟とかやりたいよ! だけど、それを自分が好きで描いた絵を人に売りつけるなんて、やなんだよ! やろうと思ったけどできないんだよ! 分かってるよ、絵の良し悪しじゃないんだよ、最終的には売ればいいだけなんだよ、だけどそういうことじゃないんだよ!
世の中には、知識があっても行動できない人と知識が知識がないから行動できない人がいるけど、ぱちこは前者なんだよ! 人を騙してお金を巻き上げるのは嫌なんだよ! 言われなくたって、どうしたらお金を作れるかくらい知ってるよ! 放っておいてくれよ!
と、鳥乱したのも束の間、居た堪れなくなったぱちこは、丁寧に返信した。すみません、調子に乗りました。多分、お声をかける相手を間違ってます。
普通はさすがにここで、お話が終わると思うだろう。違った。
なんか寝ぼけてましたね……すみません……
違ったァァァ!
なんかやばい人だったァァァ!
最後までお読みいただき
ありがとうございます
すみません
あと
ご本人が読んでいたら
すみません

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