珈琲の感想を姉に迫る前に起きた事件
3月6日の夕方、
家に帰ったら珈琲が届いていた。
西からと東からと
同時に到着して
なんか得した気分。


まず聞いてほしい。
珈琲じゃなくて、ぱちこの絵の話を。
ぱちこは、
ここぞとばかりに姉に贈る絵を
選んだ。
この三枚である。
無意味に選んだのではない。
聞いてほしい。
それぞれに、
姉との思い出をのせて
選んだのだ。

ぱちこの部屋には、A0サイズくらいの絵がある。ふしぎうさぎ300選といって、このふしぎうさぎが300匹描いてある。すべて違う服を着ている。高三の文化祭用に描いた絵だ。
思えばこのころからアホで、アイデアはよかった(いいか?)のだが、300着も服を考えるのが本当に大変だった。300回もふしぎうさぎを描いてたら頭がおかしくなるかと思った。
大学のときに、これを持って海を渡った(千葉に)。なぜ持っていったのか意味がわからないがとても大事なものだったのだろう。
そのころ、リプトンだかなんだかのおまけでテトリスだかなんだかのゲームが遊べた。ぱちこはそれにハマって、何時間も遊んだ。昔のケータイは、メールが来たからといって、画面に内容が表示されたりはしなかったから、メールの存在には気が付いていたがなにしろテトリスが忙しくて無視していた。
しばらくして姉から電話がかかってくる。
「ぱっちゃん、全然返事せんけん、もう強盗にやられて死んだんかと思って……そしたら、ふしぎうさぎの絵をどうやって売ろうか考えとったんよ!?」
メールを送り合いすぎて
迷惑メールと勘違いされ
ドコモにブロックされたことがある
と、いう思い出のふしぎうさぎの絵。

中三のときに、父に犬を買ってもらった。
本当はビーグルの予定だったが、ペットショップにいたシーズーの子犬がかわいすぎて、即決した。まあ、色味は間違っていない。
兄弟で走り回るかわいい子犬にもうメロメロの父とぱちこに変わって、どちらをもらって帰るか決めたのは姉である。
ルイは、ルイ アラゴンのルイで、これは、姉から譲り受けたモモちゃんとアカネちゃんのお話に出てくる黒ねこのプーの子猫が貰われた先でつけてもらった名前で、ルイにしようと言ったのも姉である。
お風呂に入る前の姉を追いかけまわし、
マーキングしまくった
お風呂から出てくると
見向きもしなくなる徹底ぶりだった
という、思い出のこいぬ、ルイの絵。

母はいつもアイスののったメロンソーダをレストランで頼んだ。ぱちこは炭酸が飲めないのに、もちろん、小学生の飲み物だと思われて必ずぱちこの前に置かれた。
という、母との思い出のメロンソーダの絵。
なのに。
あの人、見てなんて言ったと
思いますぅ!?
え、かわいいやーん、
本物みたい!
ここまでは、まだいい。
この後や。
え!?
犬おるやん!
忘れたいのに笑
ええええええええ!?

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