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念ずれば花ひらく

 強く願えば現実になるものです。
 人によっては、願いを口にするほうがよい、という話も聞きますが、ぱちこはあえて、人には話しません。
 人見知りで、普段は黙っていることが多いのもありますが、ぱちこの体感では、心の中で思っていたほうが、叶うからです。

 ただし、それが必ずしも、よい結果になるとは、限りません。


 ぱちこは、幼少期、髪がサラサラでした。
 姉が、髪を洗うのを面倒くさがったという理由で、子供の髪はショートカットと決められていました。ひどい話です。まあ、髪を洗うのはわたしも嫌いなのですが。

 そんなぱちこは、お話を読むのがすきでした。
 お話に出てくるお姫さまは、髪がすてきないろをしていて、長くてふわふわくるくるで、あるくと、ふわふわなびきます。
 サラサラのショートヘアのお姫さまなんていません。
 ぱちこは、自分の髪がふわふわのくるくるになって、はなぞのを歩く姿を日々想像していました。




 月日は流れ、ぱちこは中学生になります。

 ぱちこは、とさか、と呼ばれていました。
 なぜなら、前髪がくりんくりんに巻いていたからです。もちろん、後ろ髪もぐねぐねのうねうね。
 わたしの青春は、この癖毛のせいでさんざんでした。大人になってからも、長い間、ばかにされ、からかわれ、悩みまくりました。
 美容院でストレートパーマをかけてみましたが、髪が傷むうえに、伸びると根本がうねるので、もっともきれいであってほしい前髪が、残念な結果になります。
 高校生当時のストレートアイロンは、今ほど性能がよくなかったので、毎朝頑張って伸ばしても、チャリンコで通学すれば台無しです。


 そう、夢は叶ったのです。
 しかし、時代は黒髪ストレート前髪ぱっつんが主流。ふわふわのくるくるなんて、求められていません。
 せめて、お姫さまのような素敵な髪の色ならよかったのですが、黒いせいで、だらしなく見えます。


 と、ここまで書いてありました。書いたのは2025年4月10日、18:19、バスの中ででも書いたのでしょうか。
 オチがわかりません。
 この後、どう落とす予定だったのか、読み返してみてもわかりません。

#なんのはなしですか

です。

 しかし、去年の終わりの回収に出さなかった、ということは、その時点で続きを書こうと思ったからなのです。にもかかわらず、思い出せません。

 なんのことか分からないので、以下、現在のぱちこが勝手に書いておこうと思います。
 ぱちこは、この後、高校、大学と懸命にストレートパーマにしていました。髪コンプレックス半端ない。
 大学に入った頃には、「くせ毛風パーマ」が流行って、前髪にパーマをかけやがる輩が現れました。当時は、まだ、自分の前髪と折り合いがつかなかったので、わたしもくせ毛風なんですぅ、と開き直ることができず、ひたすら呪わしく思ったことを覚えています。

 大人になった後、なぜか髪を染めてパーマをかけていたことがありました。後になって、元々ストレートの知り合いに、パーマなんてかけてもすぐに落ちるんだよ、というのを聞いて、愕然とします。なぜなら、ぱちこは、パーマをかけた後、何ヶ月も持続していたからです。
 いや、それは地毛だろうよ。

 ぱちこは常日頃から、人と同じは嫌だ、などと申しておりますが、日本人はツヤサラストレートが王道と思われている節があります。たまに、髪が黒いのとチリチリなことから、頭に生えているのではない毛と笑われることすらあります。
 中学校の時のあだ名にはエビチリ、というのもありました。


 でもね。

 その度に、思い出すんです。
 これは、わたしが望んだこと。

 念ずれば、花は開くんです。
 みなさん、諦めてはいけません。本当に叶えたい願いなら、一心に願うべきです。

 ただし、その後の保証はできませんけれど。


#なんのはなしですか
#熟成下書き


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