*ADHD日記*アメブロ記事の再起動 #20 〜 **小学生時代**
【すべてが繋がった日】
「ADHD のび太・ジャイアン症候群/司馬理英子」
医師から薦められた、一冊の本。
気が進まなかったけど、「感想を聞くからね」と言われれば、読むしかない。
私はその本を手に取って、読み始めた。
ADHDには、ジャイアンタイプと、のび太くんタイプがいる。
多動性や衝動性が目立つ、ジャイアン。
不注意が目立つ、のび太くん。
両方が目立つ混合型もある。
明らかに、息子はのび太くんだな…と、思いながら読み進めた。
ドラえもんになって、息子を守ってやりたい──
そう思った、一年前の私。
不思議な重なりだな、と思わずにいられなかった。
息子の特徴がはっきりと描かれたその内容に引き込まれていくうち、
体が震え出した。
流れている血が逆流し、最後には電流が放たれたかのような感覚。
なに、これ──
それは息子のことではなかった。
私の父の姿そのものが、そこには書かれていた。
父は、自分の親からも兄弟からも、誰からも理解されずにいた。
会社にも見放され、履歴書には書ききれないほどの会社名が並ぶ。
そのイライラの矛先は、娘である私にすべて向けられた。
今でいう「虐待」だった。
当時は、そんな言葉は聞いた事すらなかった。
どうして、私は父に殴られて、蹴られるのか。
私の人生の中での疑問。
その答えが出る日がくるなんて、思ってもみなかった。
父はADHDだった。
だからこそ感情のコントロールができず、いろんな苛立ちの中で私たち家族にあたっていた。
社会から弾き出され、精神病院に強制入院し、十年以上そこで生活している父。
息子に隔世遺伝した──私の人生の中で、後にも先にもない衝撃だった。
息子を放っておけば、父のようになる。
それを想像するだけで、あまりの恐ろしさに身震いがする。
「父のような人生を息子に歩ませたくない」
私の訴えに、主治医は深く頷いた。
「今、統合失調症であることと、その話を聞くと
お父さんもADHDを持っていたことは十分考えられます。
おそらく、家庭は家族として成り立ってなかったのでは?
昔だから、わからなかった。
性格だと思われていた。
だからこそ、最悪の結果をたどってしまった。
ADHDを放置した最悪の結果が
あなたのお父さんであり、あなたの家族なんです。
だけど、今は違います。
薬もある、治療もある。
そして、私がいるんです!」
底知れないパワーを持つ主治医のもと、治療が始まった。
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