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ジャパンウィンターリーグ2024 チーム紹介 〜Part.5 :「ストリングス(Strings)」〜

3年目を迎えたジャパンウィンターリーグ。今年は約140名の選手が沖縄に集まり、6つのチームを編成している。チーム紹介5回目は"トライアウト"に属するTeam「ストリングス」のメンバーを紹介する。(※チームは最終所属)

野球技術の向上や新たな野球環境を求めて、自らの意志で参加する"トライアウト"組。楽器の「弦」を意味する"Strings"には、7カ国の選手たちが集結した。

Team「Strings」(ストリングス)

チーム名"Strings"の由来は、沖縄の弦楽器「三線」。投打でいい音を球場に響かせたい。

【投手】
#22 ラズヴァン イヴァン(19:ルーマニア)右投右打/Saarlauis Hornets(ドイツリーグ)
#7 ケアレ ポール キングストン(16:オーストリア)右投右打/Dornbirn Indians(オーストリアリーグ)
#29 齋藤絢(21)左投左打/鹿沼39(社会人野球)
#16 ブレレ エミル(19:フランス)右投右打/Templiers Senart France
#14 水野優(21)左投左打/名城大学
#18 石井隆太郎(17)右投右打/富良野ブルーリッジ(北海道ベースボールリーグ)
#6 伊藤勇真(26)右投右打/ブルーサンダース(草野球チーム)
#13 小林涼生(23)右投右打/大東文化大学 ※12/9から参加予定

【捕手】
#19 プヨルゲノッサ クリスチャン(23:カナダ)右投右打/University of Tronto(カナダ)

【内野手】
#4 シュテファン フェリックス(19:オーストリア)右投右打/Schwechat BlueBats(オーストリア)
#12 クロッサン ダニエル(24:アメリカ)右投右打/San Rafael Pacifics(米独立リーグ)
#17 ルッター グレイハム(26:カナダ)右投右打/Midway University(アメリカ・ケンタッキー州)
#10 ジョーンズ チャールズ(25:アメリカ)右投右打/Blackwell Flycatchers(米独立リーグ)
#11 鈴木隆世(24)右投両打/美唄ブラックダイヤモンズ(北海道フロンティアリーグ)
#23 仲田唯憲(21)右投右打/てるクリニック(社会人野球)※12/9から参加予定
#15 ロムネック アッシャー(15:アメリカ)右投右打/読谷ボーイズ ※12/9から参加予定

【外野手】
#3 ノーブル ローレンス(22:アメリカ)左投左打/University of lllinois(アメリカ・イリノイ州)。
#20 ガブリエル トバー(21:ベネズエラ)右投右打/Berlin flamingos(ドイツリーグ)
#21 ダニエルズ メイソン(22:アメリカ)右投右打/CA Jays(米大学野球)
#0 知花辰憲(21)右投右打/沖縄国際大学
#1 大城光平(24)左投左打/千曲川硬式野球クラブ(社会人野球)
#5 置鮎久史(21)右投右打/香川オリーブガイナース(四国アイランドリーグPlus)※12/9から参加予定

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国籍も年齢も多種多様な27名から、WBSCランキング28位(11/27現在)のオーストリアからやってきた二刀流プレイヤー、ケアレ ポール キングストンを紹介したい。

ケアレ ポール キングストン(16)180cm 83kg 
12月4日のRocks戦では、1番セカンドで出場した

U-18とU-23のオーストリア代表のケアレは、今年の9月に高校2年生になったばかりの16歳。顔立ちに幼さは残るものの、発する言葉は年齢を感じさせないしっかりと芯のあるものだった。

「より高いレベルの選手たちとプレーできると思って参加しました。この1ヶ月で、体の正しい使い方を学んで、レベルアップしたいと思っていますし、日本の野球についても学びたい。ハイレベルな環境で、チームメートからもいろんなことを吸収したいと思っています」

投打の二刀流プレイヤーだが、アピールしたいのはピッチング。代表監督の坂梨氏から、U-23のクローザーを任されているのだ。

「持っている球種はファストボール(速球)、チェンジアップ、スライダーの3つで、最速は85マイル(約137km/h)です。ピッチングではここ一番の時に、いいパフォーマンスを発揮できることが多いので、ピッチャーのほうを見てほしいと思っています」

12月3日のLequios戦では、強打者たちを相手に堂々のピッチングを見せた

自ら望んでこのウィンターリーグに参加するほど、野球への強い情熱を持つケアレだが、オーストリアの誰しもが野球に熱を入れているというわけではない。そんな環境で育った彼が、なぜ野球というスポーツに魅了されたのだろうか。

「4歳から野球をやっていますが、野球を通して、多くの人と繋がってきました。国際大会にも出られるようになって、海外の選手や人々ともつながることができましたし、チェコにも行きました。それがすごく楽しいと感じています」

野球を通して、多くの人とつながり、ケアレの世界は広がっていった。今回の沖縄行きも、彼にとっては自然なことだったのかもしれない。

試合後も他の選手たちと英語で会話を交わす

野球という共通言語は、言葉の壁をも飛び越える。この沖縄の地でも多くのことを既に吸収していた。

「チームメートからだけではなく、コーチ(コーディネーター)やトレーナーの方など、たくさんの人からいろんなことを吸収させてもらっています。技術的なことやトレーニング、体のケアだけではなく、試合中の過ごし方や考え方、こういう状況では、どういう動きをすればいいのかなと、本当にいっぱい知識をいただいています」

人種や職種、年齢をも飛び越えて、野球という共通言語だけで繋がることができるジャパンウィンターリーグ。ケアレがこの場所に飛び込んだ目的は、もうひとつあった。

「自分ができる限り(学んだ知識を)持ち帰って、オーストリアのチームメートに伝えることで、自分たちみんなでレベルアップして行きたいと思っています」

野球を愛する16歳の青年が、オーストリアに持ち帰る「野球の知識」という可能性の種。それがいずれヨーロッパで大輪を咲かせる日を楽しみに待ちたい。

ヨーロッパの若い選手たちの今後の活躍に期待したい

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