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ジャパンウィンターリーグ版 夢の球宴! "Japanese vs. Overseas" (12/15) 【JWL Game Report:Day.16】

今年のジャパンウィンターリーグ(JWL)も残りわずかとなったこの日、JWLのオールスターゲームとなる「日本選手(Japanese)対外国籍選手(Overseas)」の2試合が開催された。

元々、12月9日に予定されていたこの「JWL的夢の球宴」だったが、悪天候のためグラウンドが使えず、その日は室内でのホームラン競走のみが行われた。

12月9日に行われたホームラン競争はテネロヴィッツ ロビー(Lequios/アメリカ)が圧勝

しかし、多くの選手たちから「自分のユニフォームを披露して、沖縄で試合がしたい!」という声があがり、この球宴が実現することとなった。

まず行われたのは、トライアウトリーグに所属するメンバーたちの「Japanese vs. Overseas」。この日、特別ゲストとして来場した「野球愛がとまらない」歌手・河野万里奈さんの"ノーバン始球式"で試合がスタートした。

河野万里奈さんの始球式 昨年に引き続きナイスピッチング!

Overseas先発のラシュカー ヤジア(Rocks/ミャンマー)が初回、2アウト満塁のピンチを無失点で切り抜けると、その裏に今度は2アウト一、三塁のチャンスを作って、リーグ打率.462(12月15日現在)の5番・プヨルゲノッサ クリスチャン(Strings/カナダ)が打席へ。インコースに2球続けられたストレートを詰まりながら、レフト前に弾き返すタイムリーヒットを放ち、Overseasがまずは1点を先制した。

続く2回裏には、8番・ガーザ エリック(Blaze/アメリカ)がソロホームランを放ちリードを広げた。Japansesの2人目・水野優(Strings)が投じたアウトローへのスライダーをすくい上げた見事なバッティングだった。

リーグ戦の初打席でもホームランを放っているガーザの一発をきっかけに、その後も得点を重ねたOverseasがJapaneseを圧倒。"トライアウトリーグ"夢の球宴は8対3でOverseasが勝利した。

Team"トライアウトOverseas" MVPはホームランを放ったガーザ エリック(中央)

続いてはアドバンスリーグの参加選手による「Japanese vs. Overseas」。試合前に円陣を組んだJapanese勢は今泉颯太(Lequios/トヨタ自動車)の気合充分な声出しから試合に挑んだ。

Team”アドバンスJapanese” 試合前の円陣 今泉颯太(右)が吠える!

1点を先制されたJapaneseは3回表、2アウト二塁のチャンスで2番・仲三河優太(Lequios/西武)がセンターオーバーの2ベースヒットを放ち、すぐさま同点に追いついた。高めの速球を左ひざがつくほどのフルスイングでかっ飛ばした豪快な打球だった。

さらに4回表にはランナーをひとり置いて、打撃の調子が上がってきた6番・手塚悠(Lequios/Panasonic)がバットで見せた。1ボールから外角のストレートを捉えてレフトスタンドに放り込んだのだ。

ホームランを放った手塚悠(panasonic) ベンチも驚きの一発だった

「打ったときはいい感じだったので『どれくらい伸びるのかな』とは思いましたが(スタンドに)入るとは思っていなかったので、正直びっくりしました」

打った本人も驚く2ランホームランに、ベンチからも驚きの声が上がった。

ベンチの出迎えを受ける手塚(左)

「そのリアクションは妥当だと思います。インコース寄りのまっすぐにうまく(体を)回すことができましたし、ファーストストライクを捕らえられたのはよかったと思います。打撃に課題を持ってジャパンウィンターリーグに参加して、今はいい結果が出ていますがいずれ悪くなるときはくると思うので、なぜいいのかをしっかり分析して今後につなげたいと思います」

流れはJapaneseに傾いたと思われたが、Overseasも黙ってはいなかった。

直後の4回裏、制球に苦しむJapanese3番手・内間拓馬(Eisa/元広島)から1点を取り返すと、尚も1アウト満塁のチャンスで2番・張仁瑋(Eisa/CPBL中信兄弟)がフルカウントまで持ち込み、最後は低めに投じられた145km/hのストレートを弾き返す2点タイムリーヒットで一気に逆転。ファウルで粘った張の打撃が内間を勝った。

逆転タイムリーヒットの張仁瑋(21/中信兄弟)見事な粘りで内間を攻略した

5回裏には打者一巡の猛攻で、更に5点を追加したOverseas。意地を見せたいJapaneseが最終回に4点を返したものの反撃は及ばず、9対7でOverseasが乱打戦を制した。

MVPには、勝ち越し打を含む2安打3打点の張が選ばれた。

MVPを獲得した張仁瑋
「ケガなくちゃんと試合で活躍したい」と来年の抱負を語った

「何も考えずにとにかく楽しもうと思っていました。きょうは調子が良かったですし、とてもいい打撃ができたと思います。(MVPは)すごく嬉しいですし、たくさんの国の人とプレーできたことも、とても嬉しかったです。ここではシンプルに考えた方がいい結果につながることを学びました。JWLに参加して良かったと思います」

全ての試合が終わったあとで行われた記念撮影では、色とりどりのユニフォームを身に纏った様々な国の選手たちが一枚の写真におさまった。きっと野球がなければ、ジャパンウィンターリーグがなければ、この光景は見ることができなかっただろう。

集合写真の撮影を終えて、楽しそうに個々で写真を撮りあう選手たちを見ながら、彼らのこの先の野球人生にとって、この時間が価値あるものになってくれることを願っている。

色とりどりのユニフォーム姿が集ったJWLらしい「夢の救援」になった

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