普通の大学生が37日間の世界一人旅に挑戦;25日目 ~オーストリア・ゼメリング、グラーツ編~
【絶景】世界遺産ゼメリング鉄道と「宇宙船」の街グラーツ
旅の仲間と別れ、巨大リュックで世界遺産の絶景登山へ。オーストリアの山岳鉄道と「宇宙船」が浮かぶ街グラーツを巡る。
旅の仲間との別れ、そしてウィーン最後の朝
旅の25日目。7時半頃に目覚め、ドミトリーで朝食を摂る。
隣のベッドのフランス人、セリと片言の英語で話しつつ、出発の準備。
チェックアウトをすると、昨日出会ったかけるさんがエレベーターまで見送りに来てくれました。
昨夜「日本人ってええなぁ」と温かい気持ちにさせてもらったばかり。短い出会いでしたが、心からの感謝を伝え、ウィーンの街を後にしました。
(ちなみに、ホテルのそばのIKEAでウィーン限定バッグを探しましたが、残念ながら売り切れでした…)
巨大リュックで挑む、40分の地獄の山登り
ウィーン中央駅からICEを乗り継ぎ、約1時間半。オーストリア紙幣にも描かれたという世界遺産「ゼメリング鉄道」の景観を見るため、ゼメリング駅で下車。
目指すは「20シリング展望台(20-Schilling-Blick)」。
ここからが、この日最大の試練でした。巨大なリュックを背負ったまま、40分間の本格的な山登りが始まったのです。
道は舗装されておらず、アップダウンの激しい坂が延々と続く。日差しは痛いほど強く、人通りもほとんどない。
「本当にこの道で合っているのか?」「クマとか出たらどうしよう…」
重い荷物が肩に食い込み、不安と疲労で何度も心が折れそうになりました。

苦行の先で出会った、圧巻の世界遺産
息も絶え絶えになりながら40分。視界が開けた先に、展望台はありました。
そこから見た景色は、まさに絶景。
緑深い谷間を、美しいアーチ橋(ゼメリング高架橋)とトンネルが縫うように走る。眼下に広がる、くねくねとした線路こそが、世界初の本格的な山岳鉄道の証でした。
展望台に置いてあった鏡張りの箱は、この絶景を反射するアート作品のようで、最高の「映える」写真が撮れました。
途中で買ったパンをかじりながら景色を堪能し、再び40分かけて駅へと戻りました。

古都グラーツと、街に浮かぶ「宇宙船」
ゼメリングからさらに列車で1時間半、この日の宿泊地グラーツへ。
ホテルに荷物を置き、トラムで街の散策に出かけます。
まずは郊外の「エッゲンベルク城」へ。「365の窓」「24の部屋」など、宇宙的な思想に基づいて設計されたという神秘的な建物でした。
中心部に戻ると、ブリュッセルの広場を小さくしたような美しい市庁舎が。しかし、その古い街並みの中で、ひときわ異彩を放っていたのが**「クンストハウス・グラーツ(現代美術館)」**です。

古い街並みに突如現れる、青くうねる宇宙船のような建物。 川に浮かぶ「ムーアインゼル」という人工島もそうですが、景観的に賛否両論ありそうな、非常に前衛的な街だと感じました。
スーパーで晩御飯を調達し、ホテルで静かに一日を終えました。
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