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若狭の旅 「岸辺の旅」


湯本香樹実さんの「岸辺の旅」

自ら亡くなった夫と残された妻
彼岸と此岸
死者と生者の
長い旅のはなし。

本棚から
この本を選んだ
旅のおともに。


8月2日

人里離れたキャンプ場
ダムを通り、くねくね道の先
すごく山の奥

今年の夏旅行は、山荘へ泊ることに
もちろんTitoも一緒


その日の宿泊客は、わたしたち以外には誰もいなくて

夜から翌朝までは
スタッフも不在
だたっ広い敷地の山の中、人間は私たちのみ

夜も更けると、真っ暗な山奥から鹿が彼方此方で鳴いていて、
すこし、、
怖かった

テラスでバーベキューをして、
そのあとは部屋で、ドイツ製のボードゲーム「Viva Topo!」と「GEO HIGH TOWER」というテーブルゲームをして夜を過ごす


これがまたすごく楽しくて。
こうして、みんなで同じ空間、時間で、
するのがいいね(一人足りないんだけど)


星は曇り空で見れず。

花火は、暗闇が怖すぎて途中で断念、、

山荘というには、どこもかしこも素敵すぎて
次女はテンション上がりっぱなし

二階

ふかふかのベッド


夕方は、カヌーに乗って、
常神半島の青の洞窟へ行っていました

2時間くらい、
海の上
ひたすら自分の手でパドルを漕ぐ

手を止めると、沖へ流されてしまうから必死


カヌーでしか行けない無人のビーチ(貸し切り!)にも
Titoも一緒に、ぷかぷか浮いて



沈みゆく太陽を見ながら、それらにしばし身を任せ
たまに顔にかかるぬるめの海水がしょっぱくて

おおげさだけど、
生きてるなあ、って
実感する

とても、心地よい時間





サンセット

太陽が山の向こうへ沈むと、
急にあたりは暗くなりはじめて

ここでもすこし、、
怖かった

真っ暗になる前に
また必死でパドルを漕いで岸に向かいました




翌朝、みんなが起きるまで
湯本さんの本を読み、ページの隅っこに折り目をつける


忘れたくない言葉に出会ったときは
こうしていつも折り目をつけている


「岸辺の旅」

むすめのことがあってから、
そこからわたしも旅が始まってる

「私はもう生まれてから三十八歳の今までずっと、水の音の聞こえる宿で眠りながら旅し続けている気がした」

岸辺の旅

この旅の前のじぶんのことを、こんなふうに考えたりも、
する

思ったとおりに
生きてきたのかもしれないな、
とも。


小説はまだ途中までしか読めていない
わたしの旅のおともとして、
ゆっくり、ゆっくり読んでゆく


「今日を今日一日のためだけに使い切る。そういう毎日を続けてゆくのだ」

岸辺の旅




帰りに立ち寄った
ひまわり畑


みんなお日様のほうを向いていてかわいかった


娘を想った



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