若狭の旅 「岸辺の旅」
湯本香樹実さんの「岸辺の旅」
自ら亡くなった夫と残された妻
彼岸と此岸
死者と生者の
長い旅のはなし。
本棚から
この本を選んだ
旅のおともに。
★
8月2日
人里離れたキャンプ場
ダムを通り、くねくね道の先
すごく山の奥
今年の夏旅行は、山荘へ泊ることに
もちろんTitoも一緒

その日の宿泊客は、わたしたち以外には誰もいなくて
夜から翌朝までは
スタッフも不在
だたっ広い敷地の山の中、人間は私たちのみ
夜も更けると、真っ暗な山奥から鹿が彼方此方で鳴いていて、
すこし、、
怖かった
テラスでバーベキューをして、
そのあとは部屋で、ドイツ製のボードゲーム「Viva Topo!」と「GEO HIGH TOWER」というテーブルゲームをして夜を過ごす

これがまたすごく楽しくて。
こうして、みんなで同じ空間、時間で、
するのがいいね(一人足りないんだけど)
星は曇り空で見れず。
花火は、暗闇が怖すぎて途中で断念、、
★
山荘というには、どこもかしこも素敵すぎて
次女はテンション上がりっぱなし


ふかふかのベッド
★
夕方は、カヌーに乗って、
常神半島の青の洞窟へ行っていました
2時間くらい、
海の上
ひたすら自分の手でパドルを漕ぐ
手を止めると、沖へ流されてしまうから必死
カヌーでしか行けない無人のビーチ(貸し切り!)にも
Titoも一緒に、ぷかぷか浮いて
海
空
風
沈みゆく太陽を見ながら、それらにしばし身を任せ
たまに顔にかかるぬるめの海水がしょっぱくて
おおげさだけど、
生きてるなあ、って
実感する
とても、心地よい時間

サンセット
太陽が山の向こうへ沈むと、
急にあたりは暗くなりはじめて
ここでもすこし、、
怖かった
真っ暗になる前に
また必死でパドルを漕いで岸に向かいました

★
翌朝、みんなが起きるまで
湯本さんの本を読み、ページの隅っこに折り目をつける
忘れたくない言葉に出会ったときは
こうしていつも折り目をつけている
「岸辺の旅」
むすめのことがあってから、
そこからわたしも旅が始まってる
「私はもう生まれてから三十八歳の今までずっと、水の音の聞こえる宿で眠りながら旅し続けている気がした」
この旅の前のじぶんのことを、こんなふうに考えたりも、
する
思ったとおりに
生きてきたのかもしれないな、
とも。
小説はまだ途中までしか読めていない
わたしの旅のおともとして、
ゆっくり、ゆっくり読んでゆく
「今日を今日一日のためだけに使い切る。そういう毎日を続けてゆくのだ」
★

帰りに立ち寄った
ひまわり畑
みんなお日様のほうを向いていてかわいかった
娘を想った
★
