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親の介護は子どもの務め?――その“当たり前”に、世界はどう答えるのか


📅 毎日更新中|ささやかな介護の記録帳【第16話】

「親の介護は子どもがするもの」
「施設に預けるなんて、冷たいよね」
「やっぱり最期は家で看てあげたい」

そんな“当たり前”に、
少しだけ疑問を持ってみたくなりました。


確かに、日本の介護は世界的に見ても“丁寧で繊細”と言われています。
きめ細やかな対応、行き届いたサービス──そういった点では、とても優秀な仕組みだと感じています。

けれど、その一方で現場には、人手不足・低賃金・過酷な労働といった課題が積み重なり、
「このままで本当に続けられるのか」と、現場からの悲鳴も聞こえるようになってきました。


私自身も、家族の介護を通じて
「このやり方は本当に最善なのか?」と、ふと立ち止まって考えることが増えました。

そこで思ったのです。
日本の外では、介護はどうなっているのだろう?
他の国の人たちは、どうやって老いと向き合っているのだろう?

もちろん、文化や制度は違えど、
老いにともなう体力の衰えや認知機能の低下は、どの国の人でも避けられません。


だからこそ、
視野を広げて他国の介護を覗いてみることが、
いまの日本の介護にとって“ヒント”になるかもしれない。

そんな思いで、今回の記事を書くことにしました。
良いところは学び、取り入れていく。
それは、これからの日本の介護に必要な姿勢ではないか──そう思っています。

今日は、外国の介護事情と日本を比べてみることで、私たちの介護観を見直すきっかけについて綴ってみたいと思います。



■ 日本の介護は“家族”に寄りかかっている

日本には介護保険制度がありますが、それだけで安心できるわけではありません。

  • 在宅介護が前提となりやすい

  • 特養や施設の空きが少ない

  • 子どもが無償で親を看ることが当然視される

つまり、制度はあっても、運用は家族頼み
特に長男や女性に負担が集中する現実があります。



■ 海外の介護は「社会」が担っている?

ここで少し視点を変えて、諸外国の介護制度を見てみましょう。

🇯🇵 日本
・・・公的介護保険+家族介護が前提

🇸🇪 スウェーデン
・・・税金で全額カバー。家族介護は不要が原則

🇩🇪 ドイツ
・・・介護保険+家族に一定の扶養義務あり

🇺🇸 アメリカ
・・・介護保険なし。基本は自費+民間保険

たとえばスウェーデンでは、「家族が介護しない」ことが前提
親の介護は国の仕事とされており、制度として「子どもに背負わせない」仕組みが整っています。


ここから先は有料(100円)でお読みいただけます。

  • 私が実際に在宅介護を選ばざるを得なかった現実

  • 父の「お金がない」という言葉に感じた無力さ

  • 海外と日本の“介護観”の違いを知って、自分の考え方がどう変わったか

  • あなた自身の「介護の線引き」を見直すための問い

この文章が、あなたの不安や迷いを少しでも軽くできたなら――
そんな思いで書いています。よろしければ、続きをお読みください。

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