アウトスカート🎶
遠くでカエルが 鳴いている
名前も知らない 水路の向こうで
終電よりも 速い夕焼けに
今日はちょっと 負けた気がした
バイパス沿いの コンビニで
冷えた麦茶を 1本買って
知らない町の 駐車場から
知らない山を 見ている
ねぇ 夏はいつでも
少しだけ 郊外だね
田んぼの水に 空が落ちて
風が電線 揺らしてる
帰る場所なんて ないくせに
帰り道だけ 覚えてる
橋を渡れば 潮の匂い
トンビがひとつ 輪を描いた
自販機の 白い灯りに
虫たちだけ 集まって
ぼくらはうまく 光れずに
アイスコーヒーを飲んでいる
(Laaaaa……Haaaaa……)
ねぇ 夜になるほど
遠くが 近くなるね
川沿いの道 草の匂い
誰かの家の テレビの音
懐かしい とは違うけど
たぶん キライじゃなかった
ヒグラシが 森へ沈むころ
街灯がひとつ 解きはじめる
また来よう とは言わないで
また来ない も言わないで
窓を少し 開けたままで
夜風だけ つれて帰る
