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制度だけじゃ人も企業も変わりません。それでも僕が“支援”にこだわる理由。

留学生と全国の日本語学校と泣き笑いの10年

「なんでこの仕事してるんですか?」

わりとよく聞かれる質問ですが、意外と説明が難しい。
せっかくなんでちゃんと書いときたいなと思います。

これ読んでもらえたら、
「ああ、そりゃこの人支援の現場におるわな」
と理解してもらえると思います。

このnoteでは“支援のリアル”を制度や現場の変化とともに綴っていきます。今回はその原点となる10年間の現場体験を。
今後は日本語学校の現場や支援体制の未来にも触れていきます。

原点は介護福祉養成校

僕の海外人材のキャリアのスタートは日本語学校の留学生進学支援と介護福祉士養成校での留学生募集と学生管理。
中国・韓国・台湾・インドネシア・ベトナム・ネパール・ミャンマー・スリランカ・バングラデシュ──
数えきれんほどの国籍と向き合ってきました。
教育コンサルとして“学内の中に入り込んで”介護福祉士養成校の留学生部門をゴリゴリ改革してました。
学生獲得のために関西だけでも140校以上。
全国の進学フェアを飛び回り、
日本語学校に足を運んで説明会をしてオープンキャンパスも企画。
留学生に進学案内だけでなく、在学中のアルバイト、介護福祉士修学資金制度のこと、保証法人(介護施設)と監理団体の連携、時には夜中のトラブル対応まで、ありとあらゆる“面倒ごと”に飛び込んできました。

ほんまに外国人留学生あるあるには事欠きません。

  • 学費未納のままフェードアウト(しかも恋人と二人とも)

  • アルバイト初日にドロンされて受入法人に平謝り

  • 「日本語学校の先生に怒られたから進学やめる」と泣き出す

その中で僕は“支援”の意味を知ったんやと思います。
就職率の低さ、制度の壁、文化の違い。

だからこそ、留学生のキャリアセンターを学内に立ち上げ、
「どうすれば“働く”ところまで伴走できるのか?」を本気で考えるようになったんです。

実はこの頃から「そもそも留学生って何のために日本に来てるんやろ?」って問いを持ち続けてました。

日本語学校は“教育機関”のはずやのに気がつけば“労働力供給の中継地点”になってるような違和感。

だから進学後の進路支援だけやなくて、もっと前──
留学ビザ制度そのものや日本語教育のあり方を問い直さなあかんのちゃうかって思うようになったんです。


地べたを這う営業を経験

その前にはいわゆる“the昭和”な超体育会系の営業会社で13年間。
全国各地の経営者2000人以上に突撃営業しながら根性と人間力だけで食ってました。

いやもう、これが今で言うブラック企業。
言うなら某RPGの「ガンガン行こうぜ!」モードのみ。
積極的営業をしてきたおかげで人生の経験値を獲得しました。
もちろんレベルアップしまくりました。笑

ここで鍛えられた“人の話を引き出す力”と“空気を読む嗅覚”が、
いま支援の現場でめちゃくちゃ活きてます。


外国人領域の人材紹介業界に入ってわかった

“このままじゃ無理やな”って話。

技人国、特定技能、技能実習──どれも良い制度やと思います。
けど制度通りに人は動かへん。
現場はもっと雑でもっと熱くてもっとドロドロしてる。

CAもRAも両方経験した。
これだけは言わせてください。
これからの日本は国内在留の外国人に転職紹介してるだけじゃ人手不足なんて一生解消しません。

特定技能の採用面接ではこんな質問があります。

「日本語力は?」
「どれくらい勉強してるの?」
「真面目さは?」
「経験はある?」
「何年間働くの?」 って企業が面接で聞くたびに僕は思ってました。

ちゃうちゃう。
それ、全部“今いる日本人の若手にも全て同じこと言えますか?”
って話です。

これもよく言われるワード。
「紹介料安くしてよ。どうせ外国人はすぐ辞めるし。」
もちろんコストを抑えたいお気持ちもわかる。
でも外国人やからってたんなる労働力としてだけ扱うマインドなら特定技能は雇わん方がええと思います。
「外国人紹介やったら安い方がええわ」
「誰でも一緒やし誰でもいいから紹介してくれ」
こんなお言葉には僕は、はっきり言います。

「社長、その雇用マインドやと確実に3ヶ月以内に辞めますよ。あとですぐ辞めたとかやる気がないってクレーム言われても知りませんよ?」

って、実際言うてきました。

外国人材の活用は単なる労働力の補填やないんです。
文化的多様性、国際感覚、そういった価値を取り入れるチャンスなんです。


じゃあ、何するん?って話

僕が企業に伝えてるのはこれ。

「どうせ雇うなら企業の“中身”から変えていきましょ」ってことです。

  • 教育文化を整えましょ

  • 昇給基準を言語化しましょ

  • “察して”じゃなくて“伝えて”いきましょ

  • 承認欲求は人類共通やってちゃんと理解しましょ

SNSに母国語で「こんなええ条件の求人あるで」って書かれたら
そら、よそに動きますよ。
仁義も忠誠心も生活かかってたら後回し。

だからこそ選ばれる企業にならなあかんのです。
結局ね、採用ってただの"数合わせ"と違います。

「この会社で頑張りたい」
「このチームで成長したい」

──そう思える出会いを作ること。
それが一番の"定着"やと思ってます。


クリエとの出会いと挑戦

そんなとき、当時の会社で一緒に営業やっていた仲間から「新しく登録支援機関を立ち上げるから来ませんか?」と声をかけてもらいました。

前職にもともと大きな不満があったわけやないです。
むしろ順調にキャリアを積んでいたと思います。
けど「自分の20年を線にも面にも変えられるタイミングが来た」と直感で思ったんです。

私たちクリエは清掃業が母体。
医療、施設清掃の実績もありすでに60名以上の外国人材が活躍中。
しかも直近2年間、特定技能の離職がゼロ。

これ、マジですごいです。

支援なんて口だけなら誰でも言える。
でも、それを“仕組み”と“文化”で実装してる現場がある。
そこに惹かれたんです。


このnoteでは“にじみ出る支援の裏側”をこれからも発信していきます。

特定技能制度は未来を変えるチャンス。
でも、それを動かすのはいつだって“現場”と“人の気持ち”です。

僕はそう信じてます。

「国も、文化も、立場も超えて。 すべての企業と人に“ともに働く”という出会いを。」これが弊社のスローガンです。

クリエのSNSはこちら: https://www.instagram.com/cle_e_official/

次回は“採用面接のすれ違い事件簿”でも書こうかなと思ってます。

外国人材、現場からは以上です。


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