6時間29分死闘に見る米国人の精神構造
昨日のドジャースVSブルージェイズのワールドシリーズ第三戦は凄かった。何もかもが世界を揺るがせた。トランプVSサナエ会談もTV観戦の為にサナエが遅刻。ロサンジェルフランチャイズ嫌いのトランプまでもがカナダフランチャイズのブルージェイズに勝ったドジャースを讃えるしかなかった。
我らが大谷翔平は9打席全出塁、2本塁打、2・2塁打という無双状態。18回の裏のフリーマンのサヨナラ本塁打で決着がついたが山本投手までもがスクランブル救援の準備をするなどの総力戦だった。今はレギュラーシーズンではタイブレーク制が導入されて勝負が早くなったが、昔は深夜まで続いた。
そう、日本でおなじみの『引き分け』という概念がアメリカには無い。勝つか負けるかだ。レギュラーシーズンでも引き分けが無いので,僅差のゲームだと延々と続く。選手も長時間プレイするのが嫌なので9回になって大量得点差があれば消化ゲームになりやる気をなくす。一方、日本は粘っこい試合。
高校野球でもタイブレーク制度や投球数制限が出来て滅茶苦茶な消耗戦の様な試合は無くなったが、昔、報徳学園が9回2死から大量点差をひっくり返して勝利した『逆転の報徳』という時代もあった。メジャーリーグでもワールドシリーズではタイブレークが無いので昨日の様な18回までの試合の続行。
僕もアメリカ時代に、両極端な試合を見た。大量得点差の消化試合と深夜まで続く譲り合えない試合と。勝つか負けるかしか無く、引き分けが無い。これは日本人と米国人の精神の違いでもある。トランプ政権になればバイデン政権時代のスタッフは殆ど解雇となる。日本では政権変化でも官僚は存続。
日本の継続性は安全性の観点からは大切かも知れない。しかし今の激動の時代にはアメリカ流の官僚も含めた総取り換えが必要かもしれない。戦後80年ダラダラ続いて来た官僚制度。アメリカに隷属して来た防衛制度。この時代遅れなシステムが今の沈滞の30年を招いた筈。サナエ勝つか負けるかだよ。
太平洋戦争の終焉に近付いた頃、日本ではアメリカに先立って原子爆弾の開発に成功していた。しかしその余りの被害の大きさに日本中枢は使用をためらっていた。遅れる事半年、トルーマンによって原子爆弾は日本に投下され日本は無条件降伏し米国が世界覇権を握る。勝負は徹底するに意義がある。
余談だが僕はブルージェイズのジョン シュナイダー監督とドジャースのデイーブロバーツ監督と比較すると、勝負に対する非情さにおいてシュナイダー監督に一日の長がある様に感じる。第4戦の大谷翔平の投手交代時期が少し遅れた事。第3戦の大谷への4度の申告敬遠。少しの人情味の差を感じる。
苦労人の両監督。選手のモチベーションを上げるロバーツ監督。勝負に徹するシュナイダー監督。どちらの采配も我が日本シリーズの監督采配と比べて個性がありダイナミックで面白い。ロバーツ監督に応えて第6戦に山本が再登板し第7戦に大谷が2投流勝利し打撃でも大暴れしたら最高だけれども!
ロバーツ監督は日本人の母を持つ沖縄育ちだ。僕は大谷選手がブルージェイズに行くと思っていたが、半分日本人のメンタリテイを持った監督の下で彼の良さ、そして山本、佐々木の良さが引き出されたら日米合作のモチベーション野球で合理的シュナイダー戦略を打ち負かせれば最高だと思うのだが?
