経営財務
【企業価値経営の現場から】
IPOやM&Aによる成長を目指す企業にとって、「企業価値経営」は経営の中心テーマです。
企業価値(Enterprise Value)は、一般的に
「EBITDA(償却前営業利益) × 企業価値倍率(EV/EBITDA倍率)」
として評価されることが多くあります。
EBITDAは、減価償却費等を加味したキャッシュフローに近い収益力を表す指標であり、その拡大が企業価値向上の基本となります。
一方、企業価値倍率は、業種や成長性、収益性、企業規模などによって異なり、一般的には5~10倍程度とされます。
例えば、
・IT、AI、SaaSなど高成長分野では倍率が高くなる傾向
・成熟産業では比較的低い傾向
・同じ業種でも、企業規模や収益の安定性が高い企業ほど倍率が高く評価される傾向
があります。
また、内部統制やガバナンス体制が整備され、経営の透明性・再現性が高い企業は、投資家や買い手から高い評価を受けやすく、結果として企業価値倍率の向上につながることがあります。
M&Aでは、買収によるEBITDAの単純合算に加え、シナジー効果による利益拡大や企業価値倍率の向上によって、企業価値をさらに高めることが期待されます。
また、IPOや、その第一ステップとして近年注目されている東京プロマーケット(TPM)への上場準備では、ガバナンス体制や内部統制システムの整備が求められます。これらは上場審査への対応だけでなく、中長期的な企業価値向上の基盤にもなります。
なお、企業価値は一般的に
「株式価値(時価総額)+ネット有利子負債(有利子負債-現預金)」
として表されます。
EBITDAの拡大によりキャッシュフローが増加し、有利子負債の返済が進めば、財務体質の改善とともに株式価値の向上にもつながることが期待されます。
IPO、東京プロマーケット上場、MBO、M&Aを検討されている中小企業・ベンチャー企業の経営者の皆様に対し、バリューアンドアドバイザリー合同会社では、経営財務・ガバナンスの両面から、企業価値向上に向けたハンズオンでの伴走支援を行っております。
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