キプロス・ヴィーナスが誕生した美しい海
海って、地球上で一つにつながっているはずなのに、どうして国や地域によって見える色が違うんでしょう?
不思議ですよね。
私が好きな海の色は、地中海です。
透明感と、情熱的な輝きを感じるんですよ。
今回、地中海の中でも特に印象に残った「海」について取り上げたいと思います。
場所は、東地中海に浮かぶ島国「キプロス」です。
キプロスには、ヴィーナス生誕の場所と言われる、伝説の海岸があるのです。
その名は「ペトラ・トゥ・ロミウ」
地中海の楽園キプロス
キプロスはトルコの南に位置する島国です。
空の玄関口は、島南東部の沿岸都市ラルナカ。
日本からラルナカまでの直行便はありません。
ドバイ、カタール、ドイツ、イギリスなど、中東またはヨーロッパで乗り継ぐこととなります。

ラルナカから西に110km離れた沿岸に、世界遺産の街パフォスがあります。
パフォスでは、ギリシャ神話をあしらったモザイクタイルの遺跡が発掘されています。
そのパフォスのバスターミナルから、ペトラ・トゥ・ロミウ行きのバスが発着しています。
所要時間は約40分です。
ペトラ・トゥ・ロミユの海岸へ

バスを降りて海岸の方へ向かって歩くと、白い乾燥した岩肌が見えてきます。
そして岩場の向こうには、遥かに広がる紺碧の海……。
その景色の美しさに惹かれて、私は足を速めました。
近づくと、海岸にはいくつもの大岩が突き出ているのが見えました。

そして海岸では、大勢の人々が海水浴を楽しんでいるところでした。

ギリシャ神話のヴィーナスって、なんとなくあんな大岩から姿を現しそうなイメージがありませんか?
そして海に近寄ってみると、なんと透明度の高く美しい海でしょう。
キプロスの海はどこもきれいですが、ここペトラ・トゥ・ロミウの海の色は、一際美しく輝いて見えました。

ペトラ・トゥ・ロミユ……海の力
私もすっかり、ペトラ・トゥ・ロミウの海に惹かれてしまいました。
海水浴の準備はしていなかったですが、ちょっとだけ海に浸かってみたくなり、砂浜で靴を脱いで、ちゃぷちゃぷと海の中へ入ってみました。

ひざ丈あたりの深さのところで立ちすくむと、足元をサーっと波が引いていきます。
そのなんと気持ちいいこと!
冷んやりとした感覚とともに、足元からスーッと邪気が抜けていくような感覚がありました。
足先から、体の中が洗われていくかのよう……。
海には浄化のエネルギーがあると言われていますが、ペトラ・トゥ・ロミウは特にそれが強いようです。
優しく清らかなエネルギーが、肌感覚で感じられました。

私は海から出ると、海岸を一回りしてバスでパフォスに帰りました。
ペトラ・トゥ・ロミウは、キプロスの他のどの海と比べても、取り立てて透明度が高く、美しく、不思議な力を感じられる海でした。
キプロスから帰国後、少しだけ体調のいい日が続いたり、思いがけなく好きな人と会えたりと、ちょっとだけいいことが続きました。
ひょっとしたら、ペトラ・トゥ・ロミウの海で自信のエネルギーが浄化されたことが要因かもしれません。
(確信はありません)
ペトラ・トゥ・ロミウは、ヴィーナスの美と愛の力の宿った、地中海屈指のパワースポット……なのかもしれません。

