「自動詞」と「他動詞」
この文、どこかおかしいと気づきますか?
He discussed about the problem with his team.
おかしいなと思う方はちゃんと英語の勉強をしている方ですね。企業研修でも、aboutはいらない、と答えてくれる方が多いです。
「別におかしくないのでは」と思った方はちょっと頑張って覚えておきましょう。discussにaboutは不要です。よく学生さんに説明する時にはdiscussは「〜について話す」って「〜について」の部分までdiscussに含まれているからaboutを使うと「〜についてについて話す」になっちゃうよねーと説明したりします。他動詞と自動詞ってそういうことですよね。
昔私も、模試だったかTOEIC本番だったか自動詞と他動詞の区別を問う問題に引っかかったことがあります。具体的な問題文は覚えていないのですが、選択肢を見てめちゃくちゃ迷って選んだものが違ってた記憶があります。そして、解説を読んでも、誰かに説明を聞いても、その時はピンときませんでした。「他動詞は目的語が必要」「自動詞は目的語が不要」というだけなのに、その構文が頭に入りづらかったです。
でも、英文法をひと通り学び直してから同じ説明を読んだとき、すんなり理解できました。一度わかってしまえば、その後は迷うことがなくなりました。
💎この記事を書いているJunのプロフィール💎
TTT21、英検®︎1級合格21回, TOEIC®︎990点39回取得, TOEFL®︎ iBT104(MyBest scores110), TOEIC S190/W200, 英語発音指導士®︎, スペイン語少々, 「英検®︎1級合格マップ」(アルク)著, 「超速スコアアップ特急 Part2&5を狙え」(朝日新聞出版)著 「TOEICムビスタ 入門編」(Gakken)著, 高校でアルゼンチン1年留学, 英語以外に西・韓・中も勉強中, IT系の仕事
この経験から思うのは、文法の理解には「順番」があるということです。土台となる知識がないまま説明を読んでも、なかなか腑に落ちません。逆に、土台ができていれば、同じ説明が別の言葉のように聞こえてきます。
まず「他動詞」と「自動詞」を整理する
他動詞(Transitive Verb)
目的語(〜を)が必要な動詞です。動詞の後に「何を?」が続かないと文が成立しません。
例
She likes music. 彼女は音楽が好きです。
He bought a car. 彼は車を買いました。
I need help. 助けが必要です。
自動詞(Intransitive Verb)
目的語が不要な動詞です。動詞だけで意味が完結します。
例
She smiled. 彼女は微笑んだ。
He arrived. 彼は到着した。
The baby cried. 赤ちゃんが泣いた。
混乱しやすいところ
日本語の感覚で英語を組み立てると、前置詞を入れるべきか、入れないべきかで迷います。特に間違いやすい動詞をまとめました。
他動詞なのに前置詞を入れてしまうパターン
discuss(〜について話し合う)
❌ They discussed about the plan.
✅ They discussed the plan.
日本語の「〜について話し合う」につられて about を入れたくなりますが、discuss は他動詞なので不要です。冒頭の問題の答えがこれです。
enter(〜に入る)
❌ She entered into the room.
✅ She entered the room.
「部屋に入る」を enter into としてしまいがちですが、enter は他動詞なので into は不要です。
marry(〜と結婚する)
❌ He married with her.
✅ He married her.
日本語の「〜と結婚する」につられて with を入れたくなりますが、marry は他動詞なので不要です。
reach(〜に着く)
❌ We reached at the station.
✅ We reached the station.
arrive と混同して at を入れてしまうパターンです。reach は他動詞、arrive は自動詞と覚えておくと整理しやすいです。
自動詞なのに前置詞を入れ忘れるパターン
arrive(到着する)
❌ He arrived the airport.
✅ He arrived at the airport.
arrive は自動詞のため、場所を続けるには前置詞が必要です。比較的小さな場所には at、都市や国には in を使います。
graduate(卒業する)
❌ She graduated Harvard University.
✅ She graduated from Harvard University.
「大学を卒業する」という日本語につられて目的語を直接置いてしまいがちですが、graduate は自動詞なので from が必要です。
apologize(謝る)
❌ He apologized her.
✅ He apologized to her.
apologize は自動詞のため、「〜に謝る」は apologize to で表します。
ということで、ちょっとここで力試しをしてみましょう。
自動詞・他動詞問題に強くなれば、次のTOEICで5点くらいは稼げます。
練習問題 厳選10問(TOEIC Part 5形式)
文中の空欄に入る最も適切なものを、(A)〜(D)の中から一つ選んでください。
Q1. The team ------- the budget issue during yesterday's meeting.
(A) discussed about
(B) discussed
(C) was discussed
(D) discussing
Q2. All participants must ------- the conference room by 9:00 a.m.
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