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グラレコ体験ワークショップ 〜思考を見える化 広がるコミュニケーション!〜

佐賀県県庁のSAGA CHIKAで、グラフィックレコーディングを体験するワークショップ「思考を見える化 グラレコ体験ワークショップ」を開催しました。

グラフィックレコーディングって何?
絵を描くことは、あまり得意ではないんだけど。。。
と、多くの参加者がこのような状態だったのですが、ワークショップの最後には、みなさんしっかりと絵と言葉で情報を記録することができるようになり、またそのグラレコを使ってしっかりと情報を伝えられるようになって下さいました!

このワークショップ開催の記録を、以下に綴ってみます。

ワークショップのバナー。 高校の先輩が、作ってくれました!!

開催場所の佐賀県庁。 地元で開催できて、嬉しい!!

ワークショップの目標

グラフィックレコーディング(以下、グラレコ)は、人々の議論や対話を図や文字や絵を組み合わせたグラフィックを用いてリアルタイムで可視化する手法です。
とは言っても、可視化したものを記録として残すだけでなく、絵や図を使うことで情報を直感的に伝えることができるようになるため、お互いのコミュニケーションを活性化させる効果もあります。

グラフィックレコーディング:スタートアップの世界で奮闘するママたちのリアル@SushiTech2025

今回のワークショップでは、グラレコを実際に描く体験に加え、グラレコを使うことでコミュニケーションがやりやすくなる、という体験をしてもらい、日常にグラレコを取り入れるきっかけにしてもらうということを目標にワークショップを行いました。


絵が描きにくい理由とは?

今回の参加者の半数以上は、「絵をほとんど描くことがない方や、絵を描くことを得意と感じていない方が多くいらっしゃいました。
このような、絵が「描けない理由」とはなんなのでしょうか?
その理由は以下の二つのハードルなのではないか?
というのが、このワークショップでの仮説です

  1. 何を描いたらいいのか分からないハードル
    真っ白な紙面が用意されたけど、さあ、何を描こう?
    ゼロから描き始めるそんな状態って、結構困りませんか?
    この、何を描いたらいいのかわからない状態が、絵を描くことに難しさを感じさせる一つの要因なのではないでしょうか。

  2. 人に見せるハードル
    絵が描けない、という声をよく耳にしますが、上手下手を抜きにして仕舞えば、絵自体は描くことができる(上手下手なんてことも本当はないはずなんですけどね!)。 でも、描いた絵を人に見せると「下手だと思われたらどうしよう・・・」という不安が頭をよぎり、人に見せることに躊躇してしまいます。このように、描けるのだけど人に見せることができない、ということが絵を描くことに難しさを感じさせるもう一つの要因であるのかもしれません。

これらのハードルをクリアして、誰でもが情報が描くことができるように、ワークの内容を設計しました。


「何を描いたらいいのか分からないハードル」への仕掛け

最初のハードルを超えるために用意したのは、サンプルの絵です。
参加者はまず、このサンプルを見ながら模写するところから始めます。

  • 表情のサンプル

  • 体のポーズのサンプル

  • アイコンのサンプル

サンプルを模写しながらなので、グラレコをいざ描くときも、ゼロから絵を描かなければいけないというハードルを下げることができます。
また、ワーク中はどんどんと「お題」を出していき、そのお題を、上記のサンプルを真似しながら描いていきますので「これを描けばいいのか!」が、常にある状態でペンを動かします。ですので、みなさんの作画がどんどんと進んでいました!

サンプルを使ったグラレコ例示の様子。
真似をして描くので、小学校の”かきかた”と似ていますよね!

「人に描いたものを見せるハードル」への仕掛け

人に描いたものを見せるハードルに対しては、段階を踏んで共有のハードルを下げていく構成で対策をしました。

  1. LINEグループで共有
    みんなでLINEオープンチャットグループを組んでおき、チャット上で描いたものを共有。共有されたものに対しては、みんなで”いいね!”を、送り合うことで、デジタル上で描いたものをシェアするハードルを下げました。

  2. 描いたものを見せる
    4人の小グループで、描いた絵をシェア。 小さなグループのみんなから、直接描いたものに対して”いいね!”の反応をもらうことで、人に描いたものを見せるハードルを下げました。

  3. 描いたものを使って説明する
    最後は、自分の描いたグラレコを使って、自分のアイデアや思いをグループのメンバーに説明をしてもらいます。 これによって、絵を見せるだけではなく、絵をコミュニケーションツールとしてつかうことへのハードルを下げ、グラレコをコミュニケーションとして使えるようになる状態を目指しました。

このプロセスを経ることで、参加者は徐々に自分の絵を相手に見てもらうことに喜びを感じつつ、最後は堂々と自分のグラレコを使って発表できるようになって下さいました!

今日1日のハイライトを、描いたグラレコを使って説明をし合っている様子。みんなワイワイ楽しそうにシェアして下さいました!
ワークショップでの皆さんのグラレコ!
短い時間でしたが、堂々と素晴らしく描き上げるまでになって下さいました!

心理的安全性を高める場づくり

とはいえ、上記の対策が効果を発揮するために、必要な前提条件があるんです。それが、心理的安全性の確保
今回のワークでは、とにかくこの心理的安全性の確保を重視しました。
そこで持ち出したのは、至ってシンプルなルール。「見えた絵は全力で褒める!」です 笑。

「可愛い!」「その表情いいですね!」「なるほど!」

と、そんな言葉が飛び交い、会場は次第に明るく、笑い声が湧き上がる空間になっていきました。
この雰囲気が、描くことにあまり慣れていない方でも安心して挑戦できる土壌になっていたのではないかなと思います。


体験するグラフィックの内容

グラフィックレコーディングには、大きく分けると以下の3つの使用方法があります。

  • グラフィックレコーディング

  • ラフィックファシリテーション

  • スケッチノート

今回のワークショップでは、自分のために情報を記録する、スケッチノートの作り方についてみなさんに挑戦していただきました。
また、グラフィックレコーディングを、ただの記録として終わらせるのではありません。
自分で描いたグラフィックを使って参加者の方とお話をし、自分の伝えたいことがグラフィックを使うことでより伝えやすくなる体験を、していただきました。

そして、グラフィックを作成する時には3つの技があるのですが、それらの紹介は、また別の機会に!

<<プログラムの内容>>
1.オープニング&アイスブレイク
まずは手を動かしつつ話しやすい雰囲気を
2.インプット:グラフィックレコーディングとは?
グラフィックレコーディングの効果とは?
なんのためにグラフィックを描くのか?
を、ご紹介
3.描いてトレーニング!
サンプルを使いながら、例題をどんどん解いてトレーニング!
4.伝えたい事をグラフィックを使いながらシェア
伝えたい今日1日のハイライトを、自分が描いたグラフィックを使いながら隣の人とシェア
5.振り返りとクロージング


ワークショップを終わってみて

開始直後は静かで少し緊張感のある空気でしたが、最後の絵のシェアタイムでは、会場中に笑顔と歓声が湧き上がっていました。
最初は「絵を描くことには慣れていない」と言っていた参加者も、最終的には全員が自分のグラフィックをしっかりと掲げ、そのグラフィックを使って自分のエピソードをお話しできるようになって下さいました。

今回ご参加いただいた方からのご感想の一部です↓↓

全肯定してくれる雰囲気だったので、楽しく参加できた。

コミュニケーション、分かり合う、分かりやすく工夫する、大事!

実践中心で、参加者との交流もあり、能動的に学ぶことができました。

心理的に安全な中で、たくさん実践を通して、学んでいただくことができました ^ ^


グラフィックを使うことがもたらす効果

今回のワークショップを通し、グラフィックを使うことによってコミュニティに次のような効果をもたらすことが見られました。

  • コミュニケーション活性化
    絵が会話のきっかけとなり、普段交流が少ないメンバー同士でも打ち解けやすくなります。

  • 思考の整理
    情報を絵と文字でまとめることで、自分の考えたい情報が選別され、伝える情報の構成が整理されます。

  • 伝えやすさの向上
    グラフィックを使いながら説明をすることで、情報を視覚と聴覚の両方を使いながら伝えるため、言葉での説明が容易になります。

  • 心理的安全性の向上
    褒め合いのルールや段階的共有を通して、安心して発言・表現できる環境が生まれ、コミュニケーションの楽しさが生まれます。

  • 創造性の刺激
    絵を描くことは、普段使わない脳の働きを活性化させ、発想の幅を広げます。


まとめ

今回のワークショップでは、自分の伝えたい事をグラフィックにまとめ、相手に伝える、「スケッチノートを使ったコミュニケーション」を体験いただきました。 
他にも、相手の話をグラフィックにまとめながらコミュニケーションする方法や、集団の話をグラフィックにまとめながら集団での対話を活性化させる方法など、応用方法も様々な形で発展させられます。
これらの体験プログラムも作っていきながら、また皆さんとコミュニケーションワークショップを楽しんでいきたいですね!

「描く」という行為を通じて、情報共有だけでなく、人と人をつなぐ新しいコミュニケーションの形をつくりませんか?

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同様のワークショップを、オカムラさんの共創施設 Open Innovation Biotope "Sea"で開催した時に作っていただいた記事です↓↓


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