【コラム】カップ焼きそばランキングに物申す|UFOとペヤング、そして一平ちゃんの話
U.F.O.?ペヤング?
いや、一平ちゃんだろ!

先日、ネットを眺めていたら「全国カップ焼きそばベストランキング」なる記事が目に飛び込んできた。
カップ焼きそば好きとしては、見ないわけにはいかない。期待と不安を胸に、ランキングを確認した結果——
「なんでやねん……」
思わず声が漏れたのは言うまでもない。
第2位:
ペヤング ソースやきそば
(得票率16.6%)
第2位にランクインしたのは、
1975年発売の超ロングセラー
「ペヤング ソースやきそば」。

四角い容器、粉末ではなく液体ソース。
この時点で普通のカップ麺とは一線を画す
存在だ。
まろやかでコクのあるソースは混ぜやすく、
麺との一体感も悪くない。
さらに大盛り、激辛、超激辛、超超超大盛り……
もはや「誰が止めるんだ」レベルの派生商品展開。
味は正直、関西人の舌には合わなかった。
だが、一日の摂取カロリーを軽く超えてくる
商品を平然と出すその狂気、
そのチャレンジ精神は嫌いじゃない。
むしろ好きだ。

第1位:
日清焼そばU.F.O.
(得票率18.5%)
栄えある第1位は
「日清焼そばU.F.O.」。

1976年発売。
スパイスとフルーツの旨みを詰め込んだ
濃厚ソース、鉄板焼きを思わせるロースト感。
シャキシャキのキャベツ、チャーシュー、
青のりと紅ショウガ。
ちなみにU.F.O.とは
U = うまいソース(うまいのU)
F = 太い麺(太いのF)
O = 大きいキャベツ(大きいのO)
……うん、分かる。
分かるんだが、これは“過去形”だ。
U.F.O.がU.F.O.じゃなくなった日
子どもの頃、カップ焼きそばと言えば間違いなくU.F.O.だった。
西のU.F.O.、東のペヤング。
この構図は、関西人なら誰もがうなずくはずだ。
しかしある日、U.F.O.はストレート麺になった。

初めて口にした瞬間、
私の舌が全力で訴えてきた。
「これはU.F.O.ではない」
あの縮れ麺が良かった。
あのソースを絡め取る、唯一無二の存在だった
はずなのに。
——その日、
私の中の日清焼そばU.F.O.は死んだ。
第3位:
明星 一平ちゃん夜店の焼そば
(得票率13.2%)
そして私のナンバーワン。
「明星 一平ちゃん夜店の焼そば」。

結果は惜しくも第3位。
……悔しい。非常に悔しい。
敗因はおそらく、
あの「からしマヨビーム」だろう。
やきそばにマヨネーズ?
普通のやきそばなら、私も入れない。
だが違う。
カップ焼きそばは別ジャンルの食べ物なのだ。
程よい硬さの麺、濃厚ソース、
そして仕上げのからしマヨネーズ。
関西人は「粉もん文化」で育っている。
お好み焼き、たこ焼き、
ソース×マヨネーズはゴールデンコンビ。
あの味は、ノスタルジーそのものだ。
ちょっと待て、
一平ちゃんショートケーキ味
そんな一平ちゃんも、時々やらかす。
いや、やらかしすぎる。
「一平ちゃん ショートケーキ味」

馬鹿野郎。。。。。
思いついた奴、誰だ。責任者出てこい。
面白ければOK?
ノリだけで商品化しただろ?
正直、食べていない。
だが断言できる。
そんなもん、美味いわけがない。
「意外といけるやん」なんて言ったら、
それはもう味覚の敗北宣言である。
大人になっても、カップ焼きそばは特別だ
この歳になると、
カップ麺を食べる回数は確実に減った。
だが、アウトドアが趣味の私には
キャンプ最終日という特別なタイミングがある。

撤収を終え、手間を省くための昼ごはん。
そこで選ぶのは、迷わず——
「明星 一平ちゃん夜店の焼そば」
からしマヨネーズの袋の先を細く切り、
心の中で、いや声に出して叫ぶ。
「マヨビーーーム!!」

野外で食べる久しぶりのカップ焼きそばは、
普通の焼きそばを軽く超えてくる。
結論:普通の焼きそばと
カップ焼きそばは別物

最後に、はっきり言っておきたい。
普通の焼きそばと、カップ焼きそばは別物だ。
そして私の中で、
その頂点に立つのは今も変わらない。
明星 一平ちゃん夜店の焼そば。
異論は認める。
だが、マヨビームだけは譲らない。
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