【副部長日記】工場が学校に変わる日──音頭金属で“建機のおしごと”を学ぶ旅
「今日は、この工場が学校になる日です。」
そういって迎え入れてくれたのは、建設機械の“おしり”の部分であるカウンタウェイトを作る会社・音頭金属のみなさん。
JR東日本さんのJRE MALLでサービス展開している「おしごと体験学習 ことむすび」と重機ファンダムがタッグを組み、小学生10名が特別な“建機のおしごと”に挑戦しました。
たくさんのミニチュアが並ぶ事務所、迫力満点の溶接や塗装のデモンストレーション、そして最後は重機の試乗!
一つ一つの工程に、目を輝かせる子どもたちの姿がありました。
建設機械の世界は、まだまだ知られていない魅力であふれています。その扉を開く小さな冒険が、ここからはじまります。
1. 鉄道ファンから学んだ“体験コンテンツ”の力
重機ファンダムを本格的に始めるまでに100名以上の重機ファンにインタビューをしてきました。
そこで気づいたのは、重機ファンには鉄道・貨物・飛行機好きが多いということ。
「鉄道好きと重機好きは、どこか似ているのでは?」
そこで、鉄道ファンへのインタビューを実施。
そこで教えてもらったのは、シミュレータ体験や撮影イベントが有償で開催され、抽選制やオークション形式まで展開されており、“憧れの鉄道”のために時間もお金も使う文化が確立している、ということ。
そこで私たちは思いました。
この熱量を、重機の世界でもつくりたい。
その仮説が、次の出会いにつながりました。
2. 重機ファンダムとJR東日本「ことむすび」チームとの出会い
その鉄道ファン向けのイベントが、JR東日本さんのプラットフォームJRE MALLで展開されているということを発見。
そして調べているうちに見つけたのは、JR東日本さんが企画・運営している小学生向けのおしごと体験学習「ことむすび」。
小学生向けに、鉄道分野にかぎらず、実際のお仕事の現場でリアルな体験と新学習指導要領に準拠した座学・解説をうけることができるワークショップです。
JR東日本さんの強みは、鉄道体験イベントで培った“魅力を伝えるノウハウ”を生かしたコンテンツ作成、そして鉄道ファンが多く訪れるJRE MALLでの販売。
これこそ重機ファンダムが求めていたものだと感じ、担当者に連絡。話はすぐに進みました!
3. 音頭金属さんとつくった小学生のためのおしごと体験
千葉県野田市でカウンタウェイトをつくる従業員133名の音頭金属さん。
溶接・塗装など、建機の「ものづくり」が凝縮された会社です。
建設機械は、建機メーカーだけでなく、多くの建機を支える“仲間たち”の手を携えてモノづくりをしている。その世界をもっと伝えたい──音頭金属さんは重機ファンダムの想いに共感してくれました。
さっそくJR東日本チームのみなさんをご紹介し、「ことむすび」プログラムの製作に取り掛かります。
工場の視察や、社員向けワークショップを開催。
そこでは、「もしこの会社がなくなったら社会はどうなるか想像して」「これまでに自身が担当された仕事で誇らしいと思ったことを教えて」などの問いをテーマにディスカッション。
自分たちの仕事の誇りを再確認し、それをもとに小学生向けのことむすびプログラムを企画しました。
4. ついに発売!そして1,100円のチケットは完売!
10月15日、10名枠でJRE MALLにて発売開始。
「集まるかな…」という不安は杞憂で、なんとチケットは完売!
期待と緊張のなか、11月15日のイベント当日を迎えました。
5. 工場が“教室”となった瞬間
受付を済ませた10人の子供たちとその保護者のみなさん。
案内された部屋は、音頭金属さんの事務所の一室。
なんと、部屋の壁一面には世界中から集めた建機ミニチュアの大コレクションが!!!子どもたちは早くも目を輝かせていました!

そしていよいよおしごと体験学習「ことむすび」のスタート。
まずは事務所(教室)で座学から。
はじまりの会(建設機械の日も紹介!)
自己紹介(社長は“校長先生”、従業員は“せんせい”として登場)
建設機械やカウンタウェイトの役割の授業(なんと音頭金属さんの従業員による自作実験キット付き)


6. ここでしかみられない!溶接デモンストレーション
溶接デモは日立建機土浦工場 製缶課 田山さん(重機ファンダムアカウント名:溶接大好きマン)が担当。
もともと重機ファンダムとおなじ社内のビジネスコンテストに出場した田山さん。金属や溶接のすばらしさを伝えたいという想いをコンテストで発表。ビジネスコンテストとしては継続叶いませんでしたが、その想いを叶えようということで、半年間活動。
実際に溶接デモンストレーションをすることで、子どもたちに溶接のすばらしさを伝えたい、と協力してくれました!


↓そんな田山さんが作成した小冊子の全文リンクはこちらから♪
7. 子どもたちの目が輝く瞬間ー本物の職人から学ぶ
品質検査では本物のレーザースキャナを操作し、画面に映るカウンタウェイトの姿に歓声が上がりました。
巨大カウンタウェイトの充填作業は大迫力!職人たちの息ぴったりな作業に、子どもたちは息をのんで尊敬のまなざしを注いでいました。

カウンタウェイトの塗装作業を見学したあとは、子どもたち自身でオリジナルカウンタウェイトの作成!
スプレーで塗るカウンタウェイトの模型は、ピンクや黄色のポップな色に。


8. 夢の重機試乗体験!
そして最後のお楽しみ、重機の試乗体験へ。
ミニショベルに乗ってカウンタウェイトの中身をすくってみよう
ホイールローダ・油圧ショベルに乗って写真を撮ってみよう
そして“空に向かって上がっていく”リフトキャブに乗ってみよう!
子どもたちの「すごい!」の声が止まりませんでした!




終わりの会では、特製修了証や自分たちで塗装したカウンタウェイト型のスマホスタンド、日立建機田山さん作成の広報誌など、おみやげも盛りだくさん♪
なんと、JREメディアに掲載いただいています!👇(ぜひ見てみてください!)
9. 地域親睦会も同日開催!工場がまちの広場になる日
ことむすび終了後、午後は音頭金属さん敷地で毎年恒例の地域親睦会が開催されていました。
サッカー、ちゃんこ鍋、綿菓子、プロレス興行まで…工場がまるごと地域の祭りに!
午前の参加者も、初めてのプロレスに大興奮。
ものづくりの現場と地域のつながりまで感じられる一日になりました。

10. この取り組みが示す未来ー建設機械はもっと愛される
建設機械は、建機メーカーではなく“建機を支える仲間たち”と一緒に作られています。
建設機械に携わる誇りをもって働く多くの人たち。
その魅力が子どもたちに届いたとき、
「建設機械は愛される存在になれる」
そう確信した一日となりました!
これからも重機ファンダムは、
誰かの「好き」が、誇りに変わり社会を支えていく世界 を
みなさんと一緒に作っていきます。
登録先はこちら!
いいなと思ったら応援しよう!
激しく嬉しいです!