「初めての面会・再会」受刑者日記13
先日、引受人であり、内妻であり、彼女であり、この手紙を受け取ってくれているパートナーが面会に来てくれました。
受刑者の面会は基本的に親族しか許されていません。
しかし、場所によっては更生・社会復帰の助けになる人であることを前提に、内妻(内縁の妻)や彼女、友人、仕事関係の人が面会できるそうです。
とはいえ…受刑者になって5ヵ月ほど経ちましたが、本当に面会が叶うのか、その前に内妻が引受人として認められるのかも不安でしたし、何よりその審査の為に保護司を家に招いたり、書類を書いたり、沢山の負担をかけていたことも申し訳なかったです。
しかし、彼女がしっかりしているおかげで、無事に引受人として許可が降り、面会も来てくれました(泣)
面会はたった20分…。遠方から来てもらっているのに短すぎるなぁ…と感じます。職員が立会しないといけないので、面会希望者に対して、刑務官の数が足りてないようですね。
面会をして、当然うれしく幸せでしたし、その想いは記事ではなく別に伝えています。
ただ、面会から日が経つほど、受刑者として生活するほど増していく想いがあります。
それは、出所後、支えてくれた人たちを幸せにするために、受刑者生活を送らなければいけない。
ということです。
ありきたりな気持ちですが、こう考えるのには理由があります。
日々の生活の中で、今の自分のように、出所後の安定のために勉強をしている人はほとんどいません。
テレビを見て、将棋をして、小説を読んで…、
作業以外の余暇時間を学習に費やす人はいないのです。
その中で、周りがやらない中で、流されず、2年以上、今の習慣を続けるためには、"なんのために努力するのか"、"誰が待ってくれているのか"、を強く意識し、ここでの生活を本当の意味で有意義なものにしなければいけません。
受刑者は、この中での生活に慣れると、中での人間関係に捉われたり、もう自分は大丈夫だ、社会復帰できる、と錯覚しがちです。
しかし、大きく道を踏み外した人間が、用意された環境で、言われるがままの作業、教育を受けるだけで更生できるわけがありません。目的をもった努力が不可欠です。
受刑者同士の出来事、誰が気に入らない、なども、出所後の生活を思い浮かべ、大切な人を思い浮かべ、日々努力していたら、感謝を持ち続けていたら、こんな場所での人間関係に悩まされる必要もないはずです。
しかし、ここでの生活が全てのような人は何人もいます。話を合わせる必要もあります。
それでも自分には、支えてくれる家族が、パートナーがいるおかげで、そんなくだらないことに参加せず、毎日出所後の幸せのために努力できています。大切な人を幸せにしたい、そのための努力も、「大切な人」がいなかったらできませんからね。
長くなりましたが、大切な人との面会を通して、自分はどう受刑者生活を送るべきか、再確認できました。
時間が全てではありませんが、入所から5カ月、学習時間も700時間を超え、自分なりに努力し続けられているとは思いますが、手紙、差し入れ、面会を通して支えを感じる度に、どれだけ頑張っても足りないな、と思います。
その中で出所まで最大限やり抜くのが、今の自分の目標です。
まずは次回の日記まで、日々の作業も休日が一切なく大変ではありますが、それは当然にこなすものとして、大切な人たちのためへの努力を最大限にしていきます。
