元刑務官が見た。 「無期懲役受刑者」の悲しい末路
私は刑務官として、多くの無期懲役受刑者を見てきました。
その中でも、とても印象的な出来事があります。
前回の記事では、無期懲役受刑者がどのような思いで刑務所生活を送っているのかを少し書きました。
今回は、その中でも私が今でも忘れられない、一人の無期懲役受刑者についてお話しします。
無期懲役受刑者の多くは、「いつか仮釈放されるかもしれない」という、わずかな希望だけを支えに生活している者が多くいます。
刑務所のルールや規律を守ることを徹底し、何十年という長い年月、一日一日を積み重ねていくのです。
実際、無期懲役受刑者が多く就業している工場と、一般の受刑者が中心の工場とでは、雰囲気が違います。
彼らには独特の落ち着きがあります。
どうあがいても数十年は出所できない者と、数年で出所する者とでは、心構えがまったく違います。
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元刑務官として20年以上勤務してきた中で見てきた、日本の刑務所の現実を記録しています。
受刑者は本当に反省しているのか。外国人受刑者の実態、刑務官への暴力、制圧、護身術、変わり続ける刑務所制度――ニュースでは語られない「塀の中」を、現場経験をもとに書いています。
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