パート26 〜私の出産第二弾!〜

第二子出産日が近づいてきたある日。
私はある日のことを1人考えていた。

第一子の時、望んでいた普通分娩が
緊急帝王切開になったために
私は普通分娩を諦めざるを得なかった。


今回の出産では普通分娩をしたいと思って
主人に事前に相談していたのだ。

その日のことを今思い出して考えている。


なぜなら主人に普通分娩をしたいと相談した際、
私の意見を聞くまでもなく真っ先に反対されたのだ。


理由はただひとつ。
母体に危険が及ぶから。


その時はわかったと返事をしたが
なんだかもやもやしてしまった。


産むのは私なのにその選択すら出来ないのか。


いや、でも分かる。主人の言いたいことも。

でも私が決めたいと。


私は行動に出る。


出産まであと数カ月のタイミングで
主治医に相談したのだ。
しかも主人に相談もせずに。


「先生、急なんですが
私普通分娩で産みたいです。」


先生の返事を待った。


「申し訳ないけどここでは難しいな。
大学病院や大きな病院でないと
帝王切開からの普通分娩は出来ないよ。
それにね、母体への負担も大きくなるし、
もし、万が一だよ?
出産途中に子宮が破裂なんてしてごらん?
お母さんだけでなく赤ちゃんまでも
命が危なくなるんだよ??
わざわざ危険を選択したいと思う
その理由は何かあるのかい??」


そう言われた。


確かにわざわざ母体を危険にさらしてまで
産みたい理由か。


「女性としての産みの痛みを味わいたいです。」


恥ずかしかったが、私の理由はこれだった。


すると先生は続けた。

「そうかそうか。
女性としての痛みね。
でももうしっかり味わっているじゃないか。
お母さんが頑張って産んだから今、
上の子がこの世界にいるんでしょう?
出産はね、普通分娩だけじゃないんだよ?
出産には一人ひとり大事な
思い出やエピソードがあってね。
こだわりもあるだろう。
ただ、その先を見てごらん
もし君になにかあったらご主人や子供達はどうだろう?
そしてあなたの未来はどうなる?
頑張って産んだのにその成長を見届けることもできないままになることだってある。
簡単に辞めなさい、とは言わないし言えない。
ただ、私からはよし、頑張りなさいとも言えない。
あなたの身体のことはあなたが一番よくわかっているだろう。もう一度ゆっくり考えてみて、それでも産んでみたいと言うならもう時間がないから早く決断をして欲しい。」


そう言われて私は先生の部屋を後にしたんだった。


NEXTエピソード
〜私が決めた決断〜


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