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ウヒョウヒョ🎶が ダダ漏れだから 落ち着いて。

一昨日 大きめの駐車場があるスーパーに行った。
ここは週末になると まとめ買いの家族でごった返すので いつもは平日に利用しているのだが 翌日の朝食が欲しくて 入店。
案の定 子供が2人くらい入れるカート🛒を ガンガン押しながら お買い物中の人ばかりである。
レジも結構並んでいる。

『やっぱり 来たのは失敗だったか〜。パンとヨーグルトとハムだけ買って さっさとお店を出るとするか。』と 急ぐかものはしの目の前に キャッキャ キャッキャ🎶と 大学生か 社会人になりたてくらいの若人わこうどが2人×2人でやってきた。

女性は2人とも 裾を引きずりそうなマキシ丈ワンピース。男性はハーフパンツにTシャツ+派手な半袖柄シャツを羽織った 見るからに ラフないでたち。リゾートではどうか分からないが 都会のレストラン には 入れなさそう。足元はビーサンだし…。


男性A 「マジでなに買ってくの?ってか 肉食いてぇ〜〜」
男性B「肉だけかよ。野菜も買おうぜ トウモロコシとかさぁ。」


男性A「野菜なんて要らねぇって。トウモロコシは 焼けたの売ってんじゃん。それでいいよ。それ買おうぜ。おっ!オレ 焼きそば作りテェ〜!なぁなぁ!焼きそば!焼きそばっ!薪もココに売ってっかなぁ!」


……元気だな 。
どうやらコレから どこかでBBQをするらしい。
この会話だけを聞いても 既に楽しそうだ。
いや 特に男性Aの『ウヒョウヒョ🎶感』が ダダ漏れなのだ。

赤シャツの男性Aは 料理経験は無さそう。
青シャツの男性Bも 料理経験は浅そうだけれど 思慮深くはありそうだ。
女性2人も 料理に自信がないのか スマホと睨めっこで 食材を検討中のようだ。

大丈夫かい?このグループは。
そして リーダー的纏め役もいない この危うい感じ。
女性の1人が
「このお肉は なんか違うみたいだヨォ〜」
とか言っている。

ホンマに 大丈夫かいな。

今 男性Aが手に取った 一見豪快に見える牛肉の塊は スネ肉だよ。煮込み料理には向いているけれど きっとキミたちが望んでいる 焼いてすぐ食べるためには 筋もあるし硬すぎると かものはしは 思うけれどねぇ。


男性A「やっぱ 肉は塊っしょ!ガァッ〜と焼くほうがよくね?切って分ければいいじゃん。塊の方がコッチより全然安いしさぁ!」

(*コッチというのは 焼肉用に薄く切られた モモ肉のこと)

おい 兄さんAよ。いくら安くても それはいかんよ。肉には料理によって適切な〝部位”というものがあって それに伴った〝値段”がついているのだよ。
安いからと言って なんにでも使える訳ではないのだよ。まぁ 食べられない訳ではないけれど 人間関係が このBBQで壊れてしまうかもしれなくらいの 破壊力はあるかもしれないね。顎もきっと疲れるぞぉー。


男性A 「あっそ〜だ!棒が刺さった 長ーいフランクフルト焼こうぜ!アレってどこだろ…。」

今はもう 後ろで聞いてる人達が振り返るほどの 声の大きさだ。興奮してきて 自分達の会話で必要な声の大きさが 分からなくなっている。宴もたけなわの 婦人会のティータイムと同じである。

男性Aの声はますます高くなり ビールを忘れるなだの 水は何リットル飲むんだ?とか言い始め その間には

男性A「アイス買ったら溶けちゃうかぁ〜!あぁ〜でも でっけぇ 抱えるくらいのアイス買いてぇ〜!」

と 買い物の幅が広くなってきているのだ。
そしてとうとうここにきて 仲間は気がついたらしい。

〝コイツ ウヒョウヒョ🎶しすぎじゃね?”と。

大きなカートを操っている男性Bを中心に 女性2人が寄り添うように 歩みを少し進めて

男性B「肉はさぁ このBBQセットと ちょっといいヒレの このパックにしようか。あとは 向こうでエビとか少し見てみようよ。で 女の子は野菜とかも食べたいでしょ? さっきさ カットフルーツあったし アレと ナスとトウモロコシとパプリカとかでどうかなぁ?」

おぉ⁈やるじゃないかキミ!
かものはしは 今日のBBQを キミに託すよ!
赤の他人だけど。

女性2人も 不安そうな顔から一変して ウンウンと頷いている。主要なものが決まれば 後の飲み物など どうと言うことはなかろう。頑張れ 若人よ!
そして いい加減 ハムの前から 移動してくれないかい?


かものはしは ただ 明日の朝食用のハムを 手に取りたかっただけなのだ。成り行きで 全ての会話を聞いてしまっているが 聴こうとして聴いているのではないのだよ。キミたちの 特に男性A君の声がさぁ…。

サッサとハムをカゴに入れ パンとヨーグルトもゲットしてレジへと移動してゆくかものはし。
その間も 姿こそ見えないが

男性Aの「デッカいフランクって どぉこよぉ!」
だの
「オレ さっき焼きそばって言ったじゃ〜ん!」
という中二病どころか 小学2年生くらいの声が 食品フロアに響いているのだった。


さぁ 夏休を迎えた若人達よ。
ウヒョ ウヒョ🎶することもあるだろう。
だが いいかい。結構他人は 冷静に見ているよ。
決して 自分達ばかりが 世界の中心にいる訳ではないのだよ。


店内でウヒョウヒョ🎶していいのは としに『ツ』がつくまでと しようじゃないか。

……イツ・ムッ・ナナ・ヤッ・ココノ

          おわり。




#なんのはなしですか