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【ライティング】生成AIの文章が単調に思える原因、とその解決策

広報支援の編集者として、年間200本以上の記事制作の手伝いをさせてもらっています。

今回は「接続詞」をテーマに最近思ったことを話します。

この記事はこんな方におすすめです

・なかなか伝わりやすい文章が書けないと悩んでいる
・どうしても「また」「次に」「そして」を使ってしまう」
・「たとえば」が何回も登場してしまう
・生成AIを活用しても思い通りの文章にならない

編集者が接続詞を嫌う理由

大前提として、文章において「接続詞は少なければ少ないほど良い」です。

報告書に次のような一節があったとしましょう。

本日の打ち合わせでは新商品の提案がありました。しかし、コスト面の問題が浮上しました。そこで、さらに議論を重ねた結果、仕様を一部見直すことで全員が合意しました。

短いセクションの中に接続詞が2ヶ所登場します。「そこで、さらに」など明らかにくどいです。

書き直すとしたらこんな感じでしょうか。

本日の打ち合わせで新商品の提案があり、コスト面の問題が浮上しました。議論を重ねた結果、仕様を一部見直すことで全員が合意に至りました。

接続詞が1つも出てきませんでした。
これだけだと好みが割れるかもしれませんが、編集者の立場から、なぜ接続詞が不要だと思うのか書いていきます。

①文章が読みにくくなる・リズムが悪くなる

これはよく言われることです。

基本的に音読しやすい文章は、黙読でも当然読まれやすいです。読みにくい文章は、それだけで敬遠され、伝えたいことが伝わらない、という結果を引き起こします。

ただ、これはやはり好みの割れるところであって、賛否両論かと思います。

②重要なポイントがわかりにくくなる

先程の例文をもう一度見てみましょう。

本日の打ち合わせでは新商品の提案がありました。しかし、コスト面の問題が浮上しました。そこで、さらに議論を重ねた結果、仕様を一部見直すことで全員が合意しました。

ここで注目したいのが、「しかし」です。

起承転結というテクニックがある通り、「しかし」「けれども」などの逆接の接続詞は文章にメリハリを与える効果があります。

実は逆接に限らず、様々な接続詞に同様な効果があります。

「また」「さらに」「加えて」→より重要な要素を追加する。
「要するに」「つまり」「言い換えれば」→要点をまとめ直す

例を挙げればキリがありませんが、上記のような接続詞は出てくるだけで、読者の注意を引きます。

しかし(←重要)、そういう役割の接続詞が乱発すると、どんどん効果が薄まってしまいます。

いわば、接続詞の「オオカミ少年化」ですね。

メリハリをつける役割のものが乱発することで読みにくくなると思えば、①の理由も納得行くのではないでしょうか。

③文章が幼稚になる

広報文脈で言うと、これが一番重要かつ致命的です。

幼稚な文章を書くような相手と付き合いたいとは思われませんからね。

接続詞によって文章が幼稚化する原因は2つあります。

ひとつは、ここまで書いたとおり、接続詞が多発することで、メリハリという役割を失うと、当然文章全体のメリハリも失われるということです。

読者にとっては、筆者がどこに重きを置いているのかがわかりにくくなる=論旨のわからない幼稚な文章とも言えます。

もう一つ、重要なことは、接続詞自体はなんのメッセージも持っていないということです。ある意味ノイズにすぎないのです。

書いてる側は、接続詞という緩衝材を文章に混ぜることで、ひとつひとつ文のつながりを担保しながら書き進めることができます。

その反面、読者からするとノイズ(緩衝材)の多い文章は、力弱くなってしまいます。

文例を見てみましょう。

野球はサッカーと比べて戦略性が高く、試合の流れを細かく楽しめる点が魅力です。例えば、投手と打者の駆け引きがあり、さらに守備の配置や走者の動きも重要です。しかし、サッカーでは試合の展開が速いため、細部をじっくり観察しにくいことがあります。そして、野球は個々の選手の活躍が目立ちやすく、しかも試合ごとに違ったドラマが生まれます。だからこそ、多くの観客を引きつけるのです。

野球はサッカーと比べて戦略性が高く、試合の流れを細かく楽しめる点が魅力です。投手と打者の駆け引きや守備の配置、走者の動きなど、多くの要素が絡み合います。一方、サッカーは展開が速いため、細部を観察しにくいことがあります。野球は個々の選手の活躍が目立ちやすく、試合ごとに違ったドラマが生まれる点も魅力です。

前者は異常に接続詞が多いですが、接続詞の多い文章は論理的な印象を損ねます(あくまで印象です)。

後者の文章は、接続詞が少なく、論旨が整理された印象を与えます。

論理的な印象の薄い文章は、やはり読者に幼稚な印象を与えてしまいます。広報として成功させるには、そのような印象を与える文章は避けるべきです。

以上の理由から、多くの読者に伝わるように文章を届ける上で、効果的に接続詞を使う意義はおわかりいただけたのではないでしょうか。


それでは、ここからは接続詞を乱発せずに文章を書くテクニックを3つお伝えします。

「そんなの生成AIに任せればよいのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、現状の生成AIは特に指示をしなければ「また」「さらに」を重ねる冗長な文章を書くケースが多いです。

生成AIの文章がどこか単調な印象を与えるのも、接続詞の用法の問題があると私は考えています。

少しでも自力で「伝わる魅力的な文章を書きたい」と思っている方はぜひ読んでみてください。

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