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💎 2月定例会報告「地金高騰時代を生き抜く、ジュエリービジネスのためのキャッシュの残し方」ゲスト講師:税理士/株式会社ビズワク代表 吉永美香様

2026年2月2日、ジュエリーコーディネーター資格者による勉強会「JCヌーボー」2月定例会を開催しました。今回は、税理士であり経営支援のプロでもある吉永美香さんをお招きし、「キャッシュを残す」という経営の本質についてじっくりお話を伺いました。



🧠 “税金”ではなく“お金”そのものの話から始まった

吉永さんは自己紹介の中で、ご自身の原点にある実家の宝石店の話を披露しました。創業から40年以上、営業力に優れたお父様が切り盛りしていたお店は、現金商売のリスクや資金繰りの難しさを身近で経験した舞台でもありました。親族としてその浮き沈みを見てきた中で、「お金に無頓着であること」がいかに事業を揺るがすかを痛感したと言います。

この原体験が、吉永さんが税理士として皆に伝えたい「経営者が本当に向き合うべきテーマ」の基盤になっています。



💡 経営者が本当に知るべきは“未来”のこと

税理士という肩書から多くの人が「申告や節税の話」と連想する中、吉永さんは冒頭で強調しました。
「税金のテクニックより、事業を続けるための『未来』の数字の見方が重要だ」ということ。数字は正しく把握するために使うのではなく、未来の一手を考えるために使うべきだと説かれました。


🩸 なぜ“キャッシュ”は事業にとって血液なのか

吉永さんは、キャッシュの本質についてこう語りました。

キャッシュは“血液”のようなもので、なくなると事業は息ができなくなる。

この言葉は、どんなに素晴らしい商品やブランドストーリーがあっても、お金が回らなければ事業は立ち行かないという現実を端的に表しています。

そして、キャッシュを残す目的は単なる安全策ではなく、「次の挑戦や投資を可能にするため」であると参加者に伝えました。


📊 固定費の3ヶ月分が目安になる理由

吉永さんは、キャッシュを判断する重要な指標として次の問いを投げかけました。

今日の預金残高はいくらか?
毎月の固定費はいくらか?

そして、固定費の3ヶ月分をキャッシュとして手元に置くことを、一つの目安として紹介しました。
ここでいう固定費とは「売上がゼロでも発生する費用」のことで、家賃や人件費、水道光熱費、保険料などを指します。営業していなくても支払わなければならないお金を正確に把握することは、経営者にとって最も基本でありながら見落としやすい視点です。


📈 “本当の粗利”を理解することが経営の出発点

吉永さんは、事業における利益の確保について以下のように説明しました。

売上から引くべきコストは、単に材料費だけではない。
加工費や外注費、決済手数料などの“売上に連動する費用”もある。

これを差し引いた残りを「本当の粗利」とし、そこから固定費を支払った後に、初めて利益が出るという考え方を示しました。この理解がないと、販売価格や売上目標の設定はズレてしまいます。



🔄 キャッシュを残すための4つのステップ

講義後半では、具体的な“キャッシュを残す仕組み”として、4つの考え方が示されました。

  1. 利益の循環
    キャッシュ → 投資 → 売上 → 利益 → 再びキャッシュ
    という循環を回す仕組みをつくること。

  2. 健全な借入の活用
    借入は“悪”ではなく、事業のスケールや危機時の時間を買う手段として有効。

  3. M&A等の発展的手法
    他社の技術・顧客基盤を買うことも一つの投資。

  4. 出口戦略の意識
    経営者としての退路や譲渡・継承のための純資産の準備。

(※講義ではそれぞれの意味と捉え方も詳しく解説されました)


🗣️ 参加者の声:日常の経営に直結する学び

定例会の後半では、参加者から多くの感想や質問が寄せられました。
「固定費・変動費の区別が初めて腹落ちした」「借入の考え方が経営の幅を広げてくれる」「数字を見ることへの苦手意識が薄れた」など、普段の業務に直結する実践的な視点が共有されました。


✨ 今回の学びをこれからに活かす

今回の定例会は、数字や税金の話に留まらず、事業の本質に向き合う学びの場となりました。参加者一人ひとりが「自分の事業にとって必要なキャッシュとは何か」を考える機会となり、これからの挑戦に向けた大きなヒントを得た時間になったと感じています。


【次回予告】

JCヌーボーは、ジュエリーコーディネーター資格者による自主的な勉強会です。体験参加のお申し込みはこちらから↓


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