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「いつもと違う」を受け入れられるようになると、旅は始まる

旅に出ると、
予定どおりにいかないことが増える。

電車が遅れるとか、
行こうと思っていた店が閉まっているとか、天気が微妙に違うとか。

前はそういうズレがあると、
「失敗したな」とか
「思ってたのと違うな」と感じていた。

でも、旅を重ねるうちに、
その感覚が少しずつ変わってきた。

「あ、今ちょっと違うことが起きてるな」
そう気づくだけで、
なぜか気持ちがラクになる瞬間がある。

旅先では、
全部をコントロールしようとしなくていい。
むしろ、
予定から外れた時間のほうが、
あとからよく思い出したりする。

道に迷って見つけた景色とか、なんとなく入った店の居心地とか。

何となく入って居心地が良かった福島市のお店

それに気づくようになってから、
「心に余裕を持とう」と無理に思わなくなった。

余裕って、
作ろうとして作るものじゃなくて、
「いつもと違う」をそのまま受け入れた結果、
あとから残るものなんだと思う。

最近は、
旅じゃなくても同じ感覚を日常の中で探している。

いつもと違う道を歩くとか、
少し時間をずらして動いてみるとか。
それだけで、
一日がほんの少し旅っぽくなる。

たぶん旅は、
どこか遠くへ行くことじゃなくて、
いつもと同じ判断をしないことから始まる。

「まあ、これもいいか」
そう思えた瞬間に、
もう旅は始まっている気がする。


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