ラジオNIKKEI賞2026振り返り
完敗だよ田辺
結果
1着 13番 サノノグレーター(7枠・56kg・田辺裕信)
2着 8番 ディールメーカー(4枠・56kg・高杉吏麒)
3着 5番 リッツパーティー(3枠・54kg・横山武史)
4着 15番 バドリナート(8枠・57kg・津村明秀)
5着 10番 ガリレア(5枠・54kg・石橋脩)
結果を受けて、正直に話す
◎コルテオソレイユは着外。本命は外れた。
○リッツパーティーが3着に来て、△ディールメーカーが2着に来た。3連複のフォーメーションに5・8・13は全て含まれており、組み合わせとしては取れていた可能性がある。
ただし軸に据えた6番が来ていない以上、フォーメーションの形次第では取りこぼしている。
まず結果を正面から受け止める。
レース内容を振り返る
ラップタイムは 34.5-24.5-23.1-23.1。前半やや速く入ったが2ブロック目で緩み、後半は34秒台の一貫した持続力勝負。開幕週の超高速馬場が重なりコースレコードが出る決着になった。「前・内やや有利」の馬場状態と、中弛みからの末脚比べという、このコースの典型的なパターン。
サノノグレーターの動き
ゲートわずかに遅れ中団後方からのスタート。7頭目の位置で1〜2コーナーを内から3頭分のポジションで追走。向正面で馬群が縮まったところで徐々に位置を上げ、3〜4コーナーで中団に上がると直線で大外に持ち出し、内から外へ持ち出しながら上がり3F34秒0の末脚で差し切った。
田辺裕信騎手のコメント:「ゲート次第というところはありましたけど、割とペースの感じでいいところを取れたと思います。レコードのことは頭にはなかったですけど、昨日から速い時計が出る馬場でもあったので、速い決着になるだろうと思っていて、それに対応できるかどうかは心配な面もありましたけど、終わってみれば心配はなかったです」
尾形師コメント:「折り合いがスムーズで必ず弾けると思って見ていました。ソエも解消したし、状態がとても良かったです。田辺騎手は復帰週に勝ててよかったです。今後は距離延長していきたいですが、この馬の父グレーターロンドンの主戦が田辺騎手でしたから、いろいろ相談して決めたいと思います」
ディールメーカーの動き
4枠8番から好位の1〜2番手で先行。レースを通じてずっと前でリズムよく運び、直線でも粘り込んで2着を確保。「差し一手のサノノグレーターが後ろから差したのに対し、1〜2番手を常時走っていた2頭が1〜2着を形成した」という複雑な展開だった。高杉吏麒が先行馬を前で完璧に御した。
予想と照らし合わせると
◎コルテオソレイユは着外。
今回のレースを見て率直に言う——サノノグレーターが来たこと自体は異常ではなかった。むしろ「7枠外枠・後方差し・開幕週の前残り馬場」という三重苦をこなして1着に来たという事実は、単純に「田辺裕信の技術」と「馬の地力」が条件の不利を上回ったということだ。
記事にはこう書いた。
「シナリオCで最大限に台頭。田辺裕信騎乗という一点で穴馬として担保できる存在」
展開シナリオCとして名指しし、「田辺裕信×福島の単勝回収率217%」というデータも記事に書いていた。それを知りながら、☆評価=ヒモ最小額止まりにした。
書いたことを馬券に反映させていなかった。
これが今回最大の反省点だ。
レースが教えてくれたこと
「外枠の差し馬は届かない」というデータは絶対ではない
過去10年のデータで7〜8枠の差し馬が苦戦しているのは事実だ。ただ今回のサノノグレーターは「外枠から外を回した」わけではなく、田辺裕信が向正面で内に潜り込み、3〜4コーナーで外に持ち出すという緻密な立ち回りをした。「外枠の差し馬」ではなく「外枠から内を取りに行った馬」だったと読むべきだった。
「前残り馬場」でも末脚が届いた理由
ラップの2ブロック目(24.5秒)で緩んだ中弛みが発生していた。前が楽に行き過ぎたことで後半の持続力勝負になり、後方待機組にも脚が残った。デビルマソが「シナリオA前残り確率45%」と読んだが、実際はシナリオBに近い中弛みからの持続力勝負になっていた。
ディールメーカーの2着は正直予想外
△評価で馬番8番をヒモに入れていたのは正解だったが、高杉吏麒が先行して2着に粘ったという事実は「若手騎手の積極的な先行策が功を奏した」という意味で予想の難しさを改めて感じる。
予想原則の振り返り
⑥差し一発型の展開シナリオを展開想定に加える → 書いた。シナリオCとして名指しした。しかし馬券に反映させなかった。矛盾。
「書いたことは正しかったが、馬券への反映が中途半端だった」という悔しい結果に尽きる。
次への教訓
展開シナリオで名前を挙げた馬は買い目にも比重を置く
シナリオCの台頭馬として田辺裕信×サノノグレーターを挙げながら、☆少額ヒモ止まりにした。次回から「シナリオで名指した馬」は最低でも△扱い、買い目の点数に必ず組み込む。
騎手データは馬場・枠データより優先することがある
「7枠外枠」のデータより「田辺裕信×福島の単勝回収率217%」というデータの方が今回は勝ったということだ。騎手固有の得意コースに関するデータは、コース一般論のデータを上回る場面がある。この優先順位の判断を次回以降に活かす。
まとめ
今回のラジオNIKKEI賞は「書いたことは正しかったが、馬券への反映が中途半端だった」という悔しい結果になった。
サノノグレーターはグレーターロンドン産駒で、父の主戦も田辺裕信だった。馬と騎手の縁がそのまま結果になったレースでもあった。
完全に田辺裕信に軍配が上がった一戦で私としては「田辺裕信×福島」の組み合わせに対してもっとリスペクトを払うべきだったと素直に認める。
3連複5-8-13は8,250円。フォーメーションの中にはいたが、軸が違ったために取りこぼした。これが予想おじさんとしての課題。
そして函館記念は個人的に狙っていた◎ファウストラーゼンがしっかりきたので気持ちとしてはトントン。
次の重賞でまた会いましょう。
