バリウム検査
こんにちは😆
みなさんは、バリウム検査を受けたことがありますか?
受けたことがある方ならわかりますよね。あの白くてドロドロした、なんとも言えない飲み物です(笑)。
さらに発泡剤を飲んで、ゲップを我慢しなければならないという苦行付き。
「そんな無茶なこと言わないでよ!」
と思われるかもしれませんが、実はこの検査には欠かせないものなんです。
・胃を膨らませるための粉=発泡剤
・胃の中を写すための造影剤=バリウム
この二つがそろって初めて、胃の状態をしっかり観察できます。
逆に言うと、この二つがなければ私たちは何もできません。
私たちは魔法使いではありませんからね!!(笑)
私は胃の検査をするとき、いつも「砂絵」を思い出します。
子どもの頃にやったことはありませんか?
台紙の粘着部分に砂をかけると、少しずつ絵が浮かび上がってくるあれです。
砂が少なすぎてもダメ。
均等についていなくてもダメ。
しっかり砂をかけて初めて、きれいな絵が見えてきます。
胃の検査もよく似ています。
食べ物や水が入っていない胃に、バリウムという造影剤をまんべんなく付着させることで、胃の粘膜の細かな凹凸が浮かび上がります。
私たちは、その浮かび上がった粘膜面を観察して異常がないか確認しているのです。
だから、
・しっかり絶飲食を守ること
・規定量の発泡剤を飲むこと
・必要な量のバリウムを飲むこと
どれが欠けても良い検査にはなりません。
まさに受診者さんと技師の共同作業です。
しかも胃は丸い。
丸いものを一方向から見ただけでは全体は分かりません。
そのため体の向きを変えながら、さまざまな角度から何枚も撮影していきます。
私たちも最初に習ったときは驚きました。
右手で装置を操作し、
左手で寝台を立てたり起こしたり
足元のスイッチで透視を出し、
マイクで指示を出しながら、
決められた写真を撮影する。
「なんだこれは……」
と思いました(笑)。
さらに受診者さんと協力しながら、できるだけ短時間で検査を終えなければなりません。
受ける側だけが大変な検査だと思われがちですが、実は行う側もかなり神経を使う検査なのです。
それでも私は、
「少しでも早く異常を見つけたい」
という気持ちで検査をしています。
もし自分の家族だったら。
もし大切な人だったら。
そう考えると、できる限り良い写真を残したいと思うのです。
そして来年も安心して検査を受けに来てもらいたい。
そんな気持ちで毎日検査をしています。
もちろん受診者さんにとっては、苦しくない方が良いに決まっています。
私もできることなら楽にしてあげたいです。
でも、精度を保つためには、どうしても必要な負担があります。
実際、以前一緒に働いていたベテラン技師の方がこんなことを言っていました。
「こんな検査で、がんなんて見つからないよ。」
私は悔しくて仕方ありませんでした。
なぜなら私は、この検査で実際に多くの異常や早期がんを見つけてきたからです。
だから今でも思います。
検査は楽であることだけが正解ではない。
少し大変でも、その先に早期発見という大きな価値がある。
私はそう信じて、今日もバリウム検査をしています。
みなさんも甘い検査にはご注意を⭐︎
