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【毎週ショートショートnote】 #キャトルイルミネーション


「キャトルミューティレーションとアブダクションって別物なんだな、思いきり混同してた」

キャトルミューティレーションは謎の“家畜切裂き事件”、アブダクションは“誘拐”。

「過程と結果ってとこですかね」

原因の推測も、宇宙人の仕業説や政府の陰謀論、野生動物の獣害から牧場経営者による保険金詐欺疑惑など様々だ。

「ちなみにキャトルは英語なら家畜化された牛の意味で、フランス語だと数字の4です。パウンドケーキとかキャトルカールって呼んでました」
「成る程。同音異義語ってやつかな」

黒服の男メン・イン・ブラックならぬ農協の制服を着た職員二人は、通報のあった黄昏時の牧草地で途方に暮れていた。
彼等の目前には、きらきら輝くイルミネーション……を、施され、迷惑そうにいなないている牛の群れ。

「いったいどこの誰がこんな事を」

通報した酪農家一家には心当たりはなく、目撃情報もない。おまけに使用されたのは全国チェーン店の量産品。
迷宮入りとなった。


こちら参加させて頂きました。本文410字。

パウンドケーキはバター・砂糖・卵・小麦粉を同量ずつ使うので「4分の1が4つ」という意味でキャトルカール(又はカトルカール)というそうな。
ついでに黒服の男は元々はアメリカの都市伝説。
とあるラノベの作者さんが「某映画のパクリと言われてびっくりした」的なこと書いていたはず。


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