『3億円事件』をNLPで読み解きます~ 後編
3億円事件をNLPで読み解く 後編
なぜ犯人は相手の行動を先回りできたのか
前編では、人は「本物らしさ」に安心し、
無意識に信頼してしまう心理について
お話ししました。
では、なぜ3億円事件の犯人は、現金輸送車の
行員たちの行動をここまで正確に予測できたの
でしょうか。
NLPでは、「人は自分の視点だけではなく、
相手の立場から物事を見ることで、行動を
予測しやすくなる」と考えます。
これは「知覚ポジション」という考え方にも
通じます。
例えば営業なら、「自分が何を売りたいか」
ではなく、
「お客様は何を不安に思っているか」を
考える人ほど成果が上がります。
子育てでも、親の都合だけではなく、
子どもの気持ちを考えられる人ほど
信頼関係が深まります。
相手の視点を持つことは、人間関係の
基本なのです。
3億円事件では、犯人は
「もし自分が銀行員だったらどう行動するか」
を徹底的に考えたのかもしれません。
突然、警察官から危険を告げられたら。
爆弾があると言われたら。
自分なら車を降りるだろうか。
どんな言葉なら信じるだろうか。
そのように相手の立場を何度も想像し、
行動を組み立てた可能性があります。
もちろん、その能力が犯罪に使われた
ことは決して許されません。
しかし、「相手の心理を深く考える」
という能力そのものは、仕事や人生では
大きな武器になります。
NLPには「アウトカム」という考え方が
あります。
これは、「望む結果から逆算して行動する」
という発想です。
ゴールを決める。
必要な準備を考える。
想定外も考えておく。
この流れは、資格試験にも似ています。
試験当日に合格するという結果を決めたら、
何を勉強し、どれだけ過去問を解き、
どこを重点的に復習するかを逆算します。
人生でも同じです。
目標が明確な人ほど、日々の行動も
具体的になります。
一方で、何となく過ごしていると、
毎日は流されやすくなります。
3億円事件は、人間の心理を巧みに
利用した事件でした。
だからこそ私たちは、その心理を悪用
するのではなく、人を安心させたり、
信頼を築いたりするために使うべきです。
相手の立場を考える。
相手が安心できる言葉を選ぶ。
相手が理解しやすい説明をする。
それらは営業でも、接客でも、家族との
会話でも役立つ力です。
心理は、人をだますためではなく、人を
支えるために使うもの。
その使い方こそが、人として最も大切
なのではないでしょうか。
まとめ
相手の気持ちを想像する力は、大きな
武器になります。
しかし、その力は人を利用するためでは
なく、信頼を築くために使うべきものです。
相手の立場を理解し、より良い人間関係を
つくることこそ、NLPが本来目指している
考え方なのです。
(#^.^#)
💖ここまでです。
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