おっさんず片想いの作法|色にまつわる片想い|片想い文芸部
(1,844文字)
●なによりもまず、仕事関係の人に異性として色目で見られること自体がド災難、万が一にもそれに気づかれてしまったら
「マジ最悪にキモいんですけど…!」
と思われる可能性がある、つかむしろそっちのが高いまである。
想い手が独身状態でさえそうだろうところ、既婚者なら尚更「ありえない」方向で受け取られやすいこと。
それを基本的な認識として持ち、忘れない、手放さないこと。
●「話しやすくて性格も(やりとりの限り)良い。ルックスも好み」
そんな人には、普通に他の色々な男性たちも「おっ…❤︎」って見ていること、そして激戦を制した彼氏が普通にいちゃって、そのポジションを離れないこと。
これも、大前提として持つべきこと。
●その彼氏、バチクソcoolし職場じゃシゴデキ認定でコミュ力だってカンスト値、しかもプライベートじゃ趣味に才能フル稼働、なのに色恋で浮名流しまくるなんてなのと無縁、恋人ファースト甘々でもうさあれ「完全体彼氏」、そーであるに違いないッ!て想定すること。
ようは、まずもって「メロウアキラ」ってこと。(※1)
(いつみてもこのLick-G、上記よな…)
※1 この歌のメッセージとして、ぼくは文字通りの「俺は超デキちゃうのにお前ら全員ダメだから諦めろ」⸻いかにもHipHop界隈な⸻と同時に、
「俺のこれ聴いて諦めちゃうようなお前らならはなから話にならんな」的メッセージ、「かかってこいな、超えてこいオラ」的建設的煽りを感じ、ひとり胸熱です。
●……それでも「メロウアキラ」できないなら。
心が色づいてしまっていることは、なんとしても隠すこと。
職場でも趣味の場でも、「ごく普通のやりとり」に終始すること。
女性の平穏を乱さないこと。
「げえっ…!」と思われないことだけ、考えること。

(ソニー・デジタル・エンタテインメント)
より「げえっ」を引用
●秘めたる状態。これを常にキープすること。
それは、仰向けに寝て、上半身だけ半分まで起こし、その姿勢をキープする筋トレ運動によく似ている。
いずれ心身の一部が「ぷるぷる」してきてキッツイことになる。
堪えきれずやめたくなる。
色づいたまましんどいか、だんだんと諦める中で無色に向かうか。
「あきらめるもつらたん、あきらめぬもつらたん。何にせよ覚悟は要る」、という、まさにそのことをしっかり、覚悟として持つこと。
●まずは仕事であれ趣味であれ、普段の時間の中で、話しやすい関係性を構築すること、そういう間柄になれるよう心がけること。
その上で、例えば何らかの課題解決の方向性、そのスタンスや色味が同じだとか似ているだとかがあるものか、感じ取っていくこと。
仕事や趣味にも、必ず人間性が出るものだ。
(no+eの書きぶりにその人の個性や人となりがにじんでくるのと、まあ同じことですよね。)
その相性を、心を偽らず、ルックスの魅力に惑わされず、測ってみること。
「結構違っている…」とか、「一つの違いに決定的な違和感を感じる…」のであれば、自身の奥の「メロウアキラ」を(再)着火させる種火に使うこと。
●以前より距離が近づいた、と思えることがあったとしても、基本的に心は透明を保つこと。
色欲を、「関係を一瞬で崩壊させうる、やばい敵だ」と憎むこと。
本読んだり映画観まくったりno+e始めるなりしてw、とにかく気を逸らしにいく努力をたゆまずやっていくこと。
●たとえ近づいたとて。
「近づけたのか?」と勘違いできたとて。
どこへも行けない、どうにもなれないのだと、悟っていること。
頬がホクホクし色づいても、直後にはただぽつりと、
「色即是空(※2)」
と唱えること。
※2 「色即是空」(しきそくぜくう)は、仏教、特に『般若心経』に説かれる中心的な教えの一つです。この世に存在するすべてのものは、固定された実体を持たず、常に変化しているという真理を示しています。
ここまで読んだあなたは、こう言いたくなるだろう。
「…あの、マジで意味わかんないんですけど。
あたおかですか?
こんなの、やってどこが面白いわけ?」
正しい。実に正しいよ。
ぼくもそう思うよ。
ひとごとならね。
どれだけでも時間を重ねたはずなのにな、ぼくは、ずっとばか。
ずっと自家中毒。ぼくの色にイカれてる。
(ナルさんへ)
当初は小説を構想してましたが、こっちを出したくなりました。
企画に名を借りた吐露summon (notとろサーモン)タイムになっちまったかも…f^_^;)
小説も、書けたら書きます(「行けたら行きます」的な)。
4月に書いた関連記事(かも)。
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